●プレイした日:2004/6/13
評議会に反旗を翻した白銀の歌姫。
暗蒼の歌姫を暗殺し、お膝元のヴァッサマインに移った白銀をとらえる為に評議会は武力行使をいとわなかった。
PC達も評議会に招集され、ヴァッサマイン侵攻に協力するよう要請される。
そんな中、白銀の歌姫は評議会が隠匿していた衝撃の事実を全世界に発表する。
寄声蟲の正体が機奏英雄のなれの果てである―と。
アーカイア世界は震撼し、人々は様々な思惑にとらわれ悩む。
時代は、混迷の色を深めていく。
PC達も今後の動向に関して思い悩んでいた。
寄声蟲と戦わされる為に召喚されたこの世界で
今度は内ゲバ的な政治闘争らしきものに巻き込まれるのは望むところではない。
評議会は白銀の歌姫の発言に対して何も語らず、不透明で秘密的な色を新たにした。
色々と話し合った結果、PC達はまずは白銀の歌姫に会って
彼女の真意―なぜ評議会に対して叛乱をおこしたのか―を問うことにする。
評議会の意向に従順に沿うことも、明確な意志もなく白銀の叛乱に荷担することもしたくはない。
しかし、勝手にヴァッサマインに向けて出発することもできない。
そんなおり、評議会からの特別な依頼が上がった。
1週間後にヴァッサマイン侵攻作戦を決行する。
しかし、その進軍にあたってひとつ問題がある。
ヴァッサマインへぬける山岳地帯の渓谷に防衛用の砲台が設置してあるのだ。
陸路においては天然の防壁をもつヴァッサマインへの侵攻する為には
ぜひともこの渓谷をぬけていきたい。
そこでレイヴン機奏英雄に依頼だ。
渓谷に設置してある4つの砲台を全て破壊して欲しい。
問題の渓谷は山地であり不整地対応していない機体では移動が困難だ。
また、悪魔の吐息と呼ばれる突風が吹くことがあり飛行機体は注意が必要になる。
難しい依頼だが、優秀な機奏英雄ならば成功できると信じている。
以上、よろしくお願いする。
報酬:200万G/機奏英雄ペアあたり
作戦領域:ヴァッサマイン国境山岳地帯の渓谷
作戦目標:渓谷に設置されている4つの砲台を破壊
敵勢力:不明
PC達はこの依頼に目をつけ任務を引き受けることにする。
はれて堂々と部隊の奏甲を移動させることができるのだ。
一行は中立を宣言したファゴッツに拠点を移し、工房に奏甲をあずける。
そうして一行は評議会に協力するふりをしつつ
白銀の歌姫とコンタクトをとるべく作戦を開始する。
目的の渓谷にやって来たPC達を迎えたのは
フォイアロート×2とフォイアロート・シュヴァルベ×2の防衛部隊だった。
白銀側についた機奏英雄達である。
交戦し無傷とまでは行かないものの、機体破壊を出すことなく
敵部隊を全滅させることに成功する。
しかし、一行は砲台を全てを破壊すること無しに渓谷をぬけると
白銀の歌姫がいるヴァッサマイン首都フェアマインへと向かう。
#もっとも歩行機体では時間がかかりすぎる為
#飛行機体にのる英雄のみがフェアマインへと向かう。
#ちなみにその英雄の歌姫はヴァッサマイン出身だ。
どうにか白銀の歌姫との会見の機会を得られたPC達は
白銀の歌姫に叛乱の真意を聞き出そうとする。
…ぶっちゃけ、それよりも蟲化の事実がホントかどうか聞き出す。切実に。
白銀の歌姫は哀しそうに英雄の蟲化を肯定する。
評議会の隠匿された歴史にその事が記されていたのだという。
蟲化の事実を知りながらもそれを伏せ機奏英雄召喚を行った評議会。
その行動に不信感を覚えた白銀の歌姫はアーカイアの統治を
評議会に任せていてはいけないと考えいたった。
PC達は白銀の立場を理解するも、だからといって評議会との戦争に
積極的に参戦する気にもならなかった。
白銀の歌姫はそんなPC達に英雄を蟲化から救う手だての究明に協力するよう頼む。
アーカイアの歴史と秘密は黄金の歌姫がもっているが彼女はいまだ大召喚の後遺症で眠りについている。
ポザネオ島の最高評議会の奥にも秘密の蔵書が封印されているらしいが詳細は不明だ。
しかし、アーカイアには他にも知られざる古代の遺跡や伝承を受け継ぐ存在がいると言われている。
白銀の歌姫はPC達にそれらの調査を行い、新たな発見があれば教えて欲しいと言うのであった。
PC達はその事を請け負う。
こうして白銀の歌姫との会見を終え、一行はファゴッツへと戻ることにした。
「よりよいアーカイアの未来の為に、お互い頑張りましょう」
白銀の歌姫フォルミカはそう言ってPC達を見送る。
この会見より数日後、評議会軍はヴァッサマインに向けて侵攻を開始する。
しかし、渓谷の砲台は一部破壊されたものの、今だ機能はしている。
しばらくは渓谷を挟んで小競り合いが続くだろう。
当然、これはPC達の評議会からの信頼を大きく損なうものだった。
#評議会FP−100
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