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プレイした日:2003年01月19日
パーティレベル:1

名前クラス種族/性別備考
アウストローグエルフ/男  
ガレイドファイターハーフオーク/男 
ジェッダウィザードヒューマン/女 
スクリルドルイドヒューマン/男 
フィオリーナソーサラーヒューマン/女  
ミゼルファイター/クレリックヒューマン/女 
フリーポートにある酒場、“エンキドゥの店”に集まり管を巻くPC達。 そこへ店の主人、グンリザが声をかけてくる。 何でもパン屋のお姉さん、マリエラさんが何か悩み事を抱えているらしい。 そこで彼女から話を聞いて、助けになってやってくれ、というものである。 パン屋のマリー姉さんは近所の野郎共の人気者で、このオヤジもそのご多分にもれないらしい。 パーティで120gpという報酬を提示され、特に他に依頼もないので、引き受けることにする一行。 さっそく、マリエラと顔見知りのスクリルとジェッダがパン屋に出向く。 行ってみると、店の入り口には休業の旨をしらせる張り紙がしてある。 そこで二人は裏口に回ってみる。 そのとき店の煙突から煙が出ていることに気がついた。 ノックをすると、中からマリエラが出てきた。 早速、話を聞いてみる二人。 そうすると、何でも竈にモンスターが棲みついてパンが焼けずに困っているのだという。 追い払おうとしたが、逆に襲われて怪我をしてしまったらしい。 みれば、彼女の腕には包帯が巻いてある。 スクリルとジェッダはモンスターの姿を確認する為に、マリエラに頼んで竈を見せてもう。 部屋の入り口の扉から、竈の方を見てみると何やら煙がもうもうとしている。 モンスターはその中に隠れてしまっている様だ。 外に出てきて暴れる様子もないので、翌日パーティ全員でこれを退治することにする。 二人は酒場に戻ると仲間と酒場のマスターに状況を告げ、モンスター退治の準備をする。 竈ごとぶち壊すとか、不穏なことを口走るガレイドに、グンリザは暴れすぎてパン屋の備品を壊すなと念をいれる。 そんな心配をよそに、一行は翌日全員揃ってパン屋へと向かう。 隊列を整え、一行は竈のある部屋へと突入する。 すると、竈からAsh Rat達が出てきて襲いかかってきた。 Ash Ratは炎を飛ばして攻撃してくる。 また、煙を纏っていて攻撃に20%ミスチャンスが発生する厄介な相手だ。 しかし、ジェッダのColor Sprayが決まりAsh Rat達を一網打尽にする。 こうして、気絶している間に全部やっつける事に成功した。 他にも何か潜んでいないか、アウストが竈の中を捜索する。 すると、中からなにやら奇妙なメダリオンを発見する。 Detect MagicするとConjuration Schoolの魔法の品らしい。 マリエラに聞いてみると、もちろん彼女の物では無いという。 一体何故、こんな物が竈の中に?と悩む一行。 と、マリエラが以前、この家に住んでいた人物のことを思い出す。 今でこそ彼女のパン屋となっているこの家だが、以前は別の人物が利用していた。 その人物はハッケルバンという名の魔術師で、今はトナリーの村に住んでいる。 マリエラはもしかしたらその人が何かを知っているかも知れないと言う。 PC達は一端酒場にもどり、グンリザに報告する。 またジェッダは魔法魔術組合に行きメダリオンを詳しく調べることに。 調査した結果、このメダリオンは 竈の様な火を使う物の中に置いておくと、Ash Ratをどんどん召喚するアイテムであると判明した。 Evilな属性はもっていないものの、邪悪っぽい匂いのするしなものである。 PC達はグンリザの頼みもあって、トナリー村のハッケルバンを尋ねることにする。 メダリオンも金属の入れ物にしまって持っていくことに。 トナリー村までは片道三日。 一行は報酬として60gpと一週間分の食料をもらって出発する。 道中何事もなく無事に村に到着。 酒場でハッケルバンについて聞くと、村の外れの森の近くに独りで住んでいる事が聞ける。 また、彼は魔術師と言うよりも陶芸家として村の人には知れている様だ。 一行は翌日、ハッケルバンを尋ねることにする。 翌朝、村はずれの森に行くと、それらしい小屋があった。 小屋には煙突があり、そこから煙が出ている。 扉をノックすると暫くして中から快活そうな老人の声が聞こえてきた。 PC達が用事があって尋ねてきた旨を告げると、家の中から初老の男が姿を現した。 彼がハッケルバンの様である。 さっそく一行はマリエラの店であった事件について話し、メダリオンを見せる。 ハッケルバンは確かに以前あの家に住んでいたが、そんなメダリオンは知らないと言う。 しかし、話を聞いて彼は少し考えるともしかしたらウラミー・サカの仕業かも知れない、と言う。 ウラミーはハッケルバンと中の悪かった昔の知り合いで、嘗ては恋のライバルでもありました。 恋の勝負はハッケルバンが勝利し今は亡くなったハッケルバンの奥さんと彼は結婚しましたが ウラミーはそんな彼等に呪いの言葉を投げ勝て何処かへと姿をくらませました。 それから暫くして、ウラミーは邪悪な魔術を身につけてハッケルバンの前に戻ってきました。 ウラミーはハッケルバンを襲いましたが、逆にハッケルバンに返り討ちにされ、再び何処かへ去っていきます。 それからというもの、ウラミーは何度もハッケルバンを襲いましたが、 そのたびにハッケルバンは撃退してきました。 