<<戻る



プレイした日:2002年12月30日
参加したPC:キース、クラリオン、ジゼル、ビトン、ラデル、リン


例によってTownの評議会から依頼を受けるPC達。
今回もまた地下下水道がらみである。
なんでも新たな遺跡の入り口が見つかり、少し調べてみたところ内部に悪魔の姿が確認できたそうである。

依頼の内容は、遺跡にいる危険なモンスターの排除と遺跡の危険性の調査。
報酬のことは口にせず、そそくさと去っていく評議会の使者。
とりあえず、PC達は街の地下の遺跡へと向かう。

下水道をぬけ、遺跡の入り口まで到達すると一行は魔法をつかい準備を整える。
内部には一切照明の類はなく、真っ暗だ。
明かりを点して見てみると、入り口は小さな部屋になっており北と東にそれぞれ扉がある。
また、遺跡の壁、床、天井タイル状になっていて、そのそれぞれに何らかのシンボルの様な物がほられている。
Detect Magicをしてみるとそれらからは特に反応は無い。
しかし、扉から魔法の反応が。
また、これらの壁などの材質は例によって謎材質であるようだ。

東の扉を調べてみると、扉にImplosionのスペルトラップが
さっそくビトンが解除を試みると、その作業中いきなり扉が開いて罠が発動する。
STに成功し死を免れるビトン。
扉の向こうに、こっそりこちらをうかがっているGelugonの姿が。

扉の先は細長い部屋になっており、奥に古い祭壇があった。
その部屋の中には三体のGelugonが潜んでいた。
しかし、問題はGelugonではなく、部屋の中に仕組まれたトラップにあったのだ。

二つの“刻み込まれた”Symbolと三つのMordenkainen's Disjunctionのスペルトラップである。
床にランダムに配置されたこれらの罠は、既に戦闘状態である故、Searchする暇が無く
戦いの中、PC達は次々に発動させてしまう。

Symbolによる即死の影響は免れるが
Mordenkainen's Disjunctionによりかなりのマジックアイテムが普通のアイテムになってしまい
総額20万gp弱の経済的損失が発生する。

さらに戦闘にはテレポートしてきたPit Fiendが加わる。
Meteor Swarmを使おうとするPit FiendだがPC達はこれを使われる前に撃破。
祝福された武器でキッチリ止めをさしてDevil達を滅ぼす。

一行は態勢を立て直すために一端遺跡をでて、塔へと戻る。
そこでこれまでの冒険で得た数々の財宝を売り払い資金として、失ったマジックアイテムの補填にあてる。
北の砦においてあるApparatus of Kwalishを王国軍に4万gpで売り払ったりして
グレイホークでマジックアイテムを買い足して戦力を立て直す。

そうしてPC達がTownに戻ってきてみると、謎の遺跡のあった周辺は地上の都市部も含めて
すっかりメイルシュトロームに飲み込まれていた。

すでに異次元空間と化した遺跡に再度突入するPC達。
一瞬、メイルシュトロームの奥にラクダの姿をした謎のエジプト人を見たような気がした。
突入してみると、内部には何か特殊な力が働いているらしく
常にHasteの効果がでるように。
#つまり、敵も味方も常時ヘイスト。

今回は北の扉から進んでいくことに。
ちなみに北側の扉にはWail of the Bansheeのスペルトラップがしかけてあった。
一行はWand of Summon Monsterを使ってDogを召喚すると先行させてトラップ発見につかう。

一行は30ft.以上離れて後ろからついていく。
すると、またもやMordenkainen's Disjunctionがあり、それにかかってDogは召還される。
扉があれば離れた場所からWand of Knockで開き、
広いホールに出れば召喚したDogを隅々まで歩かせて罠を調べる。

流石に一部屋の中にMordenkainen's Disjunctionが三つもあったせいか
プレイヤー全員目を三角にしております。

そんなこんなで、一際大きな扉まで着た一行。
そこを開くと、やたらと広いホールに続いていた。
例によってDogを先行させる。
と、犬は闇の中で燃える赤い瞳をみてネガティブレベルを1得て滅んでしまう。

