<<戻る



プレイした日:2002年11月17日
参加したPC:イリア、クラード、シャルロッテ、ジオ、フォレスト、レイチェル
パーティレベル:5


クラードはブローニング家に伝わる試練を受けようとしていた。
それは熊と戦い、そのFullAttackを受けると言う物である。
#ポイントは戦って“勝つ”というものではないところ。
#死んでも良いらしい(笑)

立会人兼助っ人ととしてジオが同行する事に。
二人は他の仲間達から魔法のサービスをもらって、森へと入っていった。

暫く進むと前方に二匹のBlack Bear、右手方向に一匹のBrown Bearが現れた。
熊たちはアイコンタクトで餌を仲良く分配することを決めたらしい(笑)
クラードとジオはShieldを使い、戦闘準備を整える。
その間に熊たちが突撃してきた。

二匹のBlack Bearを手早く倒すことに成功する。
しかし、Brown Bearの攻撃がクラードを捕らえる。
Improved grabでGrappleされさらにPinまで持って行かれてしまう。

一度はPinから回復するも、再びPinされ、続く攻撃で昏倒するクラード。
#FullAttackをくらったので試練は完了だ(笑)
動かなくなったクラードからジオに目標をかえるBrown Bear。
そしてジオもGrappleされピンチに陥る。

もはやこれまでか、と思われた時
ジオの連れていた犬のイレッカドムの攻撃がBrown Bearにヒット。
この攻撃が止めとなり、どうにか危機を乗り切るのであった。
#やはり熊と戦うときは犬ですかのう

ジオは急いでクラードを治療し、止血する。
無事意識を取り戻すクラード。
しかし、彼の体の中ではある変化が起こっていた。
人間の血が多く流れ出たことで、眠っていた竜の血が目覚めたのである!
#レベルアップしてDragon Discipleに

ともあれ、無事試練をクリアし、二人は街へと戻っていくのであった。

*******

とある辺境の村にたどり着いたPC達。
そこには謎の熱病に苦しむ子供達がいた。

長老の話では、この病気を治すにはルヴィナ石と呼ばれる謎の鉱石でつくった薬がいるという。
特殊な病気で、他の方法では治すことが出来ないと言うのだ。
しかし、村にはルヴィナ石の在庫がほとんどない。
PC達は長老から、ルヴィナ石の採集を依頼されるのであった。

ルヴィナ石は砂漠の中にある遺跡の内部から採ることが出来るという。
一行はさっそく乾燥した土と砂埃舞う砂漠に足を踏み入れる。

目的の遺跡までは3時間ほどの距離。
Wilderness Loreに成功し迷わずに進むことができる。
しかし、途中でランダムエンカウント発生。
二体のMonstrous Centipede,Gargantuanに遭遇する。

Centipede達は餌発見とばかりに襲いかかってきた。
迫りくるCentipede達の前にフォレストがSpike Growthを展開する。
そこを通り抜けようとしたCentipede一体は棘でかなりのダメージを受けてしまう。
もう一体の方は、迂回を決め方向転換するもののSTに失敗しておりSpeedが1/3になっている。

PC達はまずSpike Growthを抜けてきた方に火力を集中する。
イリアが先制の矢を撃ち込むと、続いてクラードとジオが接敵し攻撃をくわえる。
そして、そこにシャルロッテがSpirited Chargeで突撃し止めをさした。

もう一体の方はまだノロノロと遠くを移動している所であった。
PC達は射撃武器を用意してダメージを与えていく。
CentipedeはそれでもPC達の所までやってくるが、最後はクラードのチャージを受けて倒れるのであった。

#なお、この戦闘でアライグマがCentipedeの毒をうけてDexが0になってしまう。
#戦闘後、Lesser RestorationのScrollを使い、とりあえず回復する。

Gargantuan Centipedeの後は何にも遭遇せず、一行は鉱石のとれるという遺跡の前までやってくる。
早速準備を整えて、遺跡の内部に入っていく。

遺跡は半分砂漠に埋もれていたが、一階部分は窓や崩れた天井から明かりが差し込んでいて視界がきく。
中は20ft.×20ft.の部屋になっていた。
北に大きな扉、東に小さな扉がそれぞれ一つある。
一行はまず小さな扉の方から進む事にした。

