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プレイした日:2002年06月05日
参加したPC:アルフレッド、ギドバン、クラリオン、シェザリエ、ディック
NPCとして出演:エリザベス、グレッグ


クラリオンはバーバリアン部族へのイニシエーションをしてきていた。
#レベルアップして新たにバーバリアンをマルチクラスしたのだ。
無事部族の一員として認められ、Townへと帰る道の途中、北の砦にさしかかる。
北の砦の裏側には山があり、銅鉱山の入り口があるのだが、そこに何やら穴が空いているのを発見する。
様子を見に行ってみると、地面から何かが動く振動が。
これは何か危険な前触れと、クラリオンは塔の人間にこのことを報告しに行くのであった。

報告を受けてエリザベスは仲間達にそれを調査する様言い、自らはTownへと出向く。
もちろん、北の砦の管理運営をPC達に任せるようにTownの評議会連中と話をつける為である。
#そろそろ北の砦もPC達のものになりそうな感じだ。

結局、評議会からは報酬5000gpで北の砦の異変を調査せよという依頼が下るが、所有権に関しては未回答。
依頼は受けることにするが、エリザベスは根強く交渉を続けるつもりらしくTownに留まる。

北の砦にはアルフレッド、ギドバン、ディックが調査に出向くことになった。
例によってグレッグはアイテム作成で忙しいらしく動けないようだ。
以前北の砦を奪還し、今回の異変を目撃したクラリオンも一緒に行く。
また、グレッグにアイテム作成をして貰っていたシェザリエが偶々塔を訪れており、彼女も同行する事に。

報酬5000gpの半分以上を使って強化系スクロールを買い込むPC達。
#シナリオ開始時点でDMから三発殴って敵を倒せをお題として頂いていたのだ。
準備を整えいざ出発。

とりあえず砦の裏側の銅鉱山入り口近くまでやってくるPC達。
鉱山の入り口ちかくにぽっかりと10ft.程の大きさの穴が空いている。
調べるために近寄る一行。
ディックがTrackするとLarge-size Humanoidの足跡発見。
足跡は鉱山入り口から穴の中に続いている。

と、突然地面の下を何かが移動するのを感知する一行。
そして少し離れた場所に穴が空き、そこからANKHEGが姿を現す。
さらに続けて四体のANKHEGが現れPC達に襲いかかる。
#実際には同時に地上に現れた訳ではないけど、全部で五体いることがDMから提示されました。

まだダンジョンに挑む前と言うことで強化呪文を施していないPC達。
しかし、所詮はCR3のモンスター。
そんなに強くはなく、確実に攻撃を命中させ、次々に倒していく。
酸の攻撃で少々ダメージを受けたものの、大した被害もなくANKHEGを撃退する事ができた。

例によってBull's StrengthEnduranceCat's GraceEagle's Splendorで強化して穴に突入する。
ANKHEGによってほられた穴は結構長く続いており、やがて開けた場所が見えてくる。
その広間に、巨大な何かがいることに気が付く一行。
どうやらANKHEGの親玉らしい。

二体のHuge ANKHEG(番の様だ)の周りには卵まである。
これを放っておけばやがてANKHEGで溢れることになりかねない。
広間に飛び込むと、ANKHEGもこちらに向かって襲いかかってくる。
しかし、以前戦った恐竜とか恐竜とか恐竜とかに比べると大したことはなく
ディックがImproved grabで捕まったりするも3ラウンドで撃破する。
#しかし、倒すのが1ラウンド遅れていたら、ディックは地中へ引きずり込まれるトコだったらしい(^^;

穴は更に奥まで続いていた。
いまだ足跡の主には出会わない。恐らく、この奥にいるのであろう。
卵を処理している間にシェザリエがListenをしてみると、300ft.向こうで何やら話し声が。

