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プレイした日:2002年07月01日
参加したPC:アルフレッド、エリザベス、ギドバン、ディック、レイモンド


ある日アダルトレッドドラゴンが塔にやってくる。
そう、以前塔の近くの森に姿を見せたあのレッドドラゴンである。
彼は塔を含めこの辺り一帯を明け渡せと要求してくる。
しかしもちろんそんな要求に応じるわけにはいかない。

一触即発、戦いになるかと思われた、が
レッドドラゴンは何か策謀があるのか、立会人をつけての決闘を申し出てくる。
レッドドラゴンが勝てば、塔を、PC達が勝てば彼の財宝をそれぞれ得るという条件である。
それに応じるPC達。

レッドドラゴンはTownに飛び評議会員達に立会人になるように命ずる。
もちろんレッドドラゴンに命令されたら評議会員達はイヤとは言えない。
そうしてレッドドラゴンは二日後の深夜0時を対決の時間に選ぶ。
エリザベスは対決の時間は貴方が決めたのだから場所はこちらで決めさせて貰うと言い放ち、
対決場所は塔の近く、森の開けた場所にする。
レッドドラゴンはよかろうと応じ、飛び去っていった。

対決時間が夜中であるため、魔法の前日がけによる強化が出来ない。
レッドドラゴンもそれが判っているからこそ夜中を対決の時間にしたのだろうが。
兎も角、可能な限り強化と対策を施して決闘に挑む。

対決の日、まずはHeroes's Feastで死期、じゃない士気を高める。
Greater Magic WeaponMagic Vestmentbull's StrengthEndurance等々、更に強化魔法を施す。
そして決戦の場所に向かう。
すでに評議会のメンバー達はやって来ていて遠巻きに見ていた。

評議会の人間達の心境は複雑だった。
強力な力を持ちすぎてしまった塔の者達。
恐ろしいレッドドラゴンがTownのそばに棲まうかもしれない。
だが、彼等は既に傍観者であり、物語に介入する手だては何ももっていない。
ただ、結末をその目で見届けることしかできない。

約束の時間が近づく。
持続時間がそれほど長くはない魔法やポーションを使用し最後の事前準備を済ませるPC達。
と、レイモンドが透明化したレッドドラゴンの到着を感知した。
地上に降り立つと同時に姿を見せるレッドドラゴン。

「では、始めようか」

戦いの幕が切って落とされる。

一斉にBoots of Speedを起動させるPC達。
Haste状態になりレッドドラゴンに肉薄する戦士達。
しかし、Large and in Chargeで尽く押し返されてしまう。
武器の届く範囲に近づくことが出来ない。
しかもCombat ReflexesでLarge and in Chargeをしてくるから始末が悪い。

その最中、ギドバンがクリティカルヒットも喰らい100点近くのダメージを負う。
しかし、この男のタフさは並では無かった。まだ半分くらいHPが残っている。
流石に驚愕するレッドドラゴン。

既にレッドドラゴンも決闘の場に来る前に幾つもの強化魔法を施している様子だった。
ACが並ではない。
さらにMirror Imageで六体の分身を作り出してくる。
ますますもって厄介になってきた。
しかし…

しかし、そこにエリザベスのDispel Magicが炸裂した。
レッドドラゴンにかけられた様々な魔法が次々とディスペルされていく。
一度目でMage ArmorMirror Imageを残して全ての魔法を消し去った。
Boot of Speedで加速しているエリザベスは続けて二発目のDispel Magicを放つ。
これでMage Armorも消え去った。残るはMirror Imageのみ。

戦士達の一斉攻撃で次々と分身が破壊されていく。
レッドドラゴンは再度Hasteをかけるもエリザベスの三度目のDispel Magicがそれを消去する。

戦いの流れはPC達に傾いた。
これでケリを付ける。
運命の三ラウンド目が始まる。

ギドバンがまず切り込む。しかし、出目が悪く25点しかダメージを与えられない。
続いてディックがシールドチャージを叩き込む。
大事な場面でのナチュラル1などLuck DomainをもつKordの聖戦士にはありえない(笑)。
振り直して命中。87ダメージ!
そしてアルフレッドがパーシャルチャージ。Kidamageで28点。
更にHaste加速でフルアタック。
一撃目、クリティカルヒット。Increased multiplierで68点!
二撃目、止めのクリティカルヒット。Increased multiplier、最低ダメージでも死亡確定!!

