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プレイした日:2002年11月03日
参加したPC:アルフレッド、キース、クラリオン、ビトン、ラデル、リン
パーティレベル:12


北荻との戦争において王国と同盟を結ぶドワーフ王国。
PC達はドワーフ王国の大臣に呼び出され、依頼を受ける。
北荻のジャイアント達に対抗する為、戦力の増強を図っているらしく
古代のドワーフ王国からDwarven Throwerを取ってきて欲しいとの話だった。

嘗てのドワーフ王国のあったガルンミスの都。
300年前、デビルとの戦争によって遷都を余儀なくされ、現在の場所にドワーフ達はやって来た。
その時はかなり混乱していたらしく、多くの財宝がガルンミスに放置されたままになっているらしい。
Dwarven Throwerもそこに安置されていると言う。

報酬は前金で3000gp。
また廃都で見つけた財宝の半分を報酬という微妙にケチくさい条件ではあったが
PC達はそれを引き受けガルンミスに向かって旅立つ。

道中は5日ほどの日程であったが特に何事もなく目的の場所に到着する。
周囲は岩山に囲まれているが、それらは白骨化した様な印象を受け
岩のような骨のような謎の材質に変貌していた。

周辺を捜索すると、ガルンミスへの入り口らしき場所を発見する。
此処もまた、岩が白骨化していた。
PC達は魔法を使い準備を整えると、早速地下殿堂へと入っていく。

長い階段を下っていくと、やがて少し開けたホールに着いた。
ホールからは通路が一つ延びていて、その先に大きな扉がそびえていた。
Listenしてみると中から何やら獣の唸り声らしきものが聞こえる。
戦闘態勢を整えて、扉を開くと、中には二体のHuge-Chimeraが。

キースはクラリオンを護衛対象に取りつつ前に。
ビトンとラデルはSpring Attackでヒット&アウェイを仕掛ける。
HDが最大までAdvancementされた強力な敵ではあったがどうにか撃破する。

Chimeraがいた部屋はかなり広く、全部で六つの扉があった。
それぞれを調べ、聞き耳を立てる。
すると北側からは四つ足の獣が歩くような音。
東側からは何かゼリー状の物が這いずる様な音が聞こえてきた。
一行はとりあえず東側に向かうことにする。

短い通路を抜けると、別のホールの西側に出た。
北側には巨大な鉄の扉があり、ホールの奥、東側にはその扉を開閉させる為らしきレバーがある。
床には鉄の扉が擦れた跡が残っていた。
扉は、北西の角を支点に手前に開かれる構造になっている様だ。
つまり、開くと西側の壁は鉄の扉で塞がれてしまいう。

とりあえず、鉄の扉を開くのは後回しにしてホールの南側の扉を調べてみる。
罠や鍵は特に無いが、聞き耳たてると何かが這いずっている音が聞こえる。
隊列を整えなおして扉を開くと、そこは幅10ft.の通路になっていた。
そして、その通路いっぱいにGargantuan-Black Puddingが詰まっていた。

武器で攻撃してもダメージは受けずHP半分で分裂してしまう厄介な敵である。
しかし、DMはうっかりその能力を見落としていた為にえらいことに。
とりあえず、分裂するとFaceは半分になることにして(Sizeはそのまま)処理する。
どんどん分裂増殖していくBlack Pudding。
そこにクラリオンがAlchemist's fireを投げつけ、
リンがNecklace of FireballsやRod of Thunder and Lightningを使って
止めの攻撃を加えていく。
リン以外はEvasionを持っている為、容赦なく狭い通路に火球が炸裂し雷光がほとばしる。
長い戦いの末、合計で26体にまで分裂した全てのBlack Puddingをどうにかやっつける。
#そしてDMはもうBlack Puddingを出すのは止めようと思うのであった。
#30HDとかにして出すのは。

#ここでアルフレッドのプレイヤーがやってきたのでセッションに参加する事に。
#無理矢理合流のシーンをつくります。

プレーンを渡り歩いていたアルフレッドは突然アストラルストームに巻き込まれてしまう。
激しい時空乱気流に振り回された末、何処かに放り出される。
そこは白骨化した岩の迷宮だった。
周囲を見回すと、何者か達が近づいて来るのが判った。
それは嘗て塔であった事のある冒険者達であった。

#こうして偶然と言う名のご都合主義によって合流した一行は廃都と化したドワーフ王国の探索を続ける。

通路はすぐに北側に曲がっていた。
東側には一定の間隔で扉が配置されており、中は全て狭い部屋になっていた。
その中の一室で、壁に掛けられたプレートを発見した。
プレートには『偉大なる力は王の背後に』と記されていた。
さらに別の部屋で宝箱を発見する。

通路の行き止まりには、鉄の鎖で厳重に封印された鉄の扉があった。
調べると、扉は熱を帯びて熱くなっており、室内からは炎の燃え盛る音が聞こえてきた。
とりあえず此処は後回しにして、通路の西側にあった、ただ一つの扉の方に向かう。

Listenするが音は何も聞こえてこない。
開けて入ってみると、そこは広大な広間になっていた。
どうやら王座の間らしく、壁には古くなってボロボロのタペストリー等が飾られていた。

中では、二体のColossal-Skeletonが待ちかまえていた。
64HDまでAdvancementされたタフな相手ではあるが、所詮はスケルトン。
キース&クラリオンのコンビが前線に立ち、アルフレッド、ビトン、ラデルがSpring Attack。
リンが負傷した仲間の回復にそなえるという布陣で撃破する。

