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プレイした日:2002年08月11日
参加したPC:エリザベス、カーン、ギドバン、グレッグ、ディック、レイモンド


北の砦に逗留しているPC達の所へ酷い怪我を負ったシルバードラゴンがやってくる。
さらにその後ろからはリトリバーがワラワラと追いかけてくる。
とりあえず冒頭イベントシーンと言う事でリトリバーは全滅させた事にしてシルバードラゴンの介抱にあたる。

このシルバードラゴンはPC達とも面識のあるパラディン、エリスのマウントであった。
シルバードラゴンが言うには、エリスと彼の仲間の聖騎士団とが何者かの襲撃を受けて壊滅的状況にあるという。
エリス達聖騎士団は邪神が封印されている寺院を守護していた。
ところがDevil達を引き連れた四人のLarge-sizeヒューマノイド(巨人系らしい)が襲撃してきた。
敵のSpell-like abilitiesの前に聖騎士団は劣勢を強いられ、寺院を守護しきれない状況となった。
最後の望みとして、この一帯で最高峰の実力を持つPC達に救援を求めたと言うわけである。

シルバードラゴンは報酬として主エリスから託されたHoly Avengerを差し出す。
しかし、PC達の中には使い手がおらず、GPlimitの関係上売却も出来ない。
そもそもHoly Avengerをもらうのはどうよ?という判断のもと報酬として聖剣をもらうことを辞退する。
そこで、シルバードラゴンは自らのもっている財宝を報酬として渡すと言う。
#Treasure Tableをふってアイテムを決定するのでしょぼーんな結果になる可能性があるのだが(笑)

PC達は飛行艇(空飛ぶ部屋)に乗り込み目的の寺院へと急行する。
2日ほとの旅程を大幅に短縮し、その日の夕方に到着。
切り立った崖に寺院の入り口である大きな鉄の扉が見えた。
扉は片方が半開きになっており、さらにスタックされていた。
敵や騎士団の姿は何処にも見えない。

入り口から70ft.まで近づいた時、カーンは鉄扉の後ろに何者かが潜んでいるのに気が付いた。
さらに扉の前にFace:10ft. by 10ft.のゴブリノイドが突然音もなく出現する。
Phantom Steedに乗ったグレッグがRay of Enfeeblementを撃ち込むと、呪文はすり抜けてしまう。
出現したのは幻影のようだ。
だが、次の瞬間PC達の周囲に5体のBebilith(Demon)が出現する。
残念ながら、この悪魔達は幻影では無い。

BebilithのArmor Damageの能力によりギドバンとディックが鎧を破壊されてしまう。
金銭的にかなりの損害が出たが、戦えない訳ではない。
攻撃力で相手を圧倒して、どうにかBebilith達を撃退する。

一方で、Improved Initiativeで透明化していたカーンは鉄扉の後ろにいる敵に向かい、Webを撃つ。
しかし、捕らえることは出来ず、敵は寺院の奥へと逃げていく。
カーンはその後を追う。
他のメンバーもその後を追う。
何とか追いつき、かなりのダメージを与えるものの、Teleport(?)で逃げられてしまう。

PC達は寺院の奥へ向かって進んでいく。
寺院の内装は禍々しいものに変わっていた。
ここを占拠した敵が模様替えしたのであろう。

先行していたカーンが案の定、トラップを発見する。
Ranged Legerdemainでもってトラップ解除を試みるが失敗してしまう。
しかもトラップが発動。
突然天井がぱか、っと開くと竜巻が発生し周囲の物を引き込んでいく。
天井の中には回転する刃物があり、巻き込まれたらえらいことになる。

だが、幸いと言うべきか、離れた場所から作業していたカーンは事なきを得る。
暫くすると竜巻は収まる。オートリセットトラップのようである。

カーンは体にローブをくくりつけると、その端をギドバンに持ってもらって直接トラップの解除にあたる。
今度は上手くいき、トラップの解除に成功する。

その先に進んでいくと、やがて大きなホールへと到着した。
床は鏡のようになっており壁には窓があった。
窓の外は一面の夜空がみえる。
あたりには騎士団たちの死体が転がっていて、その中にはエリスもいた。
死体はいずれも魂がロストしており、蘇生は不可能な状態であった。
敵の姿は何処にも見えない。もう既に封印を手にしているのかもしれない。

邪神の封印はシルバードラゴンの話によれば特殊なAstral Planeにあるという。
封印の場所に行くには寺院の中にある専用のゲートを利用すれば良いらしい。
そしてこのホールの中心にそのゲートらしきものがあった。

ゲートを利用しようとするも、その為にはリドルに答えなければならないらしい。
そのリドルは私は自分の何倍もの大きさの物を運べる、しかし水たまり一つ越えられない』
『私はどんな高い崖も越えられる、しかし海を越えることは出来ない。さて、私は誰?
と言った内容。