……
「まさか、あの様なモノがいるとは」
「どうしたものか」
……
「最近ANKHEGがふえすぎて」
「とにかく様子を見に行こう」
……

二人の人物が何やら話し合っている。
向こうはこちらに気が付いた様子はなく、近づいて来ている。
PC達は広間の影に潜み、恐らく足跡の主であろう者達を不意打ちする。

やって来たのは二人のオウガーメイジだった。
PC達の間合いに入ってもオウガーメイジは気が付かない。
見事不意を打つことに成功し、1ラウンドで二人とも昏倒させる。

倒した二人の内、一人を起こして、尋問を行うPC達。
「殺せ」と強がるオウガーメイジであるが、Intimidateして情報を吐かせる。

彼等は予想通り北荻の先兵でANKHEGを使ってのトンネル作成工事を行っていたらしい。
おそらくオークの軍勢を攻め込ませる道にするつもりだったのだろう。
ここにいる戦力を聞き出すも、もう他にはいないらしい。

そしてPC達は彼等が先ほど話し合っていた“あの様なモノ”について聞き出す。
ANKHEGが祭壇のある墳墓の様なものを掘り当て、祭壇の扉を開いたところ、中に目玉の化け物がいたらしい。
#ビホやんでんがな。
彼等の部下であったところのオーク達が祭壇内にはいると、突然攻撃され、
泡を食ったオウガーメイジ達はオーク達に「食い止めろ!」と命令して撤退
オーク達は石化したり死んだり、分解されたりして全滅したらしい。
目玉の化け物はそこから追いかけてきたりはしなかったようだ。
その場所から動けないのかもしれない。

何かよろしくないモノがいることに悩むPC達。
その隙をついてオウガーメイジはCone of Coldを放ち逃げ出そうとする。
しかし、周りを固めていた一行を振りきれるはずもなく、一撃を食らい絶命する。

今後の方策を話し合おうとする一行。
と、そこに穴の奥から雷鳴が轟く音が聞こえてきた。
顔を見合わせるPC達。
目玉の化け物以外にも何かいる。

ライトソースを必要とせず、隠密無音で機動力に長けるクラリオンが一人先行して様子を見に行く。
すると、奥からガッシャンガッシャンという不可解な足音が。
見れば体から電光をほとばしらせるLarge-sizeな機械の翼に機械の体のケンタウロスが走ってくるではないか。

いそいで引き返すクラリオン。
待っていた皆に機械のケンタウロスがこちらに向かってきている事を伝える。
それを聞いたアルフレッドはKnowledge(The Planes)で思い当たる事があった。
全てが機械仕掛けの異世界からやって来たゼルクハットとう奴ではないかと。
しかし、それ以上の事は判らない。
人間の倍以上のSpeedを誇るそれはすでに間近まで迫っていた。

迎撃態勢を整える一行。
未知の敵を相手に緊張が走る。
突然、空を飛びチャージしてくるゼルクハット。
シェザリエが狙われるも外れ。
アルフレッドが+1Greatswordで斬りつけるがDamage Reductionに阻まれダメージを与えられない。
ならばとギドバンがその怪力で斬りつけるがそれでもDamage Reductionを貫通出来ない。
Greater Magic Weaponが無い以上+2の武器は予備で持ってきているRod of Pythonくらいな物だ。
次のラウンドに取り出そうかと考えるが…
だが、もし+3以上のDamage Reductionを持っていたら?

こうなれば頼みはディックのDivine Featsである。
彼の攻撃を確実に命中させる為にAid Anotherするアルフレッド、クラリオン、シェザリエ。
さらに、今まで幾度となくLarge-sizeクリーチャーをその怪力でねじ伏せてきたギドバンがGlappelを仕掛ける。

Divine ShieldとDivine Mightを使いその盾にエネルギーを導くディック。
ギドバンに組み伏せられたゼルクハットに向けてShield Chargeを仕掛ける!

ぐわしゃ!

