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プレイした日:2003年04月27日
参加したPC:???(名称未定、ホスピタラーの騎士)、フロン、リ・ンス
パーティレベル:8


広大な沼地ひろがる鬱蒼とした森の中から、謎の放電現象が確認された。
PC達はその原因の究明と解決を依頼され、沼地に広がる森林の奥へと探索に向かう。

森の入り口までは近隣の村から約3時間。
プレイ時間の関係とかで、とりあえず一行は森の入り口に到着する。
森の奥からは空に向かって雷光がのびたり、森の奥から外に向かって電撃が走ってきたりと危険な状態。
一行はEndure Elements等で対Electicity防御をして森の中へと侵入していくのであった。

森の中はあたり一面沼地になっていて移動が厳しい。
Wilderness LoreでDC15に成功すれば足場の良い場所を選んで進む事ができる。
さもなくば、Dexに−4、アタックロールに−2、移動速度半減のペナルティを被る。
が、だれもWilderness Loreで15がでないので気にせず直進。
そもそも、みんなして馬に乗っているのでペナルティーあんまり関係なし。

森が放電現象で危険なんだよ、という事を示すためにまずは軽くRefでSTをしてもらう。
おおっと、森の奥から雷光が!
DC13(ハーフ)の3d6ダメージでちょっぴり普通の荷馬がぴんちになったり。
ともあれ、一行は雷光の発生地点と思われる森の奥の方に向けて進んでいく。

暫く進むと、看板がひとつ立っていた。
騎士がリ・ンスに何と書いてあるのか訪ねる。
リ・ンスが看板の内容を読んでみると、
お約束のExplosive Runes発動!
ちゅどーん
馬死亡。

Mountで替わりの馬をよびだして、一行は先に進むことに。
ちなみに、看板には『この場所から出入り禁止』と書かれていた。

暫く進むと、沼地に12の武器が突き刺さっているのが見えてきた。
軍馬や荷馬たちは、何かを恐れて歩みを止めている。
PC達もあからさまに怪しいこの武器をいぶかしむ。
Detect Magicをしてみると、その内の半分が魔法の武器であると判明する。
しかし、近寄ってみる気にはとてもなれない。

そこで、Unseen Servantで武器の回収をすることに。
てくてくと、Unseen Servantが武器の所まで歩いていくが、何もおこらず。
いざ武器を取り上げてみると、武器の柄に何やら蔦の様なモノがからまっている。
その蔦はしっかりと武器をつかまえていてはなさない。
そこで、Unseen Servantにその蔦を斬るように命じるが…

それは、実行できない命令であった。
なぜなら、Unseen Servantアタックロールができないから。
突然わさわさと蠢き出す謎の蔦。
その蔦には12の武器がしっかりと握られている。
わかっていたことであるが、その正体はDarktentaclesだったのである。

そんなわけで戦闘に突入。
沼地をSwim Speedで移動しながらPC達に向かうDarktentacles。
一方、PC達も弓矢で応戦する。
Greater Magic WeaponとInspire Courageのおかげもあってかなりの勢いでHPを削られるDarktentacles。
フロンにHold Monsterを使うもSTに成功され、結局2ターンほどで撃破されるのであった。

とりあえず、DMは次に出す敵の数を2倍にする事にした。

さて、倒したDarktentaclesの持っていた武器を回収する。
その内6本は魔法の武器で、残りもなかなか上等そうな品である。
また、中でもレイピアが一際強力そうであった。
#具体的にはレイピアが+3、残りは+1とマスターワーク。

とりあえず、鑑定はできないので回収だけして先に進むことに。
リ・ンスはFlyを使って上空から先行偵察に出る。
すると、広大な森の中心近くに、直径300ft.程の開けた場所がみえた。

そこには沼地の上に木の板で出来た足場が組まれているようだった。
また、嘗て村か何かがあったのか崩れた家屋がいくつかみえる。
それらの中心に石のようなモノで出来た半径40ft.程の巨大な井戸があった。
#本当は半径30ft.でないといけないのですが、まぁ厚みが5ft.で外周が40ft.ってことで…。

さらにその巨大な井戸の周囲に均等に六本の石の柱が突き出ていた。
見ていると、それらの石の柱から雷光が迸り、無秩序に彼方へとむかって放たれていた。
どうやら、ここが事件の元凶のようであった。

