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プレイした日:2002年09月28日
参加したPC:カーン、ギドバン、グレッグ
Chort:キャロル


これまでのお話

グレッグが新しい女をつくっていた!(カーン談)

・・・えーと
ルール的にヴァイオレットのレベルアップが難しくなったので
彼女はグレッグの下を離れ、一人修行に出たのである。
そこで、グレッグは新たにChortを雇いなおした、と云うわけである。
新しいChortの名前はキャロル、彼女もまた、クレリックであった。

さて、そんな彼女の所へ一通の手紙が届く。
手紙の送り主はミレーネと言う女性。キャロルの友人である。
手紙にはノシローという男性と結婚したこと。
彼の出身であるインスマースという村に引っ越ししたこと。
その村の様子が何かおかしいと言うこと。
そして、会って相談したい、と言うことが書かれてあった。
更に手紙には、Townからインスマース村までの地図が同封されていた。

キャロルは早速グレッグに相談を持ちかけ、ちょうど北の砦に居合わせた
カーン、ギドバンらと連れだって、インスマース村に向けて出発するのであった。

グレッグの所有する飛行艇を使えばすぐの日程であったが、
経験値の為に歩いてインスマース村に赴くことにする。

なお、今回のセッションではMonsterManualからモンスターは出現しない。
セッション当日(昼頃)手に入れたMonsterManualUと
以前から入手していたd20 Call of Cthulhuからのみモンスターは出演である。

そんな訳で、インスマース村までの五日間、一日あたりのランダムエンカウント率は25%にしてみました。
通常の2.5倍(当社比)という遭遇確率。
とりあえず、新モンスターを出現させてみたい、というDMの意思表示(笑)。

さて、初日のエンカウントチェックをしたところ何も出現せず。
しかし、グレッグがFickle Finger of Fateを使ってエンカウントチェックをRerollさせる(笑)。
その結果、何かと遭遇する事に・・・。

辺りはLight Forest。
まずはSpot Checkである。そのDCは…えーと、DC 4だ。
前方130ft.にColossalの何かがいます。
それは、最大の巨体を誇る、Dinosaur、Seismosaurusだった!

本当は草食恐竜の様な気もするが、とりあえずコイツは肉食だ
そんなわけで戦闘に突入。
まずは、遠距離から射撃と魔法でダメージを与えていく。
EnervationやらRay of Enfeeblementやらで弱弱にされてしまうSeismosaurus。
さらに、接敵してギドバンがフルアタックを仕掛ける。
クリティカルに集約した攻撃能力が遺憾なく発揮され、四回命中、内三回がクリティカルヒット。
あっという間に残りHPが一割を切るSeismosaurus。
最期の力を振り絞ってTrampleを仕掛けようとするがAoOで返り討ちを喰らい、大地に崩れ落ちるのであった。

その後、二日目と三日目は振り直しもしたが、何にも遭遇せず。
そして四日目、最初のロールで何かに遭遇。
140ft.前方に、なにやら四本脚の蜘蛛のような機械達が編隊を組んで歩いている。
頭部には鋸がくっついており、冒険者の勘が奴らは危険な存在だと、告げてくるような連中だ。
#Clockwork Horrorである。

双方Spotに成功しており、敵は戦闘態勢に入っている。
かくて、戦闘に突入する。
敵は六体。そのうち四体がゴールドのボディー。
残りの二体の内一体がプラチナでもう一体がアダマンタイトのボディーをしている。
どうも、アダマンタイトのボディーの奴が敵のリーダーの様だ。

グレッグがWall of Forceでアダマンタイトと他数体を壁に閉じこめる。
しかし、すぐさまアダマンタイトの奴がDisintegrateWall of Forceを分解。
更にプラチナやゴールドは背中についた砲台からLightning Boltを撃ってくる。

