<<戻る



プレイした日:2002年11月24日
参加したPC:イリア、クリプソン、ジャーム、フォレスト、レイチェル
パーティレベル:5


Magic Destrutionの為にカーネルと言う魔術師の所に訪れたフォーセイカーのクリプソン。
破壊するためのマジックアイテムを渡す代わりに、一つの依頼を受けて欲しいと頼まれる。
依頼の内容は村の近くにある遺跡に訪れ、そこにあるはずの五つのアイテムを持ち帰る事であった。
クリプソンはそれを了承するが、一人で遺跡に挑むのは危険である。
そんなわけでクリプソンとカーネルは村の酒場に冒険者を探しに行く。

酒場に行ってみると、見るからにローグ風のハーフリングがいた。
ダンジョン探索にローグは欠かせない、さっそくカーネルが声をかける。
声をかけられたジャームは話を聞き、依頼を引き受ける。

ところがココでクリプソンもローグであることが判明する。
プレートメイルを装備していたクリプソンの事をてっきりファイターだと思っていたカーネルは少し驚く。
まぁ、何にせよ二人でも危険なのでさらなる冒険者をさがすカーネル。
すると、奥のテーブルに冒険者風の三人組を見つける。
もちろんイリア、フォレスト、レイチェルである。

三人も話を聞き依頼を受けることにする。
そして、あらためてカーネルから依頼の詳しい内容を聞く事に。
話によると、カーネルは現在古代の魔術師ゾーンが研究していた「宇宙」について調べているという。
そして、最近発見した古文書から村の近くにある遺跡にゾーンが晩年過ごしていた事が判った。
その遺跡にはゾーンの残した幾つかのアイテムがあり、研究の為に是非とも入手したいという事であった。

目的のアイテムは五つ。
“ゾーンのスクロール”
“ゾーンの衣”
“神木のトーチ”
“ゾーンの頭蓋骨”
“グリフォンの頭の剥製”
である。
報酬は前報酬として500gp。
目的のアイテムを一つ持ち帰る毎に200gp。
五つ全部持ち帰ればさらに追加報酬として500gp。
例によって遺跡で発見したそれ以外のアイテムはPC達の報酬である。

早速PC達は準備を整えて遺跡に向けて出発する。
カーネルから遺跡があるはずの場所を記された地図をもらい森の中を進んでいく。
この森でのエンカウンター率は15%/1hだ。
目的地までは3時間だがWilderness LoreでDC20に失敗すると道に迷って5時間かかる。
ぶじ判定に成功し、エンカウントも無く3時間で遺跡に到着する一行。

遺跡があることを知っていなければ見逃してしまいそうな天然のカモフラージュをされた入り口を見つけると
PC達は色々と魔法をかけて強化を施す。
しかし、フォーセイカーであるクリプソンはもちろん魔法の恩恵など受けようとしない。
ともあれ、準備を整え遺跡に潜る一行。

Slippers of Spider Climbingを履いたジャームが天井を歩きながら先行して罠を調べつつ進む。
暫く進むと扉があった。
調べてみるとスタックされた石の扉で罠などは無いようであった。

アライグマが体当たりでぶち破ると中はがらんとした空き部屋であった。
クリプソンが中に入ってみると魔法の罠が発動、Inflict Moderate Woundsがかかる。
SRで無力化することに失敗しダメージを受けてしまう。
治療にはもちろん魔法は使えないのでHealing salveで回復である。
その為、やたらと経費がかさんでしまうことが判明する(笑)。

気を取り直して先に進むことに。
するとT字路にでる。
ジャームのカオティック的気まぐれ感により一行は右手の方向に進むことにする。

すると、また扉があった。
簡素な木の扉で罠や鍵はかかって無く、スタックもされていないようである。
開けてみると中は20ft.×20ft.の部屋になっており、奥に暖炉があった。
さらに他にも幾つかの品物が転がっており、その中に衣服があった。
どうやら“ゾーンの衣”の様である。

#今回のシナリオはランダムダンジョンジェネレータで作成したダンジョン攻略である。
#単なるダンジョンハックではなんなのでFeatureの幾つかを回収する、としてみた。
#だが、この冒険がまさかあの様な悲劇を引き起こすとはこの段階では誰も予想していなかった…

