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プレイした日:2002年10月14日
参加したPC:カーン、ビトン、レベッカ


ある日北の砦に一人の老人が訪れる。
彼の名はアインヘイラル。各地を放浪し、魔法の武器や道具を収集し、また自らも作り出していると言う。
現在彼は炎の魔剣を作成しているらしい。
すでにFlame Tongueの贋作を創り上げたという。
しかし、彼はAntimagic Fieldでも炎が消えることのない炎の剣をつくりたいらしい。

彼は放浪の末、“サン・ストーン”と呼ばれる石があればEXな炎の剣が作れる事が判ったと言う。
そして西方のフィッシュボーンフォレストにあるボーンタワーの中に、サン・ストーンのある
異世界へと続くポータルがあるという情報を得たらしい。

そこでアインヘイラルはPC達にボーンタワーの探索を頼むのであった。
ポータルの発見と危険の排除。
彼は報酬にFlame Tongueを差し出すと一ヶ月後にまた来ると言い残し去っていくのであった。

依頼を受けたPC達。
砦に残っていたのはカーンとレベッカ。そしてカーンにアイテム作成を頼んでいたビトンの三人。
そんなわけで、ローグ三人衆は西方のフィッシュボーンフォレストへ向けて出発するために
力の限り(資金のある範囲で)スクロールやポーションを買い込んで準備を整えるのであった。

さて、四日ほどの冒険の末無事フィッシュボーンフォレストにと到着する。
森の中は薄い霧が立ちこめており白骨化した木や奇妙な動物の骨が至るところにある。
ネガティブエナジーに満ちていていかにもアンデットモンスターが潜んでいそうだ。
Wildernes LoreでDC20に三回成功すれば無事ボーンタワーまでたどり着ける。
判定に失敗すると一定確率でモンスターと遭遇する危険性がある。
ビトンがTaking10で判定を成功させて一行は無事にボーンタワーに到着する。

ボーンタワーは八階建てのようだった。
とりあえずDetect Magicをしてみると扉に魔法がかかっている事に気が付く。
SchoolはAbjuration。どうやらAlarmの様だ。
さらに辺りの様子を窺ってみると上空に魔法のかかった蝙蝠が。
攻撃してみるとそれは「ギャ」と声を上げて死んで地面に落ちた。
そしてその姿はImpのものとなった。

ボーンタワーには窓のような物はなく、入り口も正面の一つだけのようであった。
タワーの材質も石ではない、謎の骨の様な物質で出来ているようだ。
カーンはClairvoyanceを使ってタワーの一階を覗いてみた。
すると、一階は広ホールになっていて、四隅に柱。中央の床に魔法陣があるだけであった。

思案の末、一行は扉を開けて中に入ることにする。
とりあえず三人ともInvisibilityを使い透明になる。
また、カーンはPolymorph Selfを使ってTrollに変身する。
扉を開けると、入り口のすぐ側に透明な何者かが潜んでいることに気が付いた。(Spot DC20に成功)
さらに何やらコマンドワードのような声。
とりあえず扉を閉める一行(笑)。

何者かが中に潜んでいるようであった。
これまでの状況から敵はDevilかとかまえる一行。
もしDevilならTeleportで外に出てくるかもしれない。
しかし、暫くすると独りでに扉が開き、またすぐに閉まる。
そして「どうやら奴ら透明化しているぞ」との声が聞こえてきた。
複数人が待ちかまえている様だ。

とりあえず戦闘準備を整えて突入することに。
どうやら扉の近くにいる透明な相手はMinor Globe of Invulnerabilityを使っているらしかった。
呪文の範囲に入ったビトンの3レベル以下の魔法の効果が切れてしまう。
と、そこにEnervaionが二発飛んでくる。
しかし高いvs.Touch ACをほこるビトンはそれをかわす。

敵は全員Improved Invisibilityで透明化していた。
しかし、Listenで位置を特定してそこに攻撃を叩き込んでいく。
敵はHPは少ないようで攻撃が当たるとあっけないほどに簡単に死んでしまった。
敵の正体はDrow Elfの女達だった。