答えが合っていればAstral Planeに移行でき、間違えているとLightningに撃たれる。
そこで、Improved Evasionを持っているレイモンドがとりあえず答えを言ってみる。
すると、不意にレイモンドの姿消えてしまう。
どうやら答えが合っていた様だ。
他のメンバーもその後を追う。

異空間に来てみると、目つきのおかしいシャドードラゴンとレイモンドが何やら対峙していた。
聞いている話では、このシャドードラゴンは封印の守護者らしいのだが。
だがどうやら敵にCharmされているようなのだ。
とりあえずProtection form Evilでもって正気を取り戻してもらい、話を聞く。

封印は既に持ち去られた後であった。
だが、まだもとの世界には脱出できてはいないらしい。
この異空間から出るための出口は一つしか無く、しかもEvilの者は簡単には通さない様に出来ているらしい。
PC達は急ぎ、出口の方面へと向かう。

この異空間は特殊な世界となっていた。
Ethereal Planeが無く、Invisibilityなどの魔法が無効となる。
さらにDimension Doorなどの空間を渡る魔法も使うことが出来ない。
その為、戦闘が苦手なカーンはImproved Invisibilityで隠れていたのだが、そうはいかなくなった。
そこでPolymorphでDire Bearに変身する。

シャドードラゴンの話では、敵は四人。
Horrid Wilthingを使いDevilやDemonを召喚する連中だという。
かなりの強敵な感じである。
とくに先手を取られてHorrid Wilthing四連発とかやられたら全滅しかねない。

そこでPC達はAntimagic Fieldを使ってヒット&ウェイ作戦をとることにする。
Antimagic Fieldから出れば魔法が回復することを利用してあらかじめHasteをかけておく。
そしてMEで移動、スタンダードで攻撃、Hasteで増えたパーシャルでAntimagic Fieldに戻る。
と、いうものである。

長い通路を進んでいくとやがてガーン、ガーンという何かを打ち付ける音が聞こえてきた。
敵がこの世界を出るための扉を破壊しようとしている音のようだ。
PC達が進んでいくと前方に敵の姿が出現した。
そして最後の戦いの火蓋が切られた。

グレッグがWall of Forceを使い、敵の一人を囲い込んでしまう。
このAstral Planeにおいてはもはや脱出不可能の檻である。
これで敵の戦力を一人無力化することに成功する。残り三人。

Antimagic Field作戦のおかげで全員がHorrid Wilthingに巻き込まれる事はなかったが、
それでも全員がAntimagic Field内にいない所にHorrid Wilthingを撃たれたる。
ギドバンが直撃を喰らいディック、カーンも巻き込まれる。
この攻撃でカーンのFamiliarのみゅーはMassive Damageが入り死んでしまう。
さらに敵は狭い通路にGelugon(Devil)を召喚し、PC達を分断する。

こちらもエリザベスがCelestial dire bearを召喚して応戦。
敵はさらに何体かのDevilを召喚してきていよいよ乱戦の模様になってくる。

Antimagic Fieldは敵に対する牽制になったがPC達の機動性を殺いでもいた。
しかし、着実にDevil達を倒し敵も残り三人のうち一人を倒す。
だが、Antimagic Field内にいることが仇となりACが低くなっているレイモンドが
敵のFull Attackを喰らい込み死亡してしまう。

戦闘はいよいよ最終局面を迎え、グレッグはAntimagic Fieldを解除すると攻撃魔法を叩き込む。
続いてギドバン、ディック、Celestial dire bearの猛攻でどうにか敵を全滅させることに成功した。
その間、エリザベスはRaise Deadをつかいレイモンドを蘇生させる。

敵は大きな剣の様な物を持っていた。どうやらこれが邪神の封印らしい。
PC達はそれをシャドードラゴンのいた広間まで持ち帰り、もとの場所に安置する。
こうしてPC達は封印を守り抜くことに成功した。
シャドードラゴンのCharmDispel Magicで解除して、一行はMaterial Planeへと帰還した。

PC達はLimited Wishを使いエリスの失われた魂を呼び戻し、蘇生させる事に成功した。
流石に騎士団全員はむりだが、寺院を守る騎士団を再編できる彼には生き返ってもらわないと色々困る。
エリスはPC達の協力と働きに感謝しお礼を述べるのであった。

また、エリスから幾つかの情報がPC達にもたらされた。
敵の目的はDemoniac Waveという秘術を使うことにあったらしい。
そうして邪神復活の目論見を算段していたようだ。

それとは別に北方のハーフオーク部族の族長がギドバンに会いたいと言っていたらしい。
族長の代理人のフランという人物がギドバンに会うためにやって来ているらしい。

こうして幾つかの伏線を残し今回の冒険は終了した。

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