崩れた家の影に何かの生物が潜んでいることにリ・ンスは気がついた。
それは長い首としっぽ、短い四つ足で短足の草食の恐竜見たいな生物であった。
Bardic KnowledgeでそれがCatoblepasであることは判ったが、どんな危険な能力があるかまでは判らなかった。
ちなみに、それが4体いた。

リ・ンスは騎士とフロン達の所へもどると一部始終を報告する。
とりあえずCatoblepasの能力は不明なので、適当な対策も特にはない。
一行は井戸に向かって進んでいく。
そうして、木の板で舗装された、開けた場所に到着した。

木の板は所々崩れていたが、まだしっかりと歩くことが出来る。
特にペナルティ無く移動が可能だ。
PC達に気がついたCatoblepasはやる気のようで、のっそりと向かってきた。

戦闘突入。
先手をとったPC達は集中砲火でまず一体のCatoblepasを撃破する。
今度はCatoblepasの反撃である。
PL達はCatoblepasの特殊攻撃を石化光線とかブレスとか推測していたようですが、その能力は…
Death Ray発射!
実は即死光線でした。
ランダムに対象を決めたところ、三発とも騎士に向かってつぶらな瞳から緑の光線が飛んでいく。
ところが、Ranged Touchのアタックロールの出目があまりにも悪く、全て外れてしまう。
#しょんぼり

死の光線を連発されてはかなわないと、騎士とフロンは接近して勝負をしかける。
次のターンで一匹を撃破して、順調に1ターン1キルを為していく。
軍馬がCatoblepasのしっぽ攻撃でStunはしたものの、結局4ターンでCatoblepasを全滅させた。

ここでDMはラスボスの数を2倍にすることにした。
#まぁ、アレです。熟練度ポイントゲットってことで。(スパロボα風に

周囲にはその他に危険な生物の気配もなく、一行は井戸を調べることに。
どうやらこの巨大井戸は何らかの遺跡の様であった。
一行が井戸に近づくと、何やらブオンブオンと何かが激しく回転する音が聞こえる。
音は、井戸の中から聞こえてくるようだ。
リ・ンスがDancing Lightを井戸の中に飛ばす。
すると、50ft.程の深さの所で巨大なブレードの様なモノがグルングルン回転しているのが見えた。

光源を更に下まで下ろしていく。
その結果、井戸の深さはおおよそ200ft.ほどであることが判明した。
また、50ft.ほど降りた井戸の内壁にレバーがあることが見て取れた。
レバーは回転するファンよりも上の位置にある。

謎の井戸型遺跡に入る道は他には見あたらず、ここを降りるしか無いようである。
しかし、一行はとても重大な問題に直面していたのであった。
と、いうのも誰一人としてロープを持っていなかったのである。
一端村まで戻ろうという意見がでるが、とりあえずレバーだけでも調べようと言うことに。

Slippers of Spider Climbingをはいたリ・ンスが壁を歩きながらレバーの所まで降りていく。
レバーの所にはプレートがあり、そこには『ブレード停止スイッチ』と記されていた。
リ・ンスはレバーを下ろしてスイッチを入れる。
すると、井戸の中全体がAntimagic FieldになってBlade Barrierは消えた。
そして、リ・ンスは150ft.ほど落下して15d6の落下ダメージを喰らい、HPが−7に。
永遠にして一瞬の3ターン。
出血は止まらなかった。

#Enduranceが利いていたり、トラップの経験値が入ってレベルアップしていれば生きながらえたのだが…
#合掌

その後、騎士が大急ぎで軍馬を飛ばし村まで帰るとロープを購入しとんぼ返り。
なんとかリ・ンスを回収し村まで戻る。
翌日Gentle Reposeをつかってから大きな街までいってスペルサービスでRaise Deadを使ってもらい
どうにか無事、リ・ンスを蘇生させることが出来たのであった。

一行は沼で見つけた武器を鑑定し一部売って資金にかえる。
そしてリベンジの為に必要アイテムを購入すると再び森へと向かうのであった。

井戸の遺跡までやってくると、相変わらず石の柱から雷撃が迸っていた。
中を覗くと、この前PC達が去った後から変化は見られないようであった。
一行はロープを使って底まで降りていく。

