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プレイした日:2002年06月30日
参加したPC:ヴァイオレット、シェザリエ、ジゼル、ビトン、ハプサン


冒険商人オラティオは常に新たな交易路を開拓し、チャレンジングな行商を行っていた。
彼と彼のキャラバンは常に冒険の危険と成功の栄光とを手にしてきた。
いち早く砂漠を通り、商売を成功させたかと思えば盗賊団に捕まってみたり。
古い街道を利用して上手く商売をしたかと思えばFORMIANに襲われたり。
……
とにかく、まぁ、オラティオと言う人物は商人として高い才覚を持ち、挑戦することを忘れない、とても不運な人なのだ。

嘗てオラティオはとある事件でアルフレッド、エリザベス、レイモンドに助けて貰ったことがある。
それが縁で今でも塔のメンバーとは懇意にしており、お得意さまにもなっている。
特にアイテムクリエイターのグレッグはいつもお世話になっているようだ。
さて、そんある日オラティオが塔にやって来て言いました。

「これからは海洋貿易ですよ」

それが、一ヶ月前の事。

所でオラティオには娘がおり、名前はティナと言いました。
ティナはオラティオと共に冒険はしておらず、Townに住んでおりました。
そんな、ある日彼女がPC達の所を訪れて言いました。

「父さんが行方不明になってしまったんです」

どうやら相変わらず不幸に見回れて、事件に巻き込まれた様ですね。

さて、Gather Informationしてみると最近幽霊船が現れているという情報を聞ける。
夜になると薄い霧と共に港の外れの沖合に幽霊船が現れるらしい。
しかもどうやらそれはオラティオが海洋貿易で使った船のようだ。
既に街の自警団が調査しに行ったが、何も情報を得られなかったらしい。

PC達は消えたオラティオと彼の仲間(六人いる)を探しだし連れ帰るために幽霊船へと挑む事にする。
夜を待ち、幽霊船が現れるのを待つ。
どのくらい待ったのだろうか、暫くすると辺りに霧が立ちこめ、幽霊船がその姿を現した。
一行は最も勇敢な漁師サムソンの操る小舟で幽霊船へと向かう。
さしたる障害もなく幽霊船に接舷する。
幽霊船は所々傷んではいるが紛れもない実体のある船であった。
ご丁寧なことに甲板から縄梯子が垂れ下がっており乗り込めと言わんばかり。
墓穴にいらずんばゾンビを得ず。
PC達は躊躇無く幽霊船に乗り込んだ。

PC達が全員乗り込むと暫くして幽霊船はゆっくりと動き始めた。
甲板の上には人っ子一人どころか、何も動くモノの気配すらない。
見えざる、何らかの巨大な力によって船は動いている様だった。

とりあえずジゼルがDetect Evilをして邪悪な存在を走査する。
すると、幾つかの邪悪反応を感知した。
船の内部に何か潜んでいるのは間違いなさそうだ。
Listenしてみるとネズミと思わしき何かが走り回る音やいびきがかすかに聞こえてくる。
…いびき?

船は主に前、真ん中、後ろと三つのブロックにわかれいる。
PC達は後ろの方から調べて行く事にする。

へたれマップ

まずはAの部屋に行ってみる。
この部屋の中から、いびきが聞こえてくる。
ゆっくりと扉を開けてみると、中は大きなテーブルが有る部屋だった。
テーブルの上には地図が敷かれており、そしてその上で謎の毛むくじゃら生物がいびきをかいて眠っている。
どうしたモノかと悩むが、他にとりたてて目に付くモノも無いので後回しにする事に。
@の部屋へと向かう。

部屋の中には天蓋付きのベット、その向かいに鏡、奥にクローゼットあった。
壁には幾つかの武器が下げられており少々物々しい。
どうやら船長室の様だった。
シェザリエとビトンが室内に入り、探索する。
とりあえず、鏡が怪しいと言う事で注意してみる。
見ていると、鏡の中に片足がペグで方に緑色のオウムを乗せた男の姿が。
振り返って見るもそこには誰もいない。
と、ベットから何かくぐもった声が聞こえてきた。
カーテンを開け放ってみるとベットの上には骸骨が横たわっていた。
そしてその横にロープで縛られた人が転がっている。
それはどうやらオラティオの部下のエドの様だ。
しかし、ペグレッグの男の姿は無い。
有るのは片足がペグの骸骨とその肩にある鳥の骸。