Spotに成功したフォレストが室内に何かいることに気がつく。
Fearie Fireを使うと蜘蛛状の輪郭が浮かび上がる。
待ち伏せに気がつかれた透明のそれは姿を現し襲いかかってくる。

敵の正体はPhase Spiderだった。
EtherealとMaterialを自由に行き来する厄介な相手である。
しかもどうやら二体いるようである。

ダメージを受けたアライグマはRageするが、敵はEtherealに行ってしまい殴れない。
イリアは最初に蜘蛛と聞いてAntitoxinを飲むとGreatswordをかまえて前に出る。
フォレストは再度Fearie Fireを使うと、もう一体の輪郭も露わにする。

レイチェルはSpiritual Weaponを使い攻撃をしかける。
ForceダメージなのでこれならEtherealにいるPhase Spiderにも有効だ。

一方でPhase Spider達はこちらを攻撃するためにはMaterial Planeに出てこなければならない。
結局二体とも姿を現したとことで待ちかまえていたアライグマとイリアの攻撃をくらって倒れてしまう。
PC達は“ゾーンの衣”を回収すると探索を再開する。

長い通路の途中に脇道が延びており、その先に扉が見えた。
そこに行ってみると、扉は簡素な木の扉でスタックされている。
アライグマが体当たりで破ると、中には一体のDigesterが潜んでいた。

イリアとアライグマが切り込むとDigesterもAcid Sprayで攻撃してくる。
しかし、それで怒ったアライグマのフルアタックをうけてフラフラに
そしてジャームの放った矢でとどめをさされる。
室内には1400sp.があったが、他にめぼしい物は無かった。
一行はそれを回収すると通路の先に見えていた別の扉へと向かう。

扉は簡素な木の扉で鍵がかかっていた。
鍵を開けてみると、中には四体のHuge Zombieがいた。

部屋の広さの関係上、ゾンビ達は15ft.×50ft.の縦長の部屋に詰まっているかんじである。
#本当は15ft.×20ft.だったのだが、それだと狭いことが判明
#というか、四体存在できません
#一マス5ft.として扱っていたのだが、今後は一マス10ft.とした方が無難かも。
#今回は仕方なくダンジョンのマップを改変することで対応。

イリアがゾンビのクリティカルを受けてかなりのダメージを被る物の
それ以外はさしたる被害もなく
アライグマが三体を撃破し、残る一体もイリアの攻撃で塵に帰る。
室内には450gp.があったのでそれを回収。

そこを出て、一行は先に進んでいく。
すると、今度は石の扉があった。
例によって天井からジャームが調べると、どうやら扉には罠がかかっている様子。

おおっと、Electrified Floor

しかし、天井にいるジャームには影響はなく、
離れた場所にいた他のメンバーにももちろん被害はなし。
…じゃ、そう言うことで。

室内はこれまでの人工的な建築物とは違い、自然の洞窟のような感じになっていた。
Spotに成功したPC達は、何かが潜んでいる事にきがつく。
どうやら、Grickのようである。

そんなわけで不意打ち無しで戦闘開始。
先手をとったレイチェルが接敵し、一撃で粉砕する。
他には脅威になるような物は潜んでいないようであった。

室内を調べると、160gp.とPotionを見つけた。
さらに幾つかの品物が転がっており、その中には目的物の一つ“グリフォンの首の剥製”があった。
それらを回収すると、探索を再開する。

この部屋には扉が四つあり、それぞれ東の壁に二つ、南の壁に一つ、西の壁に一つ。
西は入ってきた所なので、東と南の扉の前でそれぞれListenをしてみる。
すると、東の扉の先からは、何か物音が聞こえてきた。

とりあえず、そこは後回しにして南の扉から通路へ出る一行。
通路に出ると20ft.先の西の壁に扉があるのが見える。
扉は簡素な木の扉でスタックされている。
アライグマが(以下略

中は幾つかのゴミが散らばっているだけの20ft.×20ft.の部屋になっていた。
その中に目的のアイテムの一つ“ゾーンのスクロール”が落ちていた。
また、南の壁に扉があるのが見える。

PC達はスクロールを回収すると南の扉へと向かう。
扉を調べると強固な木の扉で鍵がかかっている。
さらに罠がしかけられている様だ。
調べてみるとどうやらWall of Ironらしい。
とりあえず、解除に成功し鍵も開けると一行はその先へと進んでいく。