しかし、そこにキャロルのEntangleが炸裂する。
隊列を組んで密集していたClockwork Horror達は殆ど全員絡め取られてしまう。
こうなってしまうと、色々とペナルティがつくのであるが、
SpellやSpell-like abilitiesを使うためにはConcentration Checkが必要となってくる。

ところで、Clockwork Horror達はConstructなのですが…
SkillやConってないんですよね…ConベースのSkillってどうなんだろう?
調べたところ、どーやら自動的に失敗するとのこと。
えーと。

うわーん、せっかくのDisintegrateImplosionMordenkainen's Disjunctionが〜

しかし、アダマンタイトは無力化されたとは言え、プラチナとゴールドのLightning Boltは健在である。
#ごめんなさい、これ嘘です。
#Lightning BoltもSpell-like abilitiesなので、使えなくなります。
#ところが、何を寝ぼけたかSupernatural Abilitiesと勘違いしていたのです。
#その為にギドバンのCloak of Resistance(+4)が壊れてしまう結果に…
#でもSTで1を振ったのは私のせいではないよね?(と責任転換)

移動力を殺されたClockwork Horror達は固定砲台と化してLightning Boltを撃ってくる。
しかし、Flyのかかったギドバンが接敵して各個撃破していく。
ギドバンの持っているシミターにはHoly属性がついているのだが、
なんとClockwork Horror達たちはEvilなのでこれがまたよく効くのである。

こうして何とか全滅させることに成功するのであった。
その後、五日目は何にも遭遇せず(振り直すこともせず)
ついに一行はインスマース村に到着するのであった。

#一方、別の卓でやっていたセッションはとっくに終わっているのであった
#そんなわけで、この後PC二人が参加。

*******

参加したPC:エリザベス、カーン、ギドバン、グレッグ、ラデル
Chort:キャロル


先日のFormina達との戦いの結果、彼等を元のプレーンに帰した事を報告するために
エリザベスはPelor神の所に訪れていた。
そこで彼女は異界の水の神の脅威が世界に訪れていることを知らされる。
新たなる使命を帯びて、道案内をしてくれるというラデルと共にインスマース村へと赴くのであった。

ついにインスマース村へと到着したカーン、ギドバン、グレッグ、キャロルの一行。
そこに見知った顔を見つける。エリザベスである。
ラデルの事を皆に紹介するエリザベス。また、一行もラデルに自己紹介する。
大概、『塔の英雄』とか『北の砦の英雄』とかで話は通じるものであるが、
ラデルはそれらの話を聞いたことが無く、また彼等の活躍を聞いてもあまり本気にしない。
#なお、エリザベスが直接神様から使命を言い使ってきた、と言うことも彼は本気にしていなかったのである。
兎も角、合流した二組はそろってインスマース村へと入っていくのであった。

村は漁港ということだった。
全体的に何処か腐った魚の匂いがたちこめ、どこか暗く淀んだ印象を受ける。
村に入って暫く行ったところに広場があり、酒場兼宿屋が見えた。
広場を挟んで反対側には道具屋が見受けられた。魔法の品も扱っているようである。
また、村の中に一軒だけ他とは違う建築様式の目立つ建物があった。どうやらそれは教会の様だ。
SpotのDC 20に成功したカーンは村に女性の姿が殆ど見受けられないことに気が付いた。

一行はまずミレーネに会いに行くことにする。
ところが、手紙には彼女が家の住所は書いてなかった。
地図にも同様に記されていない。
そこでHelping Handを使って見るも反応が無い…

仕方なく、道具屋に赴き情報収集する事に。
道具屋の主人ランダスに話をしてみると、ノシローの事は知っている様だが家までは知らないとのこと。
しかし、漁業組合の組長、リョギンならば知っているかもしれないと言う。
また、ランダスはPC達に出来るだけ速く村から出ていった方が良いと忠告する。

海辺に近い所にある漁業組合くと行くPC達。
すると、組合事務所から赤いローブを着た二人組が出てきて何処かへと歩いていく。
すかさずグレッグが指示を出し、カーンが蝙蝠に変身し透明化して後をつけていく。
残ったメンバーは漁業組合に入ると、そこにいたリョギンからノシローの家の場所を聞き出すのであった。