井戸の底には乾いて黒いシミの様になった血の跡の他には、壁に扉がひとつあるだけであった。

扉には特に罠や鍵はかかっておらず、すんなりと開けることができた。
扉の先には幅10ft.の通路が真っ直ぐ続いている。
50〜60ft.先が行き止まりで扉になっていた。

フロンが先頭に立って進んでいくと、床にある魔法のトラップにかかった。
しかしSTに成功し、被害は免れる。
10ft.×10ft.範囲の床に危険地帯があるようだ。
騎士はJumpでそこを飛び越える。
リ・ンスは天井を歩いてその場所を通ることにした。

しかし、天井にも(そして壁にも)トリガーはあったのである。
再び発動するトラップ、Energy Drain。
STに失敗し、2d4レベルネガティブレベルを得るリ・ンス。
ちなみに8レベルなので4ゾロが出ると素敵な結果が待っている。

出目は4と2であった。
Restorationのスクロールを二枚つかってとりあえず2レベル回復する。
#ファイター陣のアタックベースを下げたかったのだが…残念。

さて、行き止まりの扉のところでListenすると、バチバチという高電圧な音が聞こえてくる。
この先が最終目的地だとふんだ一行は分単位の魔法を使い準備を整える。
そして、扉を開け、中へと踏み込んだ。

しかし、中にあったのは下へと降りる階段が二つであった。
一行はその階段から下へと下りていく。
どちらの階段も同じホールへと続いている。

下におりると細長いホールになっていた。
ホールの奥には、円の周囲に三つの扇が配置されたマークの描かれた謎のジェネレータがあった。
ジェネレータは暴走しているのか、過剰なエネルギーを制御できずに激しく放電している。
ついにPC達は事件の元凶にたどり着いたのであった。

しかし、その機械の前に二体のBronze Serpentが立ちはだかっていた。
そして、室内は激しい雷撃が迸っているのであった。
#1ラウンドに一回、Chain Lightningが発動しているものとしてあつかう。

侵入者に気がついたBronze SerpentはPC達に向かって襲いかかってきた。
最終戦闘の始まりである。

巨大な青銅製の作り物のサーペントはその牙に電気を纏っている。
金属鎧を着ている騎士とフロンに対してはマグネットパワーオンで命中に+3のボーナスだ。
もとのベースアタックが高い事もあってまず外れることもなく攻撃がヒットする。
フルアタックでも攻撃回数が1回なのが救いではある、が
追加で電撃ダメージ。Improved grabで追加でConstrictと一撃で三回美味しい破壊力。

そして、毎ラウンド頭にChain Lightning。
あっという間にProtection form Elementsのチャージが削れていく。
また、Chain LightningをうけてBronze SerpentはわずかながらHPが回復しているようである。
#つーか、Bronze SerpentにElectricity Resistance 10は邪魔だぁ!回復量が落ちる(笑)
さらに厄介な事に、Bronze SerpentのACは20後半と決して低くは無い。

手数では勝るPC達であるが、実質ラウンドあたりに受けるダメージ被害は同等程度なのであった。

PC達は階段の所で応戦する。
騎士のHPがかなりのピンチにまでおちいるものの、どうにかBronze Serpentの一体を撃破する。
一行は騎士のHPを回復して持久戦に持ち込むよりも、一気に勝負をかけることを選択する。

これまでInvisibilityで透明化して回復援護を行っていたリ・ンスは
これまたあらかじめ使っていたDivine ScrificeでもってTrue Strike攻撃、発動させる。
その一撃でBronze SerpentのHPの60%を削る。
そこにフロンの攻撃が続き、どうにか残りの一体も撃破することに成功するのであった。

その後、謎のジェネレータをどうにか停止させ、異常放電現象を止めることが出来た。
また、あたりを調べると作業用(?)グローブと地上へ出る為のテレポーターを発見した。
特に危険そうなモノは他には無く、一行は地上へと引き返していくのであった。

こうして冒険者達は、無事に事件を解決し、近隣一帯の平和を取り戻す事に成功したのだった。
#ちなみに、グローブの正体はGloves of Swimming and Climbingであった。
#速攻で売り払われました。
#それから、何でジェネレータが暴走していたの?とか考えたらいけません。
#だって、DMもその理由は知らないから。

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