通路は、先ほどゾンビを倒した部屋の方へと繋がっていた。
そこでPC達はGrickのいた部屋まで引き返すと、東の扉へ進む事に決める。

東にある二つの扉どちらも結局は繋がっているようであった。
また、扉の一つにはBigby's Forceful Handのトラップがしかけられていたが実害は無しである。
先に進むと、すぐに扉があって行き止まりになっていた。

Listenをしてみるが物音は聞こえてこない。
扉は横開きの良質の木の扉でAnimate Objectの罠がしかけられていた。
とりあえず実害の無い罠を外して扉を開く事にする。

そして、この迷宮最後の戦闘が開始される事になる。

扉を開くと、待ちかまえていたYong Red DragonがFire Breathを吹いてきた。
この一撃に巻き込まれてフォレストが即死してしまう。

部屋の中にはレッドドラゴンの集めた宝だろうか、金貨と幾つかの品物が転がっている。
その中に、目的のアイテムの一つ“神木のトーチ”も転がっていた。

PL達は撤退か交戦かを考慮するが、逃げ切れないと判断して戦うことを選ぶ。
そして戦いの火蓋が切って落とされた。

レイチェルはDispel Magicを使いドラゴンにかかっている魔法とブレス能力を解呪する事に成功する。
しかし、直後レッドドラゴンはShieldを使い防御力を高めてしまう。
#レイチェルの用意していたDispel Magicはもう無い。
さらにレッドドラゴンは壁の隅に陣取りShieldを完璧に機能させる。
まともに攻撃したのでは命中の目は乏しい。

主を殺され、また攻撃を受けてRageしたアライグマはドラゴンをGrappleしようと躍りかかる。
実はドラゴン以上にStrのあるアライグマ、そしてSizeも同格。
BABで引けをとるため、その点でGrapple Checkで4負けているが、ダイス目でどうにかなる範囲である。
フルアタックをしかけグラップルする事に成功するが、その後のレッドドラゴンの行動でふりほどかれてしまう。

ドラゴンはレイチェルにCharm Personをかけるが、STに成功され失敗。
アライグマは再度グラップルをしようと挑みかかる。
イリア、クリプソン、ジャームもアライグマに続いてグラップルをしかけることにする。
兎に角押さえ込んでPinに持っていく作戦である。

グラップルを嫌がるレッドドラゴンは組みついてくる一行をぶんぶんと振り払う。
一方でレイチェルはDivine Powerを使ってドラゴンをピンした時に備える。
そして、数回の攻防の末ついにレッドドラゴンをピンにまで持っていく。

そこにレイチェルとアライグマの攻撃が叩き込まれる。
レッドドラゴンはなんとかふりほどいてピンから脱出するものの
またアライグマにピンにまで持って行かれてしまう。

ピン状態のレッドドラゴンにレイチェルとアライグマのフルアタックが命中しかなりのダメージを与えていく。
そうこうしているうちにドラゴンのブレス能力が復活し、再びブレスが吹けるようになる。
レッドドラゴンはアライグマに向けてファイアブレスを吹くがアライグマはSTに成功、これに何とか耐える。

一分以上に渡る戦闘は、同時にレッドドラゴンのShieldの終了も意味している。
これまでに攻撃で流石にボロボロになっているレッドドラゴン。
PC達はグラップル戦術から直接攻撃に切り替える。
そして、イリアの攻撃はなった一撃がとどめとなって、なんとかレッドドラゴンを倒すことに成功するのであった。

一行は室内にあった1040gp.と“神木のトーチ”を回収すると街に帰還することに。
さすがに、もう探索続行は厳しい状況である。

そんなわけで帰りも15%で3回のランダムエンカウントである。
フォレストのプレイヤーがd100をふったところ…
なにやら二回のエンカウントが発生。
#パーティメンバーをフォレストが呼んでいるようです(笑)

そんなわけで遭遇モンスターをDMGをつかって判定。
これもサイコロをフォレストのプレイヤーが振ります。

最初の遭遇はGibbering Mouther。
#いきなりろくでもないモンスター登場デス(笑)
しかし、Spotの結果PC達は気がついたもののGibbering Moutherは気がつかず。
そこでPC達はこれをやり過ごすことにする。

そして、二回目の遭遇は…

Juvenile Green Dragon

#マヂですか?