例によってローグがいないので、ListenはちゃんとしてSearchは可能な限り善処する方向性で。
扉にはとりあえず鍵はかかってないようなので、ジオが開ける。
すると、トラップ発動。

DMの用意したオリジナルランダムトラップ発動表に従いダイスを振って内容を決定。
#1d6して1ならSpell、2ならPit trap…とかそんなかんじである。
その結果…
ジオにFlyの魔法がかかったのであった。
ラッキー。
#なお、呪文のレベルも1d6で決める事にしていたのだが、これはあまりに危険と言うことで
#これ以降はDMG p.204のTable 8-23のMediumで呪文レベルを決めることに。
#確かによくよく考えると、やばい呪文ひくと簡単に死ぬからなぁ…塵になったりして。(いや、考えろよ私…

扉の先は細い通路になっていた。
35ft.先の左手側に扉がある。
クラードとジオが先に進んでいくと、壁から三体のShadowが現れた。
Incorporealの厄介な相手であるがシャルロッテがTurnして全て追い払う事に成功する。
しかし、その後さらに三体のShadowが壁をすり抜けて出現。
今度はレイチェルがこれらをTurnして全部退散させることに成功する。

無事Shadowを追い払い一行は扉を開けて見ることに。
さて、誰が扉を開けるのかと言うことで…
扉はパーティの生命線、クレリックのレイチェルを除いてみんなで順番に開ける事にする。
しかし、この扉には特に罠は無かった。
何故か残念がる一行…。

さて、中は25ft.×15ft.の部屋になっていた。
崩れた岩の欠片や砂が積もっていて、とりたてて重要な物はなさそうである。
それでも隠し扉があるかもしれない、と言うことで壁に沿ってElfのイリアが一通り歩いてみる。
しかし、隠し扉の類は見つからなかった。

一行は引き返して、大きな扉の先を進む事にする。
残念ながら、この大きな扉にもトラップは仕掛けられていなかった。
10ft.幅の通路が真っ直ぐ、70ft.目で右に曲がっている。
右側の壁25ft.の所に扉があった。

その、右側の扉を開けて中を覗いてみると長細い部屋が見える。
しかし、とりたてて何も無さそうなので放っておいて先へ進む。

角を曲がると、60ft.先、通路の突き当たりに扉、35ft.先に右に折れる通路が見えた。
先に右側の通路へ進む。
そっちは15ft.も進むと扉があり、中は広いホールになっていた。
さらにホールの中に小さな部屋があった。
中には、何らかの装置のレバー(A)があった。

レバーを動かすかどうか2秒ほど考えるPC達。
レバーを動かすと、何処かからか扉が開いて、閉じる音…らしきものが聞こえた。

とりあえず、戻って通路の突き当たりまでいく。
開けると、そこはホールになっていた。
北側に地下へと続く階段、東側には扉がみえる。
南側には通路が延びていて、別のホールへと繋がっているようであった。

ルヴィナ石があるのは地下であるが、とりあえず一階をクリアーにすることに。
探索の途中、トラップに引っかかったりする物の特に致命的な事もなく…
結果、三つのレバー(レバー(B)、レバー(C)、レバー(D))を発見した。
やっぱりそれぞれ動かしてみると、何処かで扉が開閉する音が聞こえてきた。

地上部分は全て見て回ったので、地下に下りることに。
一行は明かりを点けて降りていく。
地下に下りると、広いホールになっていた。

ホール東西の壁には扉がそれぞれ五つあり、その内一つだけが開いていた。
ホールの一番奥、北側にも扉があり、見てみると“81”と数字が記されている。
さらにその数字の下に電源の入っていない液晶モニターがあった。
#液晶モニターってなんだ?とか、細かい事を気にしてはいけません。
#ただのマジックアイテムです。

とりあえず東の壁にある、開いている扉に入ってみることに。
すると、長い部屋に出た。
東の壁にある五つのどの扉から入っても、この部屋に繋がっているようだ。
部屋の中には向かいの壁に、さらに四つの扉が見えた。
その内一つが開いている。
中を覗いてみると、10ft.×10ft.の小部屋になっており、奥の壁が崩れて自然(?)の洞窟が見えていた。
そこまで進んでみると、洞窟の奥にルヴィナ石があった。
一行は早速それを回収する。
しかし、まだ必要な量には足りない。

