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プレイした日:2002年07月14日
参加したPC:キース、シェザリエ、ハプサン、ビトン、リン


PC達の所に村で一番の勇敢な漁師、サムソンがやってくる。
何でも村の畑が鹿の群に荒らされて大変な目にあっているという。
このままでは収穫がままならず、税が払えなくなる可能性があるという。
それは大変と言う事で、PC達は鹿退治の為村へと赴く。

情報を集めてみると、群のリーダーは二頭のエルクらしい。
また、村の中にはやってこず、畑しか荒らされていない。
荒らされたのは明け方で、それ以外の時間では見かけていない。
そこでPC達は早朝から畑を見張ることにする。

村の周りには森が広がっており、その森と村との間に畑がある。
一行は可能な限り畑を見渡せる様にして、鹿集団の襲撃に備える。
かくして森の中を移動する集団を発見するのであった。

どうやら件の鹿集団らしい。
南の方に向かって森の中を爆走している。
おそらくは南の方の畑をあらすのであろう。
PC達は集団を追いかけることにする、が
SPEEDの問題でシェザリエとハプサンしか追いつけない。
他の三人は遅れて追ってくる事に。

今まさに柵をぶち破って畑に侵入しようとしている鹿集団を止められるのは二人だけであった。
とりあえず柵の前に出たシェザリエであったがオーバーランされるので針路上からどきつつ攻撃に移る。
群の先頭は明らかに他とは違う、体つきも大きいエルクだった。これが群のリーダーであろう。
シェザリエとハプサンがリーダーらしい二頭のエルクに絞って攻撃を始める。
エルク達も反撃してくる。
後ろにいる鹿達はエルク達が移動を止めたので、その場で佇んでいた。
どうやら畑を荒らされずにすみそうだ。

ある程度痛めつけると、エルク達は踵をかえして逃げ出す。
そこにキースとビトンが追いついてきた。
フルプレートを着ているリンだけは、まだ到着しそうにはない。
何とか一頭のエルクを退治するものの、もう一頭には走り去られてしまう。
Expeditious Retreatを使ってビトンがそれを追撃する。

エルクはどんどん森の奥に進み、やがて獣道を進み始める。
追いついたビトンが止めをさそうとエルクに飛びかかった瞬間、何者かが現れた。
それは空を飛ぶ水色の象であった。
強烈な一撃を食らいかなりの負傷を負うビトン。
それでも何とかエルクに一撃を加えるものの倒すまでには至らなかった。

逃げ去るエルク。
と、途中エルクは不自然に飛び跳ねて、獣道を走り去る。
そこに、罠が仕掛けられているのであろうか?

さすがにこの空飛ぶ象と戦う事は厳しい。
劣勢なったビトンは転進する事に。
と、よく見ると象の上に何者かが乗っている。
そして、おそらくはその者からであろう、念話がビトンの頭の中に響く。
どうやら、聖域たる森に近づくな、とのことらしい。
鹿の群を使って畑を荒らさせた黒幕であろうか?
兎も角、ビトンは仲間のもとへと戻る。

PC達は村で森の奥についての情報を集めることに。
すると、森の奥には古い修道院跡があるらしい。
森に狩りに行く猟師達が休息に利用しているという。
他にも小さな湖沼とその側にそびえる妖精の塔というものがあるらしい。
キースが聞き込んだ所によると、最近修道院跡で狩人達が恐ろしい目にあったという。
どうやらそこに何者かが潜んでいるようだ。
一行は修道院跡の詳しい場所を聞き、そこに向けて出発する。

一方、その頃
カルト・オブ・レッドファングの北部支部・・・
一人の人物が通話の鏡の前で謎の首領と会話を行っていた。
四賢者達の作戦失敗について何やら弁解をしているようだった。
と、そこに二人の影が…仮面と長髪の人物である。
彼等は南部獣牙三人衆
その二人が何やら策ありと申し出るのであった・・・

さて、修道院跡に向けて出発したPC達。
途中でスパイダーイーター三体に襲われたりもしたが5時間の道乗りを越えてどうにか到着する。
ビトンが睨んだとおり、途中獣道に幾つか罠が仕掛けられていた。

そこはビージャスの古い寺院の様だった。
殆ど崩れ去っており、壁や天井が崩れ落ちている。
一棟だけ、ちゃんと壁も天井もある建物があった。
注意して見に行くと中には竈や茣蓙がひいてあった。
どうやら狩人達が利用していた場所の様だ。
調べてみるも特に怪しいものはない。

修道院跡には地下に続く階段もあった。
しかし、敷地内は地盤が悪く、下手をすると崩れそうな場所もある。
階段は敷地の端にあったので外から回って見てみることに。
シェザリエが壁に上って階段の方を見ようとする。
しかし、バランスを崩して階段の方へ落下してしまう。

幸い、Slow fallがあるので無傷。
しかし、階段の所に立っている人影が。
目が合うと、人影は奥の方へと走り去ってしまう。

ロープを使い全員階段の下まで下りると、人影を追って奥へ。
奥は広いホールになっていた。
奥の壁に扉があり、そこからこちらの様子を窺っている人影。
PC達も通路から奥を窺う。
暫くにらみ合いが続いた後、人影は更に奥の方へと去ってしまう。
PC達もそれを追うべくホールの奥の扉へ。

