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プレイした日:2002年07月28日
参加したPC:アルフレッド、ギドバン、ディック、レイモンド、レベッカ


オラティオが塔にきて言いました。
今度は砂漠越えですよ。これはいけますよ。
そして一ヶ月後。
PC達の所にマーチャントギルドから依頼がきた。

砂漠で襲われたオラティオの商品を取り返してほしい。

お約束ですな(笑)

さて、話を聞いてみるとどうやら砂漠の真ん中で襲われたらしい。
さいわいオラティオ以下、キャラバン隊は無事だったが絶対安静の状態で砂漠の向こうの街で療養中とのこと。
盗まれたのは大体5万GP分の商品。
依頼内容は取られた商品を取り戻して来いというものであった。
#今回のオラティオの冒険にはマーチャントギルドも大きく関わっている様で、ギルドからの依頼だ。

ギルドの方から8000GPの報酬と砂漠越えの為の装備一式を貰う。
PC達は報酬から冒険で必要になるであろうスクロール等の装備を購入し、砂漠へと踏み出す。

砂漠を挟んで街から街へ、約140マイルの距離があるらしい。
オラティオ達が襲われたのはそのちょうど真ん中の70マイルほど進んだあたり。
PC達はそのポイントを目指し進んでいく。

目的の地点までは数日進むことになる。
DMGのランダム天候決定表(DMG.89p)と一日20%のエンカウト率でもってワイルダネスアドベンチャーである。

1日目は天気は晴れでエンカウントも無しに無事すぎる。
2日目はエンカウントは無いものの、ストームが吹き荒れ足止めを喰らう。
3日目、天気は晴れ再び進み始める。途中、NPCとエンカウントするもお互いにやり過ごし、何事も無く3日目も終了。
そして、4日目。
天候は晴れ。そしてまたもやエンカウント。

PC達の前方440ft.先に4体の影が。
Large size×1、Medium size×3のDevil達である。
PC達は急ぎ魔法やアイテムを使って戦闘準備を整える。
そして準備が完了して見てみると…
何か、敵が21体に増えています。
#Summon baatezuですね。
そしてPC達の背後にTeleportで移動してくる。

戦いは激しいものとなった。
Devil達はFireballUnholy blightOrder's wrathをSpell-like abilitieで炸裂させPC達のHPを削ってくる。
今回のパーティには専業クレリックがいないので戦闘中の回復速度は無いに等しい。
兎に角敵の攻撃の手を減らしていくしかない。
アルフレッドのWhirlwind AttackやギドバンのGreat Cleaveなども相まって着実に敵の数を減らしていく。
一体は逃したものの、何とかDevil達をやっつけることが出来た。
#この戦闘でうけたダメージの回復で持ってきていたCure Wandのチャージ数の大半を消費する

何故こんな所にDevilが?とあたりを調べてみると何やら遺跡があった。
碑文の書かれた石碑が一つ、砂の上に姿を見せていた。
調べてみると
『然るべき柱の前にて王の名を唱えよ。さすれば王は蘇るであろう』
と記されていることが判った。

Devil達が調べていたのだからろくな物じゃなかろう、と判断するPC達。
レベッカは碑文を削って読めなくする。
『王』とやらを蘇らせる手段を伝える方法を絶つことで、悪用させぬ為である。
一行は再び目的地点に向かって進み始める。

5日目から7日目にかけて天候はずっと風。
そして8日目の天候決定でダイスの目で100をふる(笑)
折角100の目がでたのでイベント発生である。

向こうの方からデザートツイスターが迫ってくる。
よく見るとAir Elemental,Elderのご様子。
遭遇距離は360ft.
なんだか、すごくやる気のようです。
もしかして、碑文を傷つけられたことを怒って…いる?(笑)

慌ててFlyポーションを飲むPC達。
万が一吹き飛ばされた時の用心である。

そして危惧した通りWhirwind FormのAir Elementalにギドバン、ディック、レイモンドが飲み込まれてしまう。
もとから距離をとって射撃戦を仕掛けていたレベッカとSTに成功したアルフレッドは無事。
しかし、Whirlwind formの制限時間が来たのかAir ElementalはNormal formに戻る。
空中に投げ出される三人であるがFlyポーションのおかげで事なきを得る。

それでも高いDamage ReductionをもつElementalは厄介な存在である。
しかし、ディックのDivine Shieldによって得られるenhancement bonusは+6。問答無用でDRを貫通する。
更にアルフレッドとギドバンは大ダメージを叩き出し無理矢理DRを貫く。
レイモンドは苦肉の策としてFlaming Fists Potionを飲みFire damegeを与える。
Arcane Archerでもあるレベッカは矢に魔法を込めてDRに対抗する。
流石のAir Elementalもかなりのダメージを喰らったようで、撤退していくのだった。

9日目、天候は風。エンカウントもなし。
10日目はストームが吹き荒れ足止めをくらう。
11日目は一転晴れとなる。エンカウントもなく目的地へと急ぐ。
12日目、とうとう目的の地点に到着。天候は晴れだ。