中に何かがいる、よくよく見るとホールの奥の方が僅かに炎の照らす光で明るくなっている。
なにやら炎に包まれた悪魔がいるようです。
その手には剣と鞭…や、Balorのようですな。
さらにその両脇には一体ずつGlabrezuが。
また、PC達のいる場所からは死角になってみえないが四体のZovvutも潜んでいる。

と、いうわけで今度はDemon軍団と遭遇したPC達。
戦闘が始まるとBalorは二体のHezrouを召喚し、相手は総勢八体の悪魔である。
しかし、途中でZovvut達は全員Teleport without errorで去ってしまう。
実はDraining Gazeが他のDemonには無効という記述がみあたらなかったので邪魔になったのである。
#まあ、STに成功すれば問題はないのですが

PC達はObscuring Mistを使い視界を遮りながら前進する。
Demon達もSpell-like abilitiesを使い防御を固めて迎え撃ってくる。
BalorはAt willなSpell-like abilityのGreater DispellingObscuring Mistを解除し
さらにPC達にかけられた魔法も解除してくる。

厄介な能力を封じるため、リンもGreater DispellingでBalorのSuとSpを1d4ラウンド解呪にくる。
Inquisition Domainのパワーもあり、殆どの能力を沈黙させる。
さらにリンはもう一度Greater Dispellingをつかい、ほぼ完全にBalorの特殊能力を無くしてしまう。
怒ったBalorは+1 Vorpal Greatswordを構えてリンに迫る。

しかし、PC達の攻撃の前にDemon達は敗れていく。
#BlasphemyによるDazed連打をもうすこし早く始めていればなぁ…
気がつくともうBalorだけだ。
もう還りたいと考えるBalorだがTeleport witout errorGreater Dispelling解呪されている。
結局キースのフルアタックをうけてBalorも滅びる。

勝利を収めたPC達はBalorの持っていた剣を戦利品として得る。
魔法の剣だが、Evilの品では無いようなので持っていく。

捜索を再開すると、ホールには別の扉がある。
そちらに進んでいくと宝物庫があった。
一行はそれらの宝物を残さず回収する。

宝物庫には、宝箱にまじってなにやら道具箱がおいてあった。
中には何かの機械装置の部品と工具が入っていた。
必要になるかも知れないのでこれも持っていくことに。

遺跡内部はおおかた探索したが、まだ行っていない場所、見つけてない隠し扉がある可能性が高い。
ジゼルの持っているIntelligence LongswordがAt willでDetect Secret Doorを使えるので
剣に扉を感知してもらうと、祭壇の裏に隠し扉があるらしい。

隠し扉の先には濁った水のはられた大きなプールがあった。
奥には何かの機械装置も見える。
調べると、機械装置はプールの水を抜くための物のようだが壊れているらしい。
さっそく先ほどの宝物庫で見つけた道具で修復する。

プールの水を抜いてみると、底に通路が現れた。
ぬかるんだ通路を進んでいくと、やがて真上に向かって出口がみえる。
上っていくと井戸から遺跡内の狭い部屋に出てきた。

部屋には北、東、西にそれぞれ扉がある。
それぞれ調べてみると、
北の扉の先は狭い部屋で(おそらく)テレポーターがあるだけ。
東の扉の先は宝箱と、時空間に投げ出されそうになる(そして、もう戻って来れない)扉がある
どうやら進むならば西の扉の様だ。

しかし、西の扉の先は細い通路。しかもデッドマジックエリアになっている。
ビトンとキースが先行しクラリオンとラデルが少し遅れてついていく。
フルプレート組のジゼルとリンは井戸の部屋で待機。

暫く進むと通路が二股に分かれていた。
片方はノーマルエリアに戻るがもう片方は引き続きデッドマジックエリアとなっている。
まよったビトンはデッドマジックエリアの方に足を進めることにする。