一行は地上にあったレバーが扉の開閉に関係していると判断し、
シャルロッテがシルフィードに乗ってレバー(A)を操作しにいく。
そうすると、今まで開いていた扉が閉まって、別の扉が開いた。

今度開いたのは西側の壁にある扉だった。
扉をくぐると、やはりこちらも西側にある五つのどの扉をぬけても同じ部屋に出る構造になっていた。
先ほどと同じく、こちら側も四つの扉がある。
しかし、今回はどの扉も開いてはいない。

仕方なく、再度レバー(A)を操作する。
すると、今度は西側の別の扉が開いた。もちろん、先ほど開いていた扉は閉まってしまう。
今度は部屋の中の扉も開いていた。

その先は15ft.×15ft.の部屋になっていた。
その部屋の北側と西側にそれぞれ扉が一つある。
この扉は普通の扉のようで、レバー操作で開閉する特殊な扉とは違うようであった。

一行はまず西側に進むことに。
扉にはFlame Jetのトラップがあったが、とりあえず踏みつぶす。

次も15ft.×15ft.の部屋だった。
しかし、西側の壁全体がダウンスライドの扉になっているようだ。
壁の脇に開閉スイッチがある。
スイッチを押してみるとLightning blastのトラップが発動して、扉が開いた。
さらに、開いた先の部屋には二体のGargoyleが潜んでいた。

Detect Evilですでに邪悪反応を感知しているので戦闘態勢に入るPC達。
Gargoyle達も石像の真似をするなんてまどろっこしい事はせず(笑)襲いかかってくる。

例によってPL達はGargoyleがDRを持っているのを知っているが、PC達は知らない。
そんなわけで、まずは普通にジオが攻撃を加えるが、DRで防がれてしまう。
しかし、これでGargoyleにDRがあると認識することが出来る。

フォレストはSandblastを放つ。それにより、一体のGargoyleがStunする。
そこにシャルロッテがSpirited Charge。StunしたGargoyleをその一撃で粉砕する。
一方、もう一体のGargoyleにはイリアが向かう。
本来彼女の得物は弓であるが、Greatswordを構え、DRを上回るダメージで、直接負傷を与える。
さらにレイチェルからSpikesのかかったQuarterstaffを借りたクラードの攻撃がきまり、撃破する。

部屋の中には僅かな財宝があった。
また、北側には扉がある。
開けてみると、そこも部屋になっていて奥に何かのスイッチがあった。
見てみると、“電源供給スイッチ:2”と書かれている。
一行はとりあえずスイッチを入れると、一度引き返す。

今度は北側の扉に向かうことにする。
扉を開けてみると、そこには六体のGargoyleが15ft.×15ft.の部屋に詰まっていた。

Shieldを使ったジオがFlyで室内に飛び込み注意を引きつける。
さらにフォレストがSandblastを放ち二体をStunさせる。
狭い室内での大混戦となったが、アライグマが暴れたり暴れ損なったりしてどうにか全滅させることに成功する。

奥へと進んでいくと、またもスイッチがあった。
“電源供給スイッチ:1”と書かれたそれを動作させる。
すると、何処かでヴン、と何かの起動したような音が聞こえた。

階段のあるホールまで戻ってくると、北側の大扉の液晶モニターに電源が入っていた。
そこには『1』という数が表示されている。
一行はさらのレバー(A)を操作してみる。
すると、液晶モニターの表示が『3』に変わり先ほど開いていた扉が閉まり、東側の壁の扉の一つが開く。

しかし、部屋の四つの扉はどれも開いていなかった。
またレバー(A)を操作する。
今度は表示が『5』に変わりこれまで通り扉が開閉する。
今度は東側の扉の一つが開き、中の四つの扉の一つも開いていた。

中は15ft.×15ft.の部屋になっており西側の壁の真ん中がアーチになって開けている。
その先は床がなく、かなり深い、ぽっかりと開けた空間になっていた。
20ft.向こうにもアーチ状の入り口が見える。
そして、そこに幅6inc.ほどの細い橋が架かっていた。

BalanceでDC15に成功しなければ渡るのは難しい細い橋ではあるが…
Flyのかかったジオがひとっ飛びして楽に向こうに渡る。
さらにその先を調査しようとすると、三体のGibbering Moutherが出現した。