その一撃で、ゼルクハットは鉄屑へとかわったのだった。
#それほどHPが高くなかったとは言え、一撃…。みんなダメージが普通じゃないよΣ( ̄□ ̄;)

どうにもその墳墓のようなものは異世界へのポータルでは無いかと考える一行。
また、そこにいた目玉の化け物も、ゼルクハットに殺されたのではなかろうか?
再度クラリオンが先行偵察しに行くと、話の通り穴の途中に墳墓のような物がある場所を見つける。
そーっと覗いてみると、祭壇の扉は開いている。
祭壇の扉の中をやはりこそーりと覗いてみると。

いました。

祭壇の中には、奥の方にもう一枚扉があり、目玉の化け物はそれをにらんでいる。
体から生えている触手の先についている眼がクラリオンの方を見るも攻撃してくるそぶりはない。
一端皆の所に戻るクラリオン。

どうやら目玉の化け物はポータルのガーディアンらしい。
どう対応するかを悩むPC達。
目玉の怪物は危険なモンスターなので放っておく訳にはいかない。
しかし、一方で先ほどのような異界の存在がこちら側に来ないように見張っているのなら下手に倒すわけにもいかない。
たおしたとしたら、ポータルをどうにかせねばならない。
しかし、ポータルをどうにかする方法など詳しく判るはずもない。

色々と悩んだ末、そう言ったことに詳しいグレッグに相談する為にクラリオンとシェザリエが塔に戻る事に。
塔に戻った二人は北の砦の穴の中であったことをかくかくしかじかと説明し知恵を借りる。
しかし、流石に決定的な妙案はなく、とりあえず話かけてみるのが良いのでは、と言う事に。

三日たっても戻らなかったら全滅したと思ってくれと言い残し、北の砦に戻る二人。
一行は再度穴に突入し、墳墓の様な物のある場所まで進む。
祭壇の門の中に入るのは危険なので、そとから目玉の化け物に話しかけるPC達。
すると彼(?)は「やっと待っていた者達が訪れたか…」と深い疲れを帯びた声で応えるのであった。

彼は嘗て人間との戦いに敗れ、このポータルを守るように契約をさせられたと言う。
遙かな過去、彼の主となった魔法使いはこの門を通り異界へと旅だった。
それから彼は永い永い時の中、ただひたすらに命令を守ってきた。
すなわち、祭壇の扉の中に入る者に速やかなる滅びを与える命令を。
しかし、彼はもうこの永遠の盟約を遂行することに疲れたという。
彼はPC達に自分を休ませてくれ、と頼む。
すなわち、殺してくれ、と。

どうやら彼がポータルを睨むことで、ポータルを利用することは出来ない状態になるらしい。
現在、ポータルは機械の世界と繋がっているも、彼が睨んでいることにより行き来出来ない状態にあるようだ。
ゼルクハットは彼がオーク達と戦っている隙をついてポータルを抜けこちらの世界に来たようだ。

PC達は彼の望みを叶えようと考えるが、彼が死ねばポータルが野放し状態になり、それは望む事態ではない。
しかし、彼の足下にある六分儀を使えばポータルの接続先を別のプレーンに変えることが出来るという。

祭壇の扉の中に入れば、彼は契約にしたがい、入ってきた者を攻撃せねばならない。
そして、六分儀を操作するには祭壇の扉の中に入らねばならい。
また、彼に永い安らぎをもたらすためにも扉の中に入らねばならい。
#扉の外からの攻撃は強力なフィールドによってはじかれる。

PC達は出来うる限りの強化呪文を施し、彼と戦う準備を整える。
#最初のラウンドはビホやんは奥をむいてるのでAntimagic Fieldでこちらの魔法を無力化されない。
#1ラウンド目、というか、ビホやんに攻撃される前に倒さないと、死ぬ。かなり死ぬ。

そして戦いが始まる。

まずクラリオンが飛び込み矢を放つが、全て外れ。
さい先が悪い…が
次にヘイストブーツを起動してから飛び込んだアルフレッドがまずKiダメージで最大値の一撃をたたきこむ。
続いての二撃目が決着を着けた。
クリティカルヒット、Increased MultiplierによるGreatswordの