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プレイした日:2002年10月20日
参加したPC:エリザベス、カーン、ギドバン、グレッグ、ディック、レベッカ


王国の運送屋、アブドゥルが北の砦にやって来た。
PC達に王国評議会からの依頼したい仕事があるそうなのだ。
そんなわけで、彼はPC達をつれて王国へとテレポートする。
役所の会議室に通されると、評議員とドワーフ大使が待っていた。

早速話を聞いてみると、王国と同盟関係にあるドワーフ王国が北荻に攻め込まれたという。
戦いの末、北荻達に鉱山を乗っ取られ、鉱夫達が囚われてしまった。
その鉱山からは銀やミスリルが産出され、非常に重要な資源となっている。

現在は膠着状態となっているが、このままにするわけにはいかない。
王国としても戦力をかしたいが、各地でJUGGERNAUTの侵攻に対抗する為、余裕がない。
そこで、PC達の力を借りたいと言うわけである。

PC達は依頼を引き受けると、ドワーフ大使から色々と情報を聞き出す。
 Q:捕まっている鉱夫の人数は?
 A:20人以上

 Q:坑道の広さは?
 A:かなり広い。昔から掘っているので正確な所は不明

 Q:敵の戦力は?
 A:オークとエルフが大半。ヒューマンや残念ながらドワーフもいた。さらにドラゴンもいた

 Q:ドラゴンのサイズは?色は?
 A:サイズはHugeだった。色はDarkvisionは白黒で見えるからわからん

こうして役に立つんだか立たないんだか情報を得る。
それからより多くの情報を得る為にグレッグがScryingする事に。
まずはドラゴンである。

見てみると、坑道内の広い空間に確かにドラゴンがいる。
しかし、やっぱりDarkvisionで見ているので色が判らない。
しかし、その周囲の環境(熱は?冷気は?)、鱗の濃淡(暖色系か?寒色系か?)等から色を判断する。
その結果、恐らくブルードラゴンであろうとの結論を得る。

次に捕まっているはずのドワーフ鉱夫達を見てみる。
すると、ドラゴンがいるのとは別の広い坑道ないで、何やらトンネル掘り工事をさせられていた。
彼等のまわりには見張りのオーク達が立ち、作業を監視していた。
また、その工事の様子を見守るエリネス、ダークエルフ、ディスプレイサービーストがいた。
この三人(二人と一体?)はどうやら幹部の様だ。
さらに、三人とも体の表面が竜の鱗の様な物で覆われている。
どうもハーフドラゴンらしい。

一通り調べてから、今度は作戦会議を開く。
ドワーフの大使は人質の救出を優先してほしいようだ。
PC達はTeleportを使った電撃戦など色々と考えるが
ダンジョンズ&ドラゴンズの政治的に正しいプレイ方法として(笑)鉱山入り口から突入する事に。
その際に、エリザベスがFind the Pathを使いドワーフ鉱夫達までの最短ルートを見いだす。

そして一行は飛行艇に乗って鉱山入り口まで直行する。
入り口には二人のオークが見張りについているのが見えた。
矢とFireballで制圧して、早速侵入する。
侵入してから判ったことだが、入り口にはダークエルフの魔法使いもいたようだった。
#特に行動を起こす前にFireballで倒れたのであった。

坑道の両壁には明かりが点してあり、視界はそれなりに効く。
レベッカとカーンが先行してFind the Pathの導きに従って進む。
Listenすると、下の方からドワーフ語と思われる声で何やら騒ぎ声が聞こえてきた。
しかし、雰囲気からして酒盛りをしているような感じで、囚われた鉱夫達のものでは無さそうである。

急なスロープにとってつけたような階段を下りていくと、先にエレベータがあった。
エレベーターの脇には何か張り紙がしてある。
レベッカが読んでみようとすると突然爆発した。
どうやらExplosive Runesだったようだ。
側にいたカーンも巻き込まれたが、こちらはEvasionで回避。

ダメージを回復してから、今度はエレベーターを調べる。
エレベーターは特に怪しい所は無い様だった。
操作方法はレバーを動かせば上下出来る作りだ。
うっかり操作を誤ると、ものすごいスピードで落ちていける構造が気になるが、
PC達は毎ラウンド20ft.の速度で下へと下りていく。

途中、左右に計四箇所の横道があった。
そのうち一つから例の酒盛りの音が聞こえてきた。
しかし、エレベーターの方に関心を払っている様子は無かった。
そこをすぎてFind the Pathの示す、更に下へ。