すると、一歩踏み出したとたん床がすごい速度で移動し始めた。
キースはとっさにQuick DrawでGlaiveを抜くと通路の角に引っかけてつっかえ棒にする。
そして何処かに運ばれようとしているビトンに手を伸ばす。
ビトンはすんでの所で(Ref-Saveに成功し)それをつかみ難を逃れる。

ノーマルエリアの方に進むと、そちらは普通の床であった。
その先は狭い部屋になっていて、レバーが一つ設置してある。
そのレバーを作動させると、壁の一部が動き隠し部屋へと続いていた。

隠し部屋の中心には渦巻く虹色の光の柱…何処かへと続くポータルとなっていた。
どうやらメイルシュトロームの中心に繋がっているようだ。
一行は準備を整え、全員でポータルに飛び込む。

そして、メイルシュトロームの中心にたどり着いた。
渦巻く時空のうねりがアストラルの風となって吹き付けてくる。
その中に、一人の老人がいた。

彼はPC達を見ると
「ほう、魔界の悪魔達を退けここまでやってくるとはな。
 儂はゲートキーパー、時空の管理者じゃ」
とりあえず、ラスボスぽいので殴ろうとしていたPC達だがDMが無理矢理会話モードにもっていく(笑)。

話をしてみると、彼(とその仲間達)は遙か昔から時空の乱れを安定させる役目を果たしてきたと言う。
遺跡は彼の仲間が、このメイルシュトロームを封じる目的でつくった物らしい。
そして、今メイルシュトロームは激しく乱れており暴走状態にある。
彼はこの暴走を鎮めようとしているが一つ問題がある。
それは、もう間もなく恐るべき怪物が目の中心たるこの場所に引き寄せられてくるということだ。

ゲートキーパーはメイルシュトロームを安定化させるまでの間、その恐るべき怪物を止めるよう頼む。
PC達は遺跡にしかけられたMordenkainen's Disjunctionによる損失について語り
補償と賠償と報酬を要求する。
そこで、ゲートキーパーはArtifactPhilosopher's Stoneを一つ取り出しそれをPC達にくれる。
また、遺跡にあった財宝がかなりの額になるはずだ、とも。

一行はとりあえずゲートキーパーの依頼を引き受けると、恐るべき怪物を待ち受ける。
その姿は、すぐに現れた。
アストラルドレッドノートだ。
#ココロの中では四角い会社的にオメガ

ついに最後のラストバトルに突入だ。
アストラルドレッドノートのひとつ目から発せられるAntimagic Coneでいきなり魔法能力を無効化される一行。
しかし、キースは近づいてうまくAntimagic Fieldから外れると攻撃を叩き込む。

だが、アストラルドレッドノートの反撃をくらいさらにImproved Grabでつかまれると
Swallow Wholeで飲み込まれてしまう。
そしてアストラルドレッドノートは残りのメンバーの元へ移動してくる。

危機を感じたリンは奥義を炸裂させる。
Antimagic Coneから外れると、DestructionとStrengthのDomain Powerを発動させ
SmiteでHarmを叩き込む。
これでHPが1になったアストラルドレッドノートに続けて止めとなる一撃を加えた。

アストラルドレッドノートを秒殺すると、ゲートキーパーは礼を言い乱れる時空間を安定させていく。
そしてPC達を元の世界へと送り返してくれるのであった。

Townに戻ってくると、すでにメイルシュトロームの姿は無かった。
時空に飲み込まれていた街はすっかりもとの姿に戻っている。
どうやら、無事Townの危機を救うことができたようであった。

これ以降、Townの地下下水道でこれまで頻繁に目撃されていたOutsiderの姿が見受けられなくなり
他のモンスターもその数をめっきり減らしたという事だった。

そしてPC達は塔へと帰還し、遺跡で見つけた財宝を鑑定することに。
すると…かなりの額になり、損失した財産を修復できるほどの額になったり
Manual of Gainful Excerise +4があったり
なかなかの大漁なのであった。

<<戻る