PC達はどうも違和感を感じる。
死体を調べてみるとカルト・オブ・レッドファングの紋章が見つかった。
このダークエルフ達はカルト・オブ・レッドファングのメンバーだったのだ。
とりあえず敵の正体がしれて安心する(?)一行。

カーンはClairvoyanceでボーンタワーの各階をスキャンする。
すると二階にはBeholder。
三階には四人の人間と四人のMinotaur。
五階には二人のオークと二人のダークエルフ。
そして八階には一体のDeathbringerが。
その他の階には誰もいない。
また、八階の一部はシールドされているのか透視する事ができなかった。
一階から四回までは階段が無く、幾つかの魔法陣がある。おそらくテレポーターで各フロアを移動出来るのだろう。
五階からは階段になっていて螺旋階段が八階まで続いている。
#設計上のミスで五階に行くと四階以下の階に戻れないことがこの時判明(笑)。
#まぁ、設定上それもアリなのでそう言う事に。

あまりにもおかしい。
これは絶対なにか裏がある。
そこで三階にいる人間から出来れば情報を聞き出すと言うことで強襲することにする。
やばくなったらカーンがTeleportを使って脱出するという寸法である。
一行はImproved InvisibilityFly等を使いそれからDimension Doorで三階に移動する。

三階にいたカルト・オブ・レッドファングの戦士達はPC達が来たことに気が付いていない。
しかし、MinotaurはScentで異変にいち早く気が付く。
だが、相手にはPC達の姿は見えないようだった。
と、なれば当然スニークアタックである。

敵もListenを頼りに反撃してくるがままならい。
途中、フロアの中央にある部屋に入ったビトンがトラップにかかりGreater Dispellingで
かかっていた魔法全てを解かれてしまうと言うことがあったが、何とか制圧する。
#一階の魔法陣から素直に移動すると、三階のこの小部屋に出現し
#いきなりGreater Dispellingくらうというステキトラップ(笑)

まだ息のあった一人(人間)を起こすとキリキリと尋問を始める一行。
Intimidateに成功し情報を聞き出す。
それによると、やはり罠だったらしい。
彼等は幾つかの命令を受けており、
・北の砦の連中がやってくるはずだからそれを迎え撃って殺せ。
・八階には封印されたポータルがあるが、もしPC達が封印を解くようなら邪魔をしないでよい。
と言われていた様だ。
また、八階にいるアンデットの戦力試験を兼ねているらしい。
わりと捨て石にされている様な感じもする。
PC達はさらにタワーの各フロアの構成を聞き、またどの魔法陣が何処へ通じているのかを聞き出す。

そうして情報を聞き出した後でPC達は今後の方針を検討する。
色々と話し合った結果、五階にいるオークとダークエルフ達をやっつけてから帰る、と言うことに。
タワーのテレポーターを使い五階に移動する。

五階は中央に大きなホールがあり、その周囲、外周を通路が取り囲んでいるという構成になっていた。
ホール中央に階段があり、通路の角、左上と右下それぞれに魔法陣がある。
PC達は右下の魔法陣からテレポートアウトしてくる。
魔法陣は一方通行であった。

敵はホールの中にいる。
ホールには四方の壁にそれぞれ扉が一つあった。
Openをつかって扉を開けてフェイクをかけ、別の扉からホールの中に侵入する。

スニークアタックでダークエルフ一人をまずやっつけると
カーンがPolymorph Otherでもう一人のダークエルフをカエルにしてしまう。
さらにHold Monsterでオーク戦士をHelplessにしてしまう。
残ったオーク戦士も孤軍奮闘するものの敢えなく倒される。
そして残った二人をCoup de Graceして勝利を収めるのであった。
それからカーンのTeleportで北の砦に帰還した。

それから一ヶ月後、再びアインヘイラルが北の砦にやって来た。
彼は不敵に笑みをもらすと
「上手く生き延びたようだな…次に相まみえる時を愉しみにしていよう」
そう言ってその正体、Pit Fiendの姿をあらわにするとそのままテレポートで去っていった。
恐らく次ぎ会う時は、決着を着けるときであろう…。

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