一方、カーンは村の少し高台にあるかなり淋しい感じの大きな屋敷まで来ていた。
どうやら、村長の家のような雰囲気である。
二人組はこの屋敷の中に入っていった。
屋敷の中は人気は無いように感じる。しかし、屋敷の周囲には各所に護衛らしい男達が立っている。
一人で屋敷の内部に突入するのは危険なので一度引き返す事に。

その頃残りの五人はノシローの家にやって来ていた。
ミレーネに会いに来た旨を伝えると、ノシローは彼女は病気で寝込んでいると言う。
PC達の中にはエリザベスとキャロルというクレリックが二人もいる。
病状を診ようとすると、心の病気で人と会いたがらないのだと言ってきた。
明らかにノシローの様子は胡散臭い。
キャロルがミレーネの友人で手紙をもらったのだと言うと、ノシローはミレーネに聞いてくると言い
家の奥へと消えていく。
しかし、Listenに成功したエリザベスは裏口の扉が開いた音を聞いたのであった。

急いで一行は裏へとまわる。
すると、教会に行こうとしていたノシローの姿を見つける。
捕まえて問いただすと、ミレーネは教会に居るのだと言い訳をする。
PC達はHelping Handの結果や彼の態度を指摘して真実を話すように説得する。
そして、ついにノシローはがくりと膝をつきゆっくりとこの村の真実を話すのであった。

ノシローの話によれば、この村は古き異界の水の神ダゴンとハイドラを祀る、その末裔の住む村であると言う。
この村の人間は歳を取る毎に段々と半漁人(Deep One)化して行く。
また、最近は女性に恵まれず、子孫が増え悩んでいる。
そこで村ではまだ半漁人化の進んでいない若者が村の外へと行って、若い娘を連れて戻ると言うことをし始めた。
そして、連れ帰った娘は村の長へと献上される。
繁殖を行うのは村長の勤めらしい。

これらの行いを計画したのは村の教会の司祭である。
最近はかなり年老いた村長に代わり司祭が村の権力を得ているらしい。
また、謎の組織(カルト・オブ・レッドファングであろう)と関わりを持ち始めた。
そうして古き海底の神殿にいる神を目覚めさせる儀式を執り行っていると言う。
その為に、今では多くの命を生け贄に捧げてもいるらしい。

ノシローがそこまで語ったところで、PC達は何者かに周囲を取り囲まれている事に気が付く。
気が付くと、村人達が半漁人化して今にもPC達を襲おうとしているのだ。
#若いノシローは半漁人化することもなくがっくりとうなだれているままだ。
#また、一旦は宿屋に行っていたカーンであるが村全体の異変に気が付き、急いで教会まで来ていた。

そして教会から一人の男―見たところ司祭―が出てきた。
司祭はダゴンの復活を謳いますが、当然エリザベスが黙ってはいません。
かくて司祭と六体のLarge sizeのDeep Oneとの戦いの幕が切って落とされた。

PC達はこれまでの戦いでその戦術をカルト・オブ・レッドファングにそれなりに研究されているようであった。
そんなわけでカルト・オブ・レッドファングから情報を得ている司祭もそれなりに対策をしており
Spell ImmunityEnervationGreater Command等を無力化していた。

グレッグの放ったEnervationはその為不発に終わる。
しかし、物理攻撃によってかなりの被害を与える。
泡を食った司祭はHide from The Eyeを使って透明化する。
#Call of CthulhuのSpell Listにある呪文です。

しかし、音までは消えるわけではないのでListenで大体の位置がばれてしまう。
そこにエリザベスのFire Stormが炸裂する。
司祭とディープワン達を巻き込んで炎が燃え盛る。
司祭はEmpower,EmpowerFist of Yog-Sothothをエリザベスに放つも、それが最期の抵抗となった。

