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プレイした日:2002年09月01日
参加したPC:ジゼル、ハプサン、ビトン


PC達はその実力を見こまれ、王都の議会から依頼を受ける。
その内容は、北の地に住まう邪悪な魔女、ヴェニモルダに囚われた魔法使い、ウェドニックの救出である。
ウェドニックが囚われているのは北のガルダゴン火山地帯にある古城。
その城はヴェニモルダの居城と言うわけでは無いが、彼女の所有する城の一つである。
ウェドニックは強力な魔法使いであるが、自力ではその城から脱出できないらしい。

ここ最近、北荻の侵攻が激しくなり、その背後にヴェニモルダの影が見え隠れしているという。
カルト・オブ・レッドファングの不穏な動きもあるだけに、状況はますます厄介になっている。
そこで王都の議会ではヴェニモルダの力に対抗するために、
彼女と同等の力を持つ魔法使い、ウェドニックの救出を決めたのである。
彼が囚われてもう10年近くなるが、その間に何度か救出を試みたがいずれも失敗に終わった。
だが、状況は刻一刻と悪化してきている。
今度こそ、彼の偉大なる魔法使いを救出せねばならないのだ。

そんな話を受けてPC達はガルダゴン火山地帯にある古城へと向かう準備をする。
Gather informationで情報収集も行う一行。
すると…

ガルダゴン火山について:活火山地帯。危険なモンスターも生息。
古城について:火山の中腹にあり高い城壁と溶岩の流れる堀がある。昔、悪魔に建築されたとも言われる。
ヴェニモルダについて:邪悪な魔女。高レベルウィザードにしてクレリック。エピックレベルらしい。
ウェドニックについて:かなりの高レベルウィザード。エピックレベルらしい。

とか言う事がわかった。
なかなかイヤな予感を感じさせる情報であるが、PC達は火山へと向かう。

途中エンカウントもなく古城の近くまで到達する。
あたりは岩や溶岩が固まって出来た岩でゴツゴツとした地形になっている。
溶岩の河も流れておりかなり熱い。
PC達の約200ft.先は10ft.程の高さの崖になっている。
その崖を越えるとまた緩やかな傾斜のゴツゴツとした地形が広がっており
そこに160ft.×160ft.の城壁に囲まれた古城があった。
城壁の高さは25ft.ほど。また、見張り台らしき塔があるのも見える。

塔には当然見張りが居るようであった。
そこで双方Spotをおこなうと…
双方ともに気が付いてしまう(笑)。

見張り塔に居たのは二体のHobgoblin達だった。
一体は矢をつがえて撃ってきて、もう一体は伝声管で第一級戦闘配備を警告する。
PC達も弓で応戦。
塔の上にいる一体をあっさりとやっつける。もう一体は完全遮蔽をとって隠れてしまう。
そして城壁にあるいくつものアロースリットに兵士が配備されていく。

ビトンがInvisibilityを使い一人先行する。
城の周りは溶岩の堀と高い城壁によって囲まれている。
見たところ、内部に入るための外城門は一つだけで、それが橋になって堀を渡れるようである。
まずはビトンが内部に侵入し、門を開ける手はずである。

ジゼルとハプサンも後から外城門に向かって進む。
ジゼルはタワーシールドをかまえて敵の射撃を防ぎ、ハプサンがその背後に続く

ビトンはJumpSpider Climbを使って城壁に取り付き壁を乗り越えようとする。
しかし、一番上に手をかけたときトラップが発動する。
上空一千メートルほどの高さまでOtiluke's Greater Dispelling Screenが展開された。
ビトンにかかっていた魔法は全て解除されてしまうが、Climb判定に成功し落下は免れる。

急いで外城門を開きPC達は合流する。
それと共に敵もぞろぞろと出現する。
六体のHobgoblinと二体のMagmin。しかもMagminは何やらMedium-sizeだったりする。
MagminはDamage Reductionがあるため、ハプサンの矢が効かない。
そこで、ジゼルがScroll of Greater Magic Weaponをハプサンの矢に使う。

敵の数はPC達の約3倍だが、個々の実力で勝るPC達が優勢に戦況を進める。
数ラウンドの戦闘の後、さしたる被害もなくPC達は勝利する。

古城には主に三つの建物があった。
一つは見張りの塔。
二つ目は二階建ての小さめの館。
そして三つ目に三階建ての大きめの館である。
PC達はまず塔の方へと向かう。

塔は地上四階、地下二階という構造になっていた。
内部を探索すると地下二階に宝箱が四つあった。
その他には特に何もないようである。

一行が塔の探索を終えて中庭に戻ってくると、そこには敵が待ちかまえていた。
二体のNoble Salamanderと四体のMedium-size Magminである。
Noble Salamander達はどうやらこの古城の管理責任者であるらしい。
何やら口上を述べてPC達に襲いかかってくる。