やがてエレベーターは広い空間に出た。
そしてその空間には四人のダークエルフと四人のオーク達が待ちかまえていた。
今度のダークエルフはウィザードではなく、アーチャーのようである。
#PCの軒並み高いACに命中させるべくBow of ture arrowsまで持たせたManyshot使いである。

戦闘に突入。
イニシアチブで先を取ったPC達はダークエルフ達が危険と見るや、
降下するエレベーターからFireballと矢の攻撃でダークエルフ四人を反撃をさせぬまま倒す。
それから残ったオーク戦士達を掃討。
速攻でケリをつける。

ここでPC達の何人かがレベルアップ。
グレッグが呪文を幾つか憶える為に、暫く休息をとることに。
しかし五分後、上の方から状況を聞いてくる声が。
酒盛りをしていたドワーフのものだ。

レベッカとギドバンがココにいたダークエルフやオーク達を装って返事を返す。
しかし、Bluffは相手の高いSense Motiveによって見破られてしまう。
呼び寄せボタンによってエレベーターが上っていく。
すると、「はうー、わたしも行くんですか〜?」というおろおろした少女の声が。

再び下りて来たときにはドワーフと三体のミノタウロスが乗っていた。
しかし、エレベーターの床をよく見るとワンドを持ったハーフエルフが転んでいたり。
#エレベーターの床は10ft.×10ft.なので四人しか乗れないのだ。
#ちなみにPC達はレベッカとカーンが天井にくっついていたので平気だった。

リーダーと思わしきドワーフは空になったPotion of Heroismの瓶をポイと投げ捨てると
侵入者であるPC達に襲いかかってきた。
PL達はハーフエルフを何よりも危険視したが、
PC達の視点では一応ハーフエルフはドワーフに無理矢理従わせられてるという感じに見える。
そんなわけでGoodなアライメントの人が多いので、いきなりFireballとかは無しの方向性で。

その変わりSlowGreaseで機動力を殺ぎ、Silenceで魔法等を封じる。
そこにギドバンのクリティカルやディックのシールドチャージで次々に大ダメージを叩き出し、
ドワーフに反撃させぬまま倒したり、ミノタウロスをMassive Damageで即死させたりしていく。
そんなこんなで、のこりはハーフエルフだけとなった。

ハーフエルフはあわあわと命乞いをしてきた。
ちなみにDetect Evilにはかからない。
Detect Magicも持っているワンドからしか反応がない。
話を聞いてみると、彼女は以前に先ほどのドワーフに捕まってこき使われていたそうである。
ドワーフはEvilだったがTure Neutralな彼女は死んだり痛かったりはイヤなので従っていたそうな。

とりあえず、彼女にはさっさとこの場所から立ち去ってもらう事にした。
次に敵として出会ったら容赦はしないという事で。
また、彼女から幾つかの情報を得られた。(というか、適当にぺらぺらと喋った)
・ドワーフの鉱夫たちは全部で25人
・ボスはハーフブルードラゴンの三姉妹
・ハーフデビル、ハーフディスプレイサービースト、ハーフダークエルフの三人
・彼女達のお父さんのドラゴンもいる。

それから、持っていたワンドも押収。
ワンドにはタグがくっついていてどのワンドに何の魔法がチャージされているかすぐ判る様になっていた。
それによると、Barkskin(6LV)、Bull's Strength(6LV)、Cure Serious Woundsであった。

あらためてPC達は鉱山の奥へと向かって進み始める。
この広いホールから坑道が一つだけ伸びており、その先にエレベーターがあった。
先行するカーンとレベッカはエレベーターは使わずにFlyで下におりていく。

するとその先には六人のダークエルフと四人のオークとが待ちかまえていた。
#ダークエルフのうち二人がウィザード。残りはアーチャー
しかし、カーンやレベッカのHideは見破れず気が付いた様子は無い。
二人は後ろのメンバーに状況を伝え、それから強襲。
FireballとSneak Attackでまたもやダークエルフ達を秒殺する。
さらに残ったオーク達もクリティカルやらチャージやらで次々倒れる。
これまでの戦闘は殆ど2ラウンド以内でケリがついているのであった。

坑道は更に続く。
またエレベーターがあり、その脇に張り紙がしてある。
それもまたExplosive Runesであったが、今回はちゃんと解除。
#CRの関係で経験値にはなりませんが