アダルトレッドドラゴンに、3ラウンド目の手番を回すことなく撃破したのであった。

激闘を見終えた評議会員たちは塔の英雄達に見事であったと言い、その場を去っていく。
そうして後日、評議会より北方の砦の管理を任せるとの書状が届くことになる。
#まぁ、あんな戦いを見せられたらねぇ


***


参加したPC:エリザベス、ディック、レイモンド
Cohort:ダンカン


夢。
夢を見ている。
全てがプラチナで作られた建物。
荘厳で優雅な街並み。
ここは、何処…?
いや、わかっている。
ここは天界だ。
ここはエンピリア。
声がする。
導かれるままに歩いていく。
老人が立っていた。
神々しい人物。
当然だとも。
Pelor様なのだから。

Pelorは語る

今汝の世界は異界からの侵略者に狙われておる。
汝は輝く太陽の如く、皆を照らし、導き、守護し、世界の危機を救うのだ。

異界からの侵略。
放っておくことは出来まい。
やらなければなるまい。

ならば、もう目覚めるが良い。
我が(宗教的意味合いでの)娘、エリザベスよ

目が、覚めた。
ダンカンが呼んでいた。


ある夜、塔の地下の方から何か物音が聞こえてきた。
不審に思ったダンカンはエリザベスに伝える。
同じく物音を聞いたディック、レイモンドも何事かとやって来た。

おりしも、明日は塔の周りの森の中を見回りしようかと準備していたところ。
前日がけでGreater Magic WeaponやらMagic Vestmentやらの強化魔法を先ほどかけたばかりだ。
何か侵入者がいてもすぐさま応戦できる。

四人は物音の聞こえた地下の宝物庫がある場所にやってくる。
螺旋階段を下りてくると、そこには四体のFORMIAN。
蟻のような姿をしたOutsiderだ。
エリザベスは異界からの侵略者という夢のお告げを思い返す。

連中は、どうやら井戸から這い出てきたようだった。
とりあえず、井戸は後で封印するとしてまずはFORMIANをどうにかせねばなるまい。
宝物庫の扉を破壊しようとしていたFORMIAN達はPC達に向き直り身構える。
戦闘開始である。

レイモンドがGreater Magic WeaponSpikesのかかったNunchakuで殴り一体を撃破。
しかし、残った三体がDominate Personを使ってきた。
レイモンド、ダンカンが見事に支配されてしまう。
ディックもターゲットになったがHoly Liberatorである彼はimmune to compulsion能力がある。

敵になってしまったレイモンドとダンカンがそれぞれディックとエリザベスを襲う。
しかし、ACの高いディックにレイモンドの攻撃はあたらず、
主人であるエリザベスに対して魂の領域で忠誠心を発揮したのか、攻撃の出目が悪くダンカンの攻撃も当たらない。

ディックはシールドチャージで一体を撃破。
エリザベスはダンカンにDispel MagicをかけてDominate Personを解除する。
レイモンドは自力で我に返っていた。

一方FORMIAN達はまたもやDominate Personを使ってくる。
今度はエリザベスが精神支配されてしまう。
しかし、精神攻撃の効かないディックがいる以上、分はPC側にあった。
猛攻を加えて何とかFORMIAN達を全滅させることに成功した。
どうやら他に敵勢力はいないようだ。
PC達は井戸を封印して、休息をとる事にするのであった。

#さて…
#FORMIAN達は前々からTOWN周辺に潜んでいた。
#以前PC達は彼等のアジト(?)にオラティオの強奪された商品を取り戻す為にのり込んだ事もあった。
#そして最近、TOWNの地下下水道で出会ったことも。

#TOWNの地下下水道にはOutsiderが多くいる。
#それは下水道がTOWNの地下に眠る古代遺跡と繋がっており、
#その古代遺跡にはMAELSTROMが存在しているからだと言われている。

#異次元からの侵略…
#北の北荻達に加え、さらなる脅威がTOWNを、国を、世界を、狙っているようだった。

To be Continued After Episode...

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