玉座の後ろの壁を調べると、やはり隠し扉があった。
開けると、幅10ft.の通路が30ft.続いたあと、東西30ft.×南北40ft.の部屋が見えた。
通路、室内共に魔法の明かりで照らされていて見通すことが出来る。
部屋の一番奥には祭壇がありその両脇に宝箱、祭壇の上にはハンマーが飾られていた。
そのハンマーこそが目的のDwarven Throwerである。

しかし、祭壇の前には一体のHuge-Stone Golemが立っていた。
さらに部屋の通路側の手前半分の床には奇妙な紋様が書き込まれている。
ゴーレムは動き出す気配は無かったが、一歩通路に足を踏み入れると突然目覚めて動き出した。

ゴーレムが床の奇妙な紋様を踏むと、背後の壁から七色の光線がほとばしる。Prismatic Sprayだ。
何人か光線を浴びるもののSTに成功。
Flyで室内に突入しストーンゴーレムに接敵する。
これまたHDを最大42までAdvancementした相手だがどうにか撃破する。
そして、無事Dwarven Throwerの回収に成功するのであった。

目的は果たしたが、まだ廃都内に残っているはずの財宝を求めて探索を続ける。
まずは先ほどの高熱の部屋へと向かう。
封鎖をとき、扉を開くと中には財宝とFire Elemental,Elderがいた。
とりあえず扉を閉めて魔法やマジックアイテムで戦闘準備を整えるPC達。
そうしていると、Fire Elementalが扉を開いて現れる。
何やら怒っている様子でPC達に襲いかかってきた。

今回、キースはアルフレッドを護衛対象にとり二人で前線に立つ。
しかし、72HDを誇るFire ElementalのPower Attackを含めたフルアタックは流石に強烈である。
#このFire Elementalも72HDの化け物である。
だが、リンのHealもあり、なんとか前線を支える。
その間にダメージを与えていくが、なかなか倒れない。

500点ほどのダメージを与え、ようやくHPを1/6まで削った所で
Haste状態のリンがDestructionとStrengthのDomain Powerを解放しパーシャルチャージを仕掛ける。
Fire ElementalのLarge and in Chargeを突破しさらにフルアッタク。
Extra Smitingによる二発目のSmiteを叩き込み合計で100点オーバーのダメージを与える。
これが止めとなってFire Elemental,Elderはその場に溶けて崩れ去るのであった。

早速PC達は財宝の回収にあたる。
ところが、出目が振るわずめぼしい物は入手出来なかった。
#きっと炎で燃えてしまったんだろう…

消耗がかなり激しいため、一度キャンプをはって一晩休むことに。
この遺跡には巨大な奴しかいないと云うことで、通路に並んでいた小部屋で一晩をあかす。
翌日、再び探索を開始。

まずは四つ足の獣が歩いている様な音が聞こえた場所に行くことに。
探索の結果、その足音とは異なる、獣の低い獣の唸り声が聞こえる扉の前にやって来た。
とりあえず、先にこちらを確認することにする。
中にいたのは、一番最初にであったのと同じ二頭のキメラだった。
アルフレッドとクラリオンのクリティカルもあり、速攻撃破する。
部屋の奥を調べると二つの宝箱があった。

それから戻って、今度こそ足音の聞こえた場所へ。
そこは大きなホールになっていて、中には一頭のGargantuan-Dire Tigerがいた。
しかしこれも速攻で撃破する事に成功する。

ホールの奥の住みに小部屋があり、中に宝箱があった。
しかし、それはそれとして、一つ問題があった。
それはこのホールの入り口の構造である。
ホールのすぐ外は狭い部屋になっていて、そこにホールの入り口を開くレバーがある。
そのレバーを引くと、扉が迫り出してきて開く。
その為、この狭い部屋の入り口が、ホールの扉で塞がれてしまい、出られなくなってしまうのである。

ホール入り口の扉を引き戻すためのレバーはホールの奥にある。
従って、このホールから出るためには誰か一人がレバーを引かなければならず、
その人物はホールの中に取り残されることになるのだ。

色々と方策を練った結果、
鉄の扉をぶち壊して力ずくで通り抜ける事に成功した。
遺跡の壁は白骨化した石でも土でも鉄でもない謎の材質だったが、扉は鉄のままだったのである。

探索していない場所も残り少なくなってきた。
短い通路の先に、また温かく加熱されている扉があった。
またもやFire Elementalと判断して戦闘準備を整えるPC達。

準備を整え扉を開くと、20ft.×20ft.の部屋にやっており、南西にレバー、北の壁が鉄格子になっていた。
そして、鉄格子の向こうに財宝とFire Elemental,Elderがいた。
PC達を見つけると鉄格子のほうまでやってくるFire Elemental。もちろんやる気満々の様子。

PC達は鉄格子を開かず、格子越しに戦闘を開始。
#格子は部分遮蔽AC+4として扱うことに。
やはり強烈な相手ではあったが、どうにかこうにか撃破する。

その後も探索を続け、ガルンミス全体を周り全ての財宝の回収に成功する。
#途中、Black Puddingもいたのだが、もう戦うのはイヤだったので経験値半分で倒したことにする。

こうして無事Dwarven Throwerと残された財宝を残さず回収したPC達は帰路へとつく。
しかし、入手したアイテムの数々はどれもいまいち使いでの無い物ばかり。
報酬は結局全額ゴールドでもらうことにするのであった。

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