殆ど全員司祭に向かっていた為、後方に残されたグレッグがディープワンに囲まれるという
ちょっと危険な状況になっていたりもしたがそれも切り抜け、敵を全滅させるに至る。
しかし、ディープワン達は未だに沢山おりPC達を襲おうとしている。

と、その時、激しい地震が起き、海が荒れ、邪悪なオーラが村にたちこめていく。
それと同時にディープワン達は動きを止め、ゾロゾロと海へと向かって歩き始めた。
そんな中、一体のディープワンがPC達の方に向かって歩いてくる。
どうやら、そのディープワンは嘗て道具屋の主人のランダスであった様だ。

彼はPC達にだから速く村を出ろいったのに、と言う。
そしてダゴンが蘇った事を伝える。
しかし、もしダゴンを倒すつもりなら神殿の祭壇の裏に海底神殿に続く秘密の入り口がある、と教えてくれる。
それから彼は少し疲れた様子でPC達に別れを告げるとゆっくりと海へ向かって歩き始めるのであった。

PC達はダメージを回復して最後の戦いに挑むべく準備を整える。
他のメンバーのレベルの半分のレベルしかないはずのラデルも魔法でかなり強化され、引けを取らない
と言う強化っぷりである。

そして一行は神殿の地下から海底神殿へと向かう。
海底の透明トンネルを抜けると、そこは古い神殿へと続いていた。
神殿の扉の前で持続がラウンド単位の魔法を使い、最後の準備を整える。
そうして扉を開けると、広いホールの奥の祭壇に、Father DAGON(Huge Outsider Demigod)がいた。

ダゴンはやって来たPC達を見ると、預言の通り現れたな、と言う。
どうやら、預言によれば復活したときに訪れる侵入者を滅ぼせば世界を支配する邪魔者はいなくなるらしい。
また、ダゴンは北の堕ちたる天使との盟約もある…と謎のつぶやきも漏らす。
一方でエリザベスも自分と自分の部下達(他のPC達の事のようである)が思い通りにはさせないと啖呵を切る。

かくてPC達は神との戦いに挑む。
しかし、Greater Dispellingを喰らった神は色々と能力を封じられてしまう。
#Divine AuraとかWater Spoutとか…
#所詮はHD18、CR14の神よのうダゴン…
結局、肉体戦闘能力では多分ギドバンに劣っているダゴンはみんなに殴られてあっという間に滅ぼされるのであった。

ダゴンの死と共に海底神殿が激しい揺れにつつまれ崩壊していく。
PC達はTreasureを持って、急いで脱出するのであった。
村に戻ってくると、津波でも受けたのか、壊滅的状態であった。
ダゴンが死んだときの余波の影響であろう。

村長の家の方を調べに行くと、屋敷の地下に秘密の部屋があるのを見つけた。
そこには若い女性達の死体と村長と思われる老人の死体があった。
その中にミレーネもいた。
彼女達は贄にされたらしく、既に魂は無くなっているようだった。
Limited WishWish等で魂を呼び戻さねば蘇生は出来そうに無かった。
結局、蘇生はせずに手厚く葬ってあげることにする。

ノシローは呆然として村に残っていた。
彼もまた、歳を取れば深き海の落とし子として半漁人化の運命が待っている。
彼はその運命に絶望している様であった。
しかし、エリザベスはそんな彼にPelorへの信仰の道を説き勇気づけるのであった。
また、ラデルも今回の冒険を経て、出会った時に言っていた事はそれなりに本当なのかも、と思う様になった様だ。

かくて一行は、呪われたインスマースの村を後にして帰路へとつくのであった。
だが、そんな彼等を離れたところから見ていた人影が二つ。
赤いローブを身に着けた、カルト・オブ・レッドファングの司祭達である。
「どうやらダゴンは滅ぼされた様だな…我らがマスターに報告せねば」
そう呟いて、森の中に消えていくのであった。

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