おそらくは、彼が船長だったのだろう。
もう一度鏡を見てみると、船長らしき姿が鏡から抜け出てきた。
レイスだ。
襲いかかってくる船長。
同時に壁に掛けられていた武器の一つ、カタールが浮かび上がって一緒に襲い来る。
Incorporealである相手に通常の攻撃では苦戦は必至だが、PC達にはクレリックがいる。
ヴァイオレットのTURN UNDEADにより死霊船長は退散してしまう。
ダンシングカタールもその場にカランと落ち、戦闘は終了した。

縛られていたエドを助け出す一行。
とりあえず腹が減っているらしいので持っていたレーションを渡す。
落ち着いたところで、情報を聞き出す一行。
しかし、詳しいことは判らなかった。
ある時突然船が怪しげな霧に包まれ…気が付いたら、ベットの上に骨と一緒に転がされていたらしい。
よくぞ発狂しなかったものだ。
毎回トラブルに巻き込まれて鍛え上げられているのだろう。

一行はエドを連れてBの部屋へと向かう。
ビトンが扉を調べシェザリエが中の音を聞き、異常は認められず、扉を開く。
二人が先行し中に入ると、そこは絵画が飾られた部屋だった。
両側の壁に合計5枚の絵が飾られており、部屋の奥にも一枚の絵がある。
Detect Magicをしてみると6枚の絵から魔法の反応が。
そして一番奥の絵には何かのシンボルと人物が描かれていた。
それはどうやら狂気の神、ザニックの姿のようだった。
と、絵を見ていたビトンの姿が突然消える。
ビトンが気が付くと、何処かパーティの会場の様な場所にいた。

そこはもちろん絵の中であった。
飾られている絵画の内の一つの場面。
杯に毒を盛る男。そしてその杯に酌まれた酒を飲もうとする領主。そんな、絵。
ビトンが見ていると場面は動き出す。
毒の盛られた杯を飲み、血を吐いて絶命する領主。
そして、どこからともなく“GAME OVER”との声が響いた。

ビトンが絵に取り込まれた事に気が付く一行。
何とか助け出そうとあれこれ考えてみるが決定案はない。
もう一度、絵の物語を繰り返し、領主が酒を飲むのを阻止したら何か変わるかもしれないと
絵が動き出すのを待つが反応がない。
考察の末、誰かが取り込まれないと動かないらしいのでハプサンが取り込まれてみることに。
絵の前に立ち、ジッとその絵を見つめるハプサン。
と、ハプサンの姿がその場から消え去った。

絵の中のビトンの横に現れるハプサン。
それと共に動き出す絵の中の物語。
“GAME START!”
再び繰り返される情景。杯に毒を盛る男。その杯をうけとって口に運ぶ領主…。
しかし、領主がその杯に酌まれた酒を口に流し込むよりも早く、
ハプサンの矢が杯を跳ね飛ばす。
ちっと舌打ちして姿をくらます毒を盛った男。
それと同時に、ビトンとハプサンが絵から抜けだしてきた。
今度はGAME CLEARの様だった。

室内にか細い助けを求める声があった。
どうやら、絵に閉じこめられている人間がいるようだった。
だとすればそれはオラティオかその仲間だ。
声が聞こえてきた絵を見つけ、同じ要領で絵に飛び込みゲームをクリアして囚われていたアルバートを助け出す。
とりあえずアルバートはお腹が減っているようだったのでレーションを渡す。

アルバートからもまた大した情報は得られなかった。
一行は改めてAの部屋を探索しに行くことにする。

中では相変わらず毛むくじゃらの生物が高いびきで眠っていた。
テーブルの上の地図にはよく見ると船の置物がおいてあった。
その船は地図上のザニック神のマークの描かれた旗の場所に向かって動いているようだ。
…動いている?
不思議に思いその船の置物に触れると、突然船が大揺れした。
傾き、バランスを失ったものは壁や床に強かに打ち付けられて負傷してしまう。
更に気持ちよく眠っていた毛むくじゃら生物が船の置物の真横をかすめて転がってテーブルの下に落ちる。
ちょっと触れただけでこの騒ぎ。跳ね飛ばされたら、何が起こったものか…。