しかも、遭遇距離がよりにもよって50ft.
#Light Forest 3d6×10ft.…3d6で5って…
とうぜんお互いに気がついている。

そして、この冒険最後の死闘が開始される。

まずはイリアが矢を放ち、一撃与える。
そしてジャームが連れていた犬がグリーンドラゴンに向かってチャージしていく。
これが命中し、ダメージを与える。
クリプソンはランでグリーンドラゴンに接敵し、アライグマもドラゴンは主人の仇と、向かっていく。
レイチェルもスリングを用意しつつ接近していく。

ドラゴンは近づいてきたクリプソンと犬に攻撃を加える。
クリプソンはDRもあって攻撃に耐えるが、犬はクリティカルを受けて昏倒してしまう。

イリアは再度射撃し攻撃、ジャームもショートボウを撃ち、これがクリティカルで命中。
さらに接敵したアライグマの攻撃も命中し大ダメージを与える。
流石にこれは応えたらしくグリーンドラゴンは後退してShieldを使い防御を固める。

そして接近していたクリプソンと少し離れた場所にいたアライグマを巻き込んでアシッドガスブレスを吹く。
このブレスに巻き込まれてクリプソンは昏倒してしまう。
アライグマはチャージしてドラゴンに一撃を加えるが、反撃をうけて昏倒してしまう。
さらにグリーンドラゴンは昏倒したクリプソンとアライグマにそれぞれ追い打ちを加える。
この一撃でクリプソンは死亡する。しかし、アライグマの方はダメージが低く死亡を免れる。

レイチェルは昏倒したアライグマをCure Moderate Woundsで回復し復活させる。
その間にジャームはグリーンドラゴンの側面に回り込んでくる。
回復したアライグマはグリーンドラゴンに攻撃するが外れてしまう。
逆にグリーンドラゴンの一撃を受けて、再度昏倒してしまう。
また、レイチェルもドラゴンの攻撃をうけてダメージを受ける。

グリーンドラゴンは移動してジャーム、レイチェル、アライグマ、クリプソンを巻き込むようにブレスを吹く。
再度復活したアライグマはまた昏倒してしまう。
ジャームはドラゴンのthreatens areaでわざと弓を引いてAoOを誘発させる。
#このグリーンドラゴンはLarge and in ChargeのFeatをもたせてあるので
#接敵するのも楽ではない。
#しかし、ドラゴンのDexは10なので一回AoOを使わせてしまえばokである。
その攻撃でHPが0になったジャームは攻撃をキャンセルし移動でレイチェルがフランキングをとれる位置に移動する。

レイチェルはフランキング位置に移動して攻撃をするも、これを外してしまう。
そしてグリーンドラゴンの攻撃によってジャームとレイチェルも昏倒してしまう。
#この時ジャームのHPは−9…

最後に残ったのイリアの弓による攻撃も外れ。
逆にブレスをくらいかなりのダメージを受ける。
しかし、グリーンドラゴンもかなりボロボロの状態である。

イリアはShieldが無い(と思う)方面に回り込んで矢を放つ。
そしてこの一撃が命中し、どうにかグリーンドラゴンに死を与えることに成功する。

急いで昏倒している仲間の治療にとりかかり、レイチェル、アライグマ、犬を回復する。
しかし、クリプソン、ジャームは残念ながら手遅れであった。

大きな犠牲がはらわれたが、どうにか冒険者達は死闘に勝利することが出来たのであった。
村に帰還しカーネルに依頼された四つのアイテムを渡す。
カーネルは約束通り報酬の800gpを渡してくれた。
しかし、遺跡や途中でであったドラゴンとの戦闘の話を聞き危険手当ということでさらに500gpをはらってくれる。

残りの一つのアイテムを回収してきてくれるか、と尋ねるカーネルであったが
さすがにPC達はそれを断るのであった。
それでも四つのアイテムがあればカーネルの研究ははかどるらしく、かれはPC達に感謝するのであった。

翌日、レイチェルはSpeak with Deadでジャームとフォレストに復活の意志が有るか無いか尋ねる。
フォーセイカーであるクリプソンは彼の意志を尊重して、魔法は使うことなく埋葬する事にする。
そして、ジャームは復活を望まず、フォレストは復活を望んだ。
Raise DeadのScrollを購入しフォレストを復活させ、ジャームは埋葬するのであった。

<<戻る