ジゼルとビトンが前線を支え、ハプサンは塔の上に上ってそこから敵を撃ち下ろす。
Magminは下手をすると攻撃した金属製の武器が溶けてしまう可能性があるため、
もしSTに失敗してもかまわないような武器をもって攻撃することに。
Noble Salamander達はFireballを使ったりFire Elemental,Hugeを召喚したりしてくる。
しかし、多少のダメージを受けたもののPC達は勝利を収める。

回復をした後、今度は小さめの館を探索する。
地上二階、地下一階の構造で地下には宝箱があった。
それだけ確認すると、今度は大きな館の方へ向かう。

大きな館は地上三階建てになっていた。
一階はホールと二階へ上がる大きな階段。
それとHobgoblin達の生活空間になっているようだった。
特にめぼしい物もなく二階へ。

階段を上りきるとそこには大きな絵画が飾ってあった。
何やら魔法の品のようで、おそらくはポータルの役目を果たしていそうであった。
恐らくヴェニモルダの所有する別の城と繋がっているのであろう。
二階はNoble SalamanderやMagmin達が普段いる場所らしかった。
建物の両端にそれぞれ三階へ上がる階段があったが、ウェドニックの姿は無い。

本命と目される三階へはビトンが一人先行する。
Invisibilityで姿を隠して進んでいく。
三階は幾つもの小部屋がある構造だ。
扉を調べ、中に入ってみると、そこにはSpectreがいて襲ってた。

二階に戻り全員でSpectreを迎え撃つ。
Incorporealな為厄介な相手である。
攻撃をくらったジゼルがSTに失敗しEnergy Drainされてしまう。
しかし、Scroll of Restorationを用意してあるのでとりあえずは安心。
何とか撃破に成功し、ビトンは再び三階へと向かう。

そしてまたSpectreと遭遇し二階へ。
皆で囲んでやっつける。

何かイヤな予感を受けた一行は三人で三階へ向かう事へ。
各部屋を見て回ると、案の定Spectre Generator発見。
さっさとぶち壊してしまう。
しかし、全ての部屋をみて回ったがウェドニックの姿は何処にもない。
もしや、あの絵画の先か?といぶかしむも再度古城内を徹底探索。
すると、小さめの館の地下に隠し扉を発見する。

扉の先は今までとは建築様式の違う、何やらメタリックな通路が続いていた。
90ft.ほど進むとまた扉があり、その先は40ft.×40ft.のホールになっていた。
そして奥にはエレベータがある。
このエレベーターは半透明の緑色をしたエネルギー力場が上下する仕組みのようであった。
一行はそれに乗り込み下へと下りていく。

一番下までつくと、そこは80ft.×80ft.の拾いホールになっていた。
ホールの中心には20ft.×20ft.の鉄格子がありその中に青いローブを着た立派な白髭を生やした老人が居た。
その老人こそが偉大なる魔法使いウェドニックである。
しかし、このホールにいたのはウェドニックだけでは無かった。
牢屋に閉じこめられたウェドニックをじっと睨んでいる二体のBeholder。

かくして最後の戦闘が始まった。
Beholderは互いのAntimagic Coneに入らないように移動しつつEye raysを撃とうとしてくる。
PC達もそれを喰らわないようにしながら攻撃を加えていく。
しかし、ついにハプサンがDisintegraterayを喰らい分解されてしまう。

何とかBeholder一体を倒す。
残った一体が今度はビトンをEye raysで撃つ。
しかし、高いvs ranged touch ACにより一発もあたらない。
そしてジゼルのSmiteにより残った一体も倒された。

ウェドニックは救出に来たPC達に礼を言う。また、分解されたハプサンも助けることが出来るという。
兎も角一行は、この古城から脱出する事にする。
ウェドニックがTeleport without Errorを使い王都へと帰還した。

こうしてPC達は無事、囚われた魔法使いの救出に成功した。
これにより北荻とその背後にいるヴェニモルダとの戦いに明るい兆しが見えて来るであろう。
ウェドニックも最近の情勢を聞いて、及ばずながら力をかすことを約束するのであった。

翌日、ウェドニックがWishをつかって無事ハプサンを復活させる。
また、彼は今後の戦いのために一つの武器をPC達に手渡してくれた。
#DMG Table8-10 Medium Weponでランダムに種類を決めたところ…
#+2 Nunchaku,Intelligent
#能力は(int:15 cha:15 wis:13 Com:Semiempathy Ali:N Pri-Abi:Wielder can see invisible at will)
#というシロモノであった

また、古城にあった財宝は戦利品と言う事でPC達の報酬に。
かなりの収入となるのであった。

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