床に落ちた毛むくじゃら生物が流石に目を覚ます。
PC達も起きあがり、対峙する。
と、突然部屋の奥にジンが現れる。
どうやらこのランプの精のご主人様は床に落ちてる毛むくじゃら生物のようだ。
さらに緊張の高まるPC達。
しかし、話がわかる相手であったため、交渉してとりあえず立ち去ってもらう。
ランプの精と謎の毛むくじゃら生物は立ち去り、後にはPC達一行が残された。

この部屋は@やBの部屋に比べたら安全と言うことで商人達を此処に残して探索を再開する事にする。
彼等にはもし何か危険が起こったらBの部屋の絵の中に逃げ込めと言って一行は梯子を下りて下に向かう。



下の階も同じように三つの部屋があるようだった。
まずは手前のGの部屋から調査する。
この部屋は奥に衣装ダンスが一つあるだけだった。
開けてみると中から衣装ダンスの精が現れる。
色々と衣装を取り出してシェザリエに着てみないと勧める衣装ダンスの精。
しかし、それらの衣装を見てみると…
水を被ったら溶ける素材の服。糸一本引っ張ると脱げる服とよろしくないシロモノばっかりである事に気が付く。
そもそも何処で着替えるのかという話もあるし、結局適当にあしらって部屋から退散する。

次は隣のFの部屋に行く。
中からは何やら話し声が聞こえてきていた。
開けてみると中ではテーブルを囲んで複数の人間がカードゲームに興じていた。
どうやら船員達のようだが…
その中に混じってオラティオの部下の商人、ベンもいた。
PC達が室内はいると、ゲームをしていた六人の船員達が立ち上がった。
だが、よく見てみるとその六人は生者ではない。ゾンビだ。
ゾンビ船員達が襲い来るもTURN UNDEADで撃退する。
灰は灰に、塵は塵に。
ゾンビ達はあっさりと破壊される。

助け出したベンは腹が減っているようなので、レーションを渡す。
上の階のAの部屋で皆と一緒に待っててもらう事にして、PC達はEの部屋に向かう。

扉には“横たわったものだけが通ることが出きる”と記されている。
開けてみると中はDarkvisionをもってしても見通すことの出来ない闇が広がっていた。
とりあえず、そーっとグレートソードを闇の中に入れてみると、何かが勢いよくグレートソードを叩いた。
何らかのトラップが作動しているようだった。
扉のヒントから考えると、下の方は安全のようだ。
グレートソードを上下に動かし調べてみると、やはり下の方ではトラップは発動しないようだ。
ビトンが匍匐前進で突入してみるとダークゾーンはすぐに終わりを告げた。
闇をぬけるとそこには様々な動物の剥製がおかれている場所だった。
そんな剥製の中に一つだけ気ぐるみが混じっていた。
調べてみると中にはオラティオの部下のフレッドが入っていた。
腹が減っているらしいのでレーションをあげ、Aの部屋へと案内する。

船後部の探索を終えた一行は船前部を調べるために甲板へと出る。
と、そこにシージャイアントが現れ一行に謎を問いかけてきた。
海と風とどちらが強いかとの問いに、ジゼルが答えてみせるとシージャイアントは大波あげて去っていった。
その波を浴びてびしょ濡れになりながらもPC達は探索を続ける。

Cの部屋に行くと、部屋の中に天井から垂れ下がった魚のオブジェ、その下に大きな箱が置いてあった。
箱は床に固定されており、側面に覗き穴がある。
またもやジンが潜んでいるのかと思い、声をかけてみると箱の中から反応が。
しかし、なんちゃらの精とかではなさそう。
どうやらオラティオの部下の様だ。
覗き窓から覗くのは危険なので、普通に箱を開けてみる。
すると、やはり中にはオラティオの部下、デイビットが捕まっていた。
助け出し、腹が減っているデイビットにレーションをあげ、Aの部屋へと連れて行く。

一行は反対のDの部屋を調べる事にする。
こちらの扉は扉と言うよりはアーチであり、室内が見える。
しかし、やはりダークゾーンになっており、見えると言っても見え無いも同様である。
更に強力な魔法反応も感知できた。
そこで一行は外にまわって、壁をぶち抜く作戦に出る。
Stone Shapeで壁を動かしDの部屋の“裏口”を開くPC達。
中はがらんとした部屋でとりたてて何もなかった。
闇は扉の前のほんの一空間にしかかかっていなかった。
何もないと判断し、一行は梯子を使い下に下りる。

下に下りると扉が二つあった。
Iの部屋に続く扉を調べようとすると、突然扉が襲いかかってきた。
扉の形態のミミックだ。
さしたる被害もなく撃退し、室内に入る。
中は食堂の様になっており、そこにオラティオの部下のカールが捕まっていた。

Jの部屋も調べるが、こちらは何もなかった。

残るは船中央の下層である。
此処にはDetect Evilの結果EVILの存在がいることが判明している。
一行は気を引き締めて下層へと突入する。
すると、そこには山羊と猫と竜の頭をもつキメラがいた。
…なぜ猫?