あたりを調べてみると折れた矢等の僅かながら戦闘の跡が見て取れた。
また、柱が一つ立っているのを見つける。
そこには文字が書かれており『ロングスピン』とい記されているのが判る。
ロングスピンとは嘗てこの辺り一帯を治めていた王であり、今も姿を変えてこの地を守っている存在らしい。
どうやら4日目に見つけた碑文と関係ありそうだ。
しかし、PC達の目的は荷物の奪還なのでとりあえずこのことは隅へと置いておく。

Trackをしようにも流石に日にちがたちすぎており襲撃者を追うのは難しい。
とりあえずレベッカがInvisibilityFlyでもってあたりを捜索する。
と、赤い肌の巨人が四体、何やら向かってくるのを発見する。
急いで引き返してその事を伝えると、遭遇に備えて準備をする。

とりあえず話し合いが通じる相手かどうか…と考えていたPC達であったが相手はやる気のようである。
しかもEvilだ。
#Fire Giantのようである。
戦闘に突入する。

まずアルフレッドが飛び込み一撃を与えるが逆にアルフレッドも手痛いダメージを喰らう。
Spring Attackで一撃離脱する。

最初の作戦ではアルフレッドがAoOを引き皆で敵の前まで行く、というものであった。
作戦通りにディックがシールドチャージで飛び込む。
しかし、アルフレッドが後ろに引いた為に次のターンディックが敵のフルアタックを全て喰らう形になる。
当然、そうなれば死ぬ危険性が出てくる。
そこでレイモンドが前に出てディックを掴んでAbundant stepで後ろに下がろうと試みる。
しかし、相手のAoOを引いてしまいConcentration Checkに失敗、試みは不発に終わる。
仕方なくギドバンが前へと走り込み頭数を増やしてダメージを分散させる形に。

そして次のラウンド、敵の攻撃対象をランダムで決定したところディックに一体、ギドバンに三体がフルアタック。
ディックはその攻撃に耐えきるものの…
ギドバンに向けられた攻撃はそのうち二回がクリティカルヒットしてしまう。
Massive Damageまで飛び出しさしものパーティ最高のHP保有者のギドバンといえども昏倒してしまう。
#逆に言うとギドバンでなかったら即死していたのですが

確実に戦線を維持できなくなり、足を止めての殴り合いでは勝機はほとんどない。
とりあえずディックがこっそりとギドバンを回復し、後ろに下がる。
相手を引き寄せることでギドバンへの止めをささせないようにする為だ。

アルフレッド、ディックは敵がギリギリ追いつける距離だけ後ろに下がり迎え撃つ形を整える。
それに応じて敵は次々にチャージで攻撃してくる。
対してExpertiseとFighting DifensivelyでもってACを増加させることで敵の攻撃をしのぐ二人。
それでも敵に攻撃を命中させ着実にダメージを与えていく。
一方Invisibilityで隠れていたレベッカも上空から射撃攻撃を開始する。

じりじりと距離をとるこの作戦は上手く行き、敵を一体ずつ確実に倒していく。
さらに敵が充分に離れた所で倒れていたギドバンも起きあがり、ジャベリンを投げて攻撃に参加する。
そして最後はディックのSmite Evilが決まり四体の巨人を何とか倒した。
#回復のために持ってきていたCure Wandのチャージ数は殆どつきかけた。
#戦闘は後一回が限度だろう。

レベッカが砂に残った巨人の足跡をたどってみると1マイルほど先にある洞穴へと続いていた。
どうやらそこがアジトのようであった。
しかし、満身創痍のPC達、兎も角今日は休むことにする。

翌日、13日目は天候はストームになってしまい身動きがとれなくなった。
しかし、それは敵も同じ事であろう。
幸いなことにエンカウントは無し。


14日目は天候は晴れ。PC達もHPダメージは全快している。
一行はすぐさま洞穴へと向かう。
途中エンカウントもなく洞穴の近くまでやってくる。
レベッカが先行して偵察すると洞穴の中から熱気が漂ってくる。
こっそり覗いてみてみると、炎を纏った巨人がキャラバンの積み荷からお宝を漁っている。
オラティオのキャラバンを襲った犯人のボスであろう。
その姿から相手はイフリートであろうと判断するPC達。

一行は素早く戦闘準備を済ませ、洞穴へと向かっていく。
一方で何者かの接近に気が付いたイフリートも魔法を使い戦闘準備を整える。
#このイフリート、何故かソーサラーのクラスレベルを持っているらしい

空を飛べるイフリートに対して、PC達はAir Elemental戦等でFlyポーションを使い切っている。
洞穴から出してはいけないと、入り口をふさぐ形で一行は突入する。
Shieldの呪文の前に攻撃が弾かれるも、相手の側面に移動したレベッカの攻撃が命中する。
さらにアルフレッドの放った一撃がクリティカルヒットする。
そしてその一撃でイフリートは滅び去るのであった。

PC達は奪われたキャラバンの荷物を回収すると帰路につくのであった。
エンカウント率20%を誇った危険な砂漠も邪悪な魔神が倒されることによってエンカウント率0%になるのであった。
こうして帰りはさしたる危険に遭遇することなく無事任務を完了するのであった。

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