その下の坑道から何やら暗いドワーフ達の坑道節が聞こえてきた。
カーンがClairvoyanceで見てみると、囚われたドワーフ鉱夫達がトンネルを掘っているのが見えた。
その周りにはオーク達が見張るように立ち、そしてハーフエルフの言っていたハーフドラゴンの三姉妹とやらもいた。
また、その周りには四体のダークエルフのウィザードがいる。

いよいよボス戦である。
PC達は一気に強襲をかける。
先に隠密能力の高いカーン、レベッカがホールの手前に配置し、
残りのメンバーはエレベーターを上ったうえからFlyで一気に突入する。
突入のタイミングはカーンのMindbender能力、Telepathyで。

まずはSurprise Round。
カーンはDisintegrateをハーフドラゴンエリネス向けて撃つ。
命中し、STに失敗したエリネスはいきなり塵になる。
Hasteで加速中であるため、次にハーフドラゴンダークエルフに向けてPolymorph Other。
しかし、これはSTに成功し無効化される。

レベッカはハーフドラゴンダークエルフの上空25ft.まで飛び、矢でSneak Attackを仕掛ける。
命中し、かなりのダメージを与えるが倒すまでには行かない。
そして、1st Round。

ハーフドラゴンダークエルフはQuickenしたHasteを使おうとする。
しかし、これは妨害されロストしてしまう。
そこで、今度は普通にHasteを唱える。
それからInnate SpellでSpell-like abilitiesにしたTure Strikeを
Quicken Spell-Like Abilityを使ってFree Actionで使用。
それからReach、EmpowerしたVampiric Touchを上空にいるレベッカに放つ。
これでくらったダメージを補填するだけのHPを奪った。

しかし、グレッグがLimited Wishでハーフドラゴンダークエルフの次のSTに−7のペナルティを与え
そこにFinger of Deathを叩き込む。
当然、STに成功できるわけなく、ハーフドラゴンダークエルフは死に絶えるのであった。

残りはハーフドラゴンディスプレイサービーストである。
Displacementの能力も虚しく、PC達の攻撃力の前に倒れるのであった。
#とりまきのダークエルフウィザードはどうしたんだっけ?
#なんか、一撃で滅んでいったようなきがするが、なにがあったのか忘れてしまった(A^^;)

見張りのオーク達も倒して、無事ドワーフ鉱夫達を助け出す事に成功した。
しかし、まだ鉱山の奪回までには至っていない。
残す最大の敵はドラゴンである。

ホールから続く坑道の先にどうやらドラゴンがいる様だ。
カーンが一人偵察に行くと…目が合った。
Dimensional Anchorをかけられるもカーンは後退。
それから確かにドラゴンがいたことを皆に伝える。
そうして最後の戦いに向け準備を整え、竜の塒へと突入する。

最初に突入したのはグレッグであった。
ところが、通路からはホールの中のドラゴンの姿が見えなくなっている。
ホールに入ってみると、ブルードラゴンは天井にFlyで飛んで隠れていた。
さらにImproved Invisibilityで透明化している。
もちろん、透明化対策はされているので見えないことはない。

グレッグはBigby's Grasping HandでブルードラゴンをGrappleしようとする。
しかし、これは防がれる。
ブルードラゴンはWall of Forceでホールの入り口を塞ぎ、パーティを分断させる。
さらにグレッグに噛みつこうとするが、これはBigby's Grasping Handに阻まれる。

後続のメンバーはWall of Forceによってホールの中に入れない。
しかし、カーンがStone Shapeを使い、人一人が通れる穴を地下に掘る。
そこをくぐって、エリザベスがホールに入りブルードラゴンに向けてGreater Dispellingを放つ。
これでブルードラゴンにかかっていた魔法が全て解除されてしまう。
さらにレベッカはSeeker arrowを使ってWall of Force越しにブルードラゴンに向けて矢を射る。
怪しい軌道で飛んでいく矢。
ギドバン、ディックもホールへと突入する。
そしてギドバンのクリティカルとディックのシールドチャージによりかなりのダメージを与える。
さらにそこにEnervationがかかり、ブルードラゴンは2 negative levelsを受ける 。
Recitationの影響とあわせてSTに−4のペナルティがかかったところに
止めのFinger of Deathが極まり、ベリーオールドブルードラゴンは滅び去るのであった。

このドラゴンの敗北をもって、残っていた敵達は敗走を始めた。
そして鉱山も見事奪還する事に成功したのである。
それから一行は幾つかの後処理をしてから、王都に帰還し事の次第を報告するのであった。

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