下は船倉になっており大小さまざまな箱が散乱している。
それらの間にダイアーラットもうろちょろしていた。
下りてきたPC達に向かってキメラとダイアーラット達が襲いかかってくる。
一行は迎え撃ち、わりとあっさりと撃退する。

行方不明で残るはオラティオ本人のみ。
箱のどれかに入っているのではないかとみんなして捜索する。
しかし、オラティオの姿は無い。
変わりに、少女の頭、胴体、右腕、左腕、右脚、左足が見つかった。
と、言っても人形の、ではあるが。
人形を組み立ててみると、カタカタと動き出した。

彼女はディスティニーアイランドのコンパニオン、エミーと言うらしい。
この船はもうじきディスティニーアイランドに上陸するという。
エミーにオラティオの事を聞いてみると彼もディスティニーアイランドにいるという。
ディスティニーアイランドはザニックがつくった巨大アトラクションパークらしい。
色々とろくでもない趣向を凝らしたアトラクションがあるようだが、客はやってくる様子はない。
当然、湖(と言っても海ほどの広さのある)の孤島では人が来るはずもなく。
そこで、ザニックは来ないなら、連れてくれば良いと結論づけたらしい。
…何とも迷惑な話である。

やがてディスティニーアイランドが見えてきた。
オラティオの部下達は船に残し、PC達とエミーが上陸する。
インフォメーションセンターに行き、オラティオがいる場所を確認する。
オラティオはシンデレラ城に囚われているらしい。
しかし、彼を助け出すには三つの鍵が必要であり、それを手に入れるには三つのアトラクションをクリアせねばならない。
その三つとは、アリスのチェスゲーム、ダークメイズ、メリーゴーランドらしい。

インフォメーションセンターではスクロールが売っていた。
一行は幾つかスクロールを買い込み、まずはアリスのチェスゲームに向かう。

向こうの方で、エレクトリカルスパークパレードの行列が見える。
電撃を放ちながら何やらジャガーノートが行進している様だ。
と、PC達の方に三羽のドードー鳥が駆けてきた。
真っ直ぐにこちらに向かい、襲いかかってくる。
口からBlack Cloudを吐き、Fort STに失敗したものはconfusion状態になってしまう。
ヴァイオレットがSTに失敗して混乱してしまう。
が、ドードー鳥がEvilであったのでProtection from Evilで精神影響を一時的に和らげる。
少々苦戦したものの何とか全部やっつける。

ドードー鳥は幾つか財宝をもっていた。
その中にはは二振りの剣があった。
一つは+1Longsword,Lightで、刀身が輝いてるロングソードだった。
そして、もう一つは+1Greatsword,Intelligent and Lightであった。
インテリジェントソードはなかなか賢く、喋る能力を備えていた。
備えている特殊能力はFeather fall on wielder 3/day
そして剣はCommonに加えAbyssal,Celestial,Infernalの言語を操ることが出来るという。
剣は名乗る、“三界の剣”と。
天界、地上、地獄と何処でも喋ることが出来、上から落ちてもFeather fallが三回使えるお得な剣。
それが、魔剣三界の剣。
……
微妙に凄いんだか、ヘボイんだかわからない剣であった。
とりあえず、Greatsword使いであるビトンが持つことに。

途中、ロードランナーに襲われたりしながら、何とかアリスのチェスゲームに到着。
アトラクションの中にはいると、そこは大きなチェス盤のホールだった。
ホールの向こう側にはチェスのコマが並べられている。
エミーがコンパニオンらしくアトラクションの解説をしてくれる。
相手のキングがもっている鍵を奪い、奥の扉から脱出すれば勝利の様だ。