扉を開けると、いきなりホールの天井が崩れ落ちてきた。
それに巻き込まれ生き埋めになるリン。
キースが逃げた人影を追い、他の三人がリンを掘り返す。
シェザリエが酒を飲んでStrをあげるとものすごい勢いで土を掘り返す。
なんとか、無事リンを助け出すことに成功した。
四人はキースを追い、走り出す。

一方、キースはビシャスの紋章の描かれた鉄の扉の前に来ていた。
壁には壁画があり、天井からは水滴が滴っている。
周囲に人の気配はなく、相手はこの扉の奥に去ったのであろう。
暫くすると後方から四人が追いついてくる。

Intuit Directionを行ったハプサンがこの辺りは妖精の塔の下辺りだと見当をつける。
だとすれば滴る水滴は湖のものか。

一行は鉄の扉を開け、中へと進む。
しかし、扉を開けると共にアラームが鳴り響く。
そして、一行の前にゴーストナイトが出現した。
その姿をみてリンが身体能力値をドレインされてしまう。
#Horrific Appearanceである。ちなみに、他の全員はSTに成功。

この場所の守護者らしい騎士はPC達を進ませまいと襲いかかってくる。
Incorporealであるため、こちらの攻撃は50%で外れてしまう。
リンのTurn Undeadも通用しなかった。
対して騎士はEtherealに消えたかと思うと、Malevolenceでハプサンの体を奪ってしまった。

乗っ取られたハプサン(の体)が味方を攻撃しだす。
どう対処するべきか悩む一行であったが、ここでキースが得意のBluffをつかう。
上手いこと言って、騎士との一対一の決闘に持ち込むキース。
騎士はハプサンの肉体を離れ、Materialに姿を現す。
リンを決闘立会人として、残りの三人は鉄扉の外に下がる。

かくて騎士とキースの一騎打ちが始まる。
Boots of Speedを起動しフェイントとChink in the Armorを使いクレバーに攻める。
技を使ってくるキースに対し騎士もCorrupting Gazeでもって反撃してくる。
しかし、キースはSTに成功して騎士のCorrupting Gazeを無力化する。
一方で出目がふるわず、なかなか攻撃が騎士にあたらない。
当たったとしても、50%Miss Chanceでかわされてしまう。

一度Boots of Speedを停止させるキース。
しかし、HasteによるACボーナスが無くなった所に騎士の一撃が命中する。
微妙に劣勢なキースはRageしさらにBoots of Speedも再起動して攻勢にでる。
数度の斬り合いの末、キースはからくも勝利を得た。

ゴーストの騎士は自らの敗北を認め、PC達にこの場所に一週間の滞在をゆると告げて消え去る。
Rageを解いたキースはその場に倒れ込んで気絶するのであった。

一行は消耗が激しいと判断し、一端村へ戻ることにする。
通路を戻り、修道院跡の瓦礫を這い上って獣道を戻っていく。

その帰り道の途中、一行はAndorosphinxに出会う。
何らかの目的で移動中らしいが、親切な彼女はリンにRestorationを使いability drainを回復してくれる。
#DMGのランダムエンカウンターの結果である。

また、途中四体のトロールにも遭遇する。
#5時間の道のりで1時間あたりのランダムエンカウト率が20%だったのだ

トロール達をやっつけ村に急ぐPC達。
すると、村の方から何やら煙が立ち上っている。
急いで村まで戻ってみると、酷い有様だった。
木造の家は、皆何かに踏みつぶされたように破壊されていた。
唯一、石造りの教会だけが残っていた。

しかし、その教会は水色の巨大な空飛ぶ象によって、今にも破壊されそうだった。
象が体当たりをするたびにヒビが広がっている。
PC達は象を止めようと立ち向かう。

PC達に気が付いた象も教会を攻撃するのを止めて迎え撃ってきた。
象のTrampleで蹴散らされるPC達。
いきなりリンが昏倒し大ピンチになる。
強力な攻撃力を誇る象を相手に、クレリック無しでは勝ち目は薄い。

一行は四方に退散する事に。
ビトンが象をおびき寄せ引きつける。
その隙にキースが教会に向かい、ハプサンがCureの矢でリンを回復させる。
教会に向かったキースは中に隠れていた村人達を誘導し、村の外へと逃げる。
なんとか村人達が逃げ出す間象を引きつけることに成功し、PC達もその場から逃げ去った。

象は大暴れして教会を瓦解させ、村を壊滅させると空を飛び去っていった。

翌朝、一羽の鳩が手紙を運んでくる。
それには「あらゆる者がこの辺りから立ち去らねばならない」と言う感じの脅迫文が書かれていた。
村は完全に破壊されており、またいつあの象が来るか判らない状況である。
PC達は生き残った村人達を連れて北の砦へと向かった。
あの砦であれば村人達を受け入れるだけの事は、とりあえず、出きる。
しばらくの間は、村人達には北の砦で過ごして貰うことになりそうであった。

To be continued...

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