当然、ウラミーはフリーポートで犯罪者として賞金をかけられ手配されることになり その為かウラミーはここ数年はその行方はようとして知れなくなりました。 それからしばらくして、奥さんに先立たれたハッケルバンは2年前フリーポートを離れて 陶芸をするのに良い環境のこのトナリー村へと引っ越して来たのでした。 ハッケルバンは、もしかしたらウラミーがフリーポートへ戻ってきたのかも知れないと言う。 そして、自分が引っ越した事を知らずにいる可能性が高い、と言う。 だとするとマリエラの身が心配である。 ハッケルバンは家の中をひっくり返して、嘗ての冒険やらなんやらで入手したり作成したりした Mountのスクロールを取り出して馬達を召喚する。 PC達はその馬に乗って全速力でフリーポートへと戻る。 夕方、外門を閉じる鐘の音を聞きながら、ギリギリフリーポートへとなだれ込む一行。 その足でマリエラのパン屋さんへと向かう。 言ってみると、案の定(笑)家の中に人気が無い。 入ってみると、テーブルの上に置き手紙が “お前の娘は預かった、返して欲しければ街外れの遺跡まで来い ―ウラミー・サカ―” 予想通り勘違いしているウラミー。 とりあえず一行は手紙を持ってエンキドゥの酒場へ。 状況をグンリザに伝えると、彼はすぐさまマリエラを救出に行ってくれと頼んでくる。 ウラミーや街外れの遺跡の事について聞いてみると ウラミーは500gpの賞金首で遺跡は長い間近づく者もいない廃れた場所であるという。 また、そのせいで何か危険なモンスターが潜んでいる可能性もあるという。 遺跡の場所を聞いたPC達は早速そこへと向かうことにする。 街の外れの小高い丘の中腹に石造りの遺跡がひっそりと佇んでいる。 遺跡の入り口と思しき扉は半開きになっている。 また、入り口はそこの他には無いようであった。 天井が所々壊れているらしく、内部には僅かな明かりが差し込んでいるようだった。 一行が近くまで行くと中からコボルドと思われる声が共通語で 「よくきたな、お前の娘はこの奥にいるぞ!」 と叫んできた。 PC達は戦闘態勢を整えて遺跡に突入することにする。 コボルド達はPC達が遺跡に入ってくると、入り口近くの扉の奥へと後退していく。 そこは部屋になっていて、あらかじめバリケードが置いてあった。 コボルド達はその後ろ、部屋の奥の方まで移動するとライトクロスボウを構える。 ガレイド、スクリル、ミゼルがそれを追って行く。 と、遺跡の奥、通路の先から一人の男が姿を現す。 どうやら、ウラミーの様だ。 そしてPC達に向かって「よく来たな、ハッケルバン!」と言うと 遺跡の更に奥、床が抜けて崩れた通路のその奥から、更にもう一人姿を現す。 その姿もまた、ウラミーの姿であった。 実は最初に姿を現したウラミーはImpが変身したものなのだ。 本物のウラミーは姿を見せるとFlaming Sphereを使う。 その火の玉でスクリルが負傷し、遺跡の外まで撤退する。 ガレイド、ミゼルはコボルド達がいる部屋へと侵入する。 ガレイドは部屋の入り口で一人だけ残っていたコボルドと斬り合いを始める。 何故か出目がふるわずガレイドは苦戦する。 その間にミゼルは部屋の奥まで移動して弓を構えるコボルド達に近接戦をしかける。 殴るよりとっつかまえた方が速いと判断したミゼルは武器をおとしてグラップルをしかけると 次々に殴り倒していく。 一方で通路ではウラミーとImpを相手に戦うも アウスト、ジェッダ、フィオリーナのHP少ない組は敵の魔法が致命的になりかねず 視線の通る場所へは移動しにくい。 Impは遺跡の入り口の扉を開け放って外にいるPC達に攻撃をしかける。 しかし、反撃をうけHPが減ると、その正体を現して飛んで遺跡の奥へと逃げてしまう。 その間、ジェッダとフィオリーナは遺跡入り口脇に突入するために隠れていたが 逃げたImpの報告を聞いたウラミーが視界範囲ギリギリの内でFlaming Sphereを転がすと その火炎ダメージを受けてしまう。 どうにかコボルドを倒したガレイドが通路に戻り、奥のウラミーへと向かう。 アウストも通路に転がるFlaming Sphereを避けて移動して奥へと進と 遺跡内部の構造を確認してまわる。 ウラミーはFlaming Sphereをいくつも作り出して通路に配置しPC達の動きを牽制する。 しかし、ジェッダ、スクリル、フィオリーナも遺跡の中に突入し、 コボルド達を全員やっつけたミゼルも通路へと向かう。 一人先頭を行っていたガレイドは透明化したImpの攻撃を受ける。 STには成功し最初の毒を受けることは免れるが一分後には二度目のSTが必要だ。 ガレイドは+1ヘヴィ・メイスで反撃するとImpを昏倒させることに成功する。 やって来たフィオリーナがImpにとどめの一撃を加えて完全に息の根を止める。 残るはウラミー唯一人である。 遺跡の奥へと逃げるように移動するウラミーではあったが それを追いかけて、なんとか昏倒させるのであった。 一行は遺跡の地下の部屋で縛られていたマリエラを救出すると街へと戻る。 ウラミーを自警団に突き出して報奨金を得るのであった。 こうして、事件は無事解決した。 マリエラは再び美味しいパンを焼くことが出来るようになり 冒険者達はしばらくの間、美味いパンをたくさん食べられるのであった。

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