キングは頭に王冠をのせたモンスターの様だった。
それ以外の駒はちゃんとした(?)チェスの駒である。
エミーの説明ではキング以外の駒は一ラウンドどれか一つだけ、チェスのルールに従って動くという。
しかしキングはその限りでは無いらしい。
そしてPC達も特にチェスのルールに縛られて移動が制限されることは無いようだ。
だが、チェスの駒は強力なHardnessとMagic immunityで破壊するのは困難なようだ。

一通りの説明を聞き、ゲームに挑戦する一行。 
まずは相手のポーンが動く。
チェスの駒は大きく、踏まれたり跳ね飛ばされたりしたらダメージを喰らうことは必至。
敵の駒が移動してこない場所を確保しながらPC達はキングをやっつける為に移動を開始する。
矢による遠距離攻撃が最も有効だが、ポーン達が邪魔でキングを直接狙えない。
そこでヴァイオレットがハプサンにLevitateを使い上からうち下ろす作戦に出る。
ジゼルもそれにならい弓を構え、Levitateをかけてもらう。
ビトンは武器を構えそのままキングへと向かう。
その頃シェザリエはDrink Like a Demonで酒を飲みまくっていた。

上手く位置取りをして射撃を始めるハプサン。
しかし、駒が移動する際ハプサンを跳ね飛ばすような軌道をかいて動く。
まるで悪意ある誰かが動かしてるが如きである。
相手のキングもPC達を殴るために前に出てきた。
ビトン、ヴァイオレットそしてシェザリエが殴りに行きそこにハプサン、ジゼルの矢が飛来する。
全員の攻撃の前にキングが倒れると、他のチェスの駒の動きも止まった。
キングのもっていた鍵を受け取り、また王冠も一応取っておき一行は出口から外にでる。

無事最初のアトラクションをクリアし一つ目の鍵を手に入れることに成功した。
一行は次にダークメイズへとむかう。

途中、ミッキー・ザ・ビック・マウスとミニー・ザ・ビック・マウスと遭遇。
二人はかなり殺る気まんまんで襲いかかってくるが、PC達はわりとあっさりと返り討ちに。

ダークメイズに到着した一行は早速このアトラクションにとりくみ、見事第二の鍵を得る。
そして第三のアトラクション、メリーゴーランドも何とかクリアして最後の鍵も得た。
#プレイ時間がおしていた為、第二、第三のアトラクションは割愛することに

そしてPC達はシンデレラ城へとやって来た。
中を進んでいくと、やがて広いホールに出た。
ホールは円筒形で底にはRed Dragonが、そして天井から檻がつら下がっていた。
PC達が出たのは円柱の真ん中辺りであった。
見下ろせば下にドラゴン、見上げれば檻が見える。
そして檻にはオラティオがとらわれていた。
中空にぶら下がっているオラティオをドラゴンに気が付かれずにどう助けるか一行は悩む。
と、壁に鍵穴があるのを発見する。

一つ目の鍵を使ってみると、音もなく螺旋階段がせり上がっていった。
ビトンが隠密行動で階段を上っていく。
登り切ったところにまた第二の鍵穴。
第二の鍵を使うと、階段から檻までスーっと静かに橋が渡った。

檻の扉を第三の鍵で開き、無事、オラティオを助け出す。
喜ぶオラティオ。

と、向かいの壁が開きその中から三両編成のトロッコが出てきた。
それに従いレールが出てきて、トロッコがゆっくりとレールの上を走り出す。
これは、“乗れ”と言うことであろう。
これは下手に逆らわずに素直に従うべきであろうと、一行はトロッコに乗り込む。
トロッコはゆっくりと加速していき最後のアトラクションがスタートした。

鍾乳洞のような場所を激走するトロッコ。
ブレーキが付いてないことが一寸気になったりするが脱線の心配はなさそうだ。
このまま何事もなくゴールに到着してほしいところだが、もちろんそうは問屋が下ろさない。
後方から、三人のドワーフが乗ったトロッコが追いかけてくる。
ドワーフ達のトロッコの方が速いらしく、激突することは間違いないだろう。
もちろんドワーフ達は殺る気だ。
PC達は迎え撃つ準備をする。

ドワーフ達のトロッコは後方30ft.につけていた。
シェザリエはその距離をジャンプするとトロッコの先頭にいたドワーフにチャージを仕掛ける。
その跳び蹴りの一撃で敵ドワーフその一は吹っ飛ぶ。
二台のトロッコが衝突する前に戦闘の火蓋は切って落とされた。
そしてトロッコが衝突した時には、決着は付いていた。