怪音波やら怪光線やらでConfusionになったりBlindedになったりするPC達。
しかし、細い橋を挟んでの事なのでGibbering Moutherもそれ以上の事は出来ない。
#血を吸ったり、取り込んで喰らいついたり、とか

しかし、Confusionの影響でイリアが何処かに逃げ出していったり
クラードがレイチェルを(彼女から借りたSpikes付きのQuarterstaffで)攻撃し
クリティカルヒットで昏倒させたり
色々と被害甚大。

ともあれ、射撃攻撃とLongspearをかまえたジオの空中からの攻撃で何とかGibbering Moutherをやっつける。
#一体ほど、橋を渡ろうとして下に落下していって潰れたのもいたが。
危険を排除し、再びジオが奥を探索しにいくと、そこでルヴィナ石を入手できた。

少しずつルヴィナ石は集まってきているが、必要な量にはまだまだ足りない。
“81”と書かれた扉の向こうに行けば、あるいは事態は大きく進展するかもしれないと
フォレストはレバーと扉の開閉の関係を解き始める。

液晶モニターに表示される数字は、レバーを動かす毎に変化する。
何度かレバーを操作すると、各レバーによる計算式が見えてきた。

レバー(A):現在の数字に+2
レバー(B):現在の数字を2倍
レバー(C):現在の数字を2乗
レバー(D):現在の数字を÷3
#計算の結果、端数が出たら切り捨て
#数字が二桁になったら、十の位と一の位を足し算して一桁に

そこでまず現在の数字を『1』にすると、レバー(A)を操作し『3』に
そしてその後はレバー(C)を二回操作して『9』、『81』とする。
すると、大扉がダウンスライドして開いていく。

奥は何かの祭壇になっていた。
かなり古いもので殆ど崩れており、かつて何を祀っていたのかは判別つかなかった。
しかし、邪悪な物ではなさそうだ。

ジオが調べてみるとトラップ発動。
ランダムに決めた結果、Spellトラップ。
先ほど決めたとおりDMG p.204のTable 8-23 Mediumで呪文レベルを決めると、何故か5レベル。しかもDivine。
さらにTable 8-24.で5th-Level Divine Spellを決定する。
…その結果
Healing circle発動。みんなHPが回復するのであった。
#ドキドキですな。

東側の壁の一部が崩れていて、自然の洞窟のような物が続いていた。
そこを進んでいくとやがて広い空間に出る。
そこの奥の壁にはボロボロの木の扉が取り付けてあった。

Detect Evilをしてみると中に邪悪反応感知。
一行は戦闘態勢を整えて扉を開く。
すると、中には一体のRoperいた。

と言うわけで本日のボス戦である。
#CR的には今日の戦闘全部ボスクラスだった、という話もあるが。
Roperは六本のStrandsを伸ばし扉の前にいたPC四人と動物二匹を攻撃する。
PC達には攻撃は当たらなかったが、動物二匹は攻撃がヒットする。
さらにシルフィードはSTに失敗しStrengthにかなりのダメージを受ける。

フォレストはHarrierを使い霊鳥を創造しRoperを攻撃させる。
そしてシャルロッテがSpirited Chargeで突撃。
Strが減っててもシルフィードは活動可能だ。
Smite Evilもあわさって、この一撃でRoperはHPの半分以上のダメージを受ける。

クラード、ジオ、アライグマも接敵し、攻撃を加える。
後方からはイリアが弓、レイチェルもSpiritual Weaponで攻撃する。
しかし、Roperの硬いNatural Armorに阻まれ楽には倒せない。
すっかり周りを囲まれたRoperだが、しぶとく反撃してくる。

そして、気がつくとアライグマがRageしていた。

Badger's Rageでアライグマ怒りの攻撃。
ザク、グシャ、ドカ!
哀れRoperは完膚無きまで叩きのめされるのでした。

広間の奥を見てみると、沢山のルヴィナ石があった。
集めてみると、必要な量を充分満たしていた。
一行は早速それを回収すると急いで村へと引き返すのであった。

こうして無事ルヴィナ石を持ち帰ることに成功し、熱病に苦しむ子供達を救うことが出来た。
長老から追加の報酬を受け取って一行は旅立っていくのであった。

そして、この冒険を経て成長したシャルロッテは、ついにSpecial mountを獲得。
Unicornのアルビオンだ。
…ちなみに、パーティ最強の戦闘能力を誇るのは公然の秘密である(笑)

<<戻る