暫く進むと、レールが二股に分かれているのが見えた。
そして“To Hit 20pt”と書かれた小さな看板が上にある。
どうやらあの看板に20点のダメージを与えないと良くないことが起こる感じだ。
ハプサンが矢を放ち看板に見事に命中させていく。
20点のダメージを与えた段階で、ジャキンとレールの進路が変更された。
変更された路線は安全路線で、もう一方の路線は天井に幾つもの鍾乳石が垂れ下がっているものだった。
もし、そちらに進んでいたら間違いなく鍾乳石が天井から降り注いできたであろう。

やがて分かれた路線が再び一つになる。
そして第二の刺客がやって来た。
今度の敵はBroom fo Flyingに乗った魔女だ。
しかも只の魔法の箒ではない。ロケットターボブースターの付いた超高速型である。
高速移動で併走し、魔法を投射してくる魔女。
PC達も矢で応戦するが、防御魔法で固めた魔女に苦戦する。
しかし、True Strikeを使ったビトンの攻撃が止めとなり何とか魔女を撃墜する。

そしてまた分岐点が見えてきた。
今度は“To Hit 30pt”である。
このままでは、どうやら蜘蛛の巣だらけの路線に突っ込みそうだ。
すぐさま看板を打ち抜いて安全な路線へと進路を変える。

無事通過し、また路線が一つに戻る。
トロッコは段々と加速しており、今やSpeed120ft.になっている。
長い直線の路線となった。
どうやらゴールが近いらしい。
そして、最後の分岐点が見えた。
500ft.程先に“To Hit 40pt”と言う看板が見える。
続いて最後の敵もやって来た。
PC達の走る路線の両側に別の路線が並び、その上を走ってくるトロッコ。
二両編成のトロッコが右と左で二台。それぞれに二人のSpiked Chainを持ったトロールが乗っている。
猛スピードでPC達のトロッコの両側に並ぶと、四体のトロールが襲いかかってきた。
だが、並ぶよりも早く、やっぱりシェザリエが敵のトロッコに飛び移り、トロールの一人に跳び蹴りをかましていた。

ハプサンはトロールの相手を皆に任せ、自らは最後の分岐点を安全な方に変更するべく一人射撃に専念する。
そして皆も分岐の変更はハプサンにまかせ、トロールを迎え撃つ。
Haste Potionを飲んだシェザリエが零距離からチャージを仕掛け続けてフルアタックを繰り出しまずは一体を仕留める。
続いてヴァイオレットと共に二体目のトロールを撃破。
二人はジゼルを援護しにまわる。
敵のトロッコに乗り移り三人がかりでもって三体目を倒す。
一方、同じく敵のトロッコに乗り込んで戦っていたビトンが四体目を倒したところだった。

遠距離にある看板に的確に矢を命中させ何とか安全なルートを確保することに成功したハプサン。
このまま行けば問題ないはずであった。
しかし、トロール達の乗ってきたトロッコの走ってる路線はどうにも安全なルートに行くとは思えない。
と、言うかこの先は出口で外に繋がっているようであったが、
安全な路線以外は途切れていて海に投げ出される様。

慌ててトロール達のトロッコに乗っていた皆が自分たちのに戻る。
しかし、ビトンが数瞬遅れる。
シェザリエが抱きかかえて引っ張ろうとするもののShieldの魔法に弾かれてしまう。

ここで三界の剣が自らの存在をアピールし、落ちても平気だと語りかける。
しかし、ビトンは落ち着いてFly Potionを取り出すと、それを飲んで空を飛んで脱出するのであった。

無事、全てのアトラクションをクリアし一行はディスティニーアイランドの港に到着した。
PC達とオラティオが戻ってきたのを船に残っていた六人が喜んで出迎えた。
そして一行が船に乗ると船はゆっくりとTownに向けて動き出した。

「お楽しみいただけましたでしょうか、また遊びにきてくださいね」

「二度と来るか!」

こうして一行は無事帰還を果たしたのであった。
#なお、書いていないが冒険中景気良くワンドやらスクロールやらポーションやらを使ったために赤字である
#あわれインテリジェンスソード君は売り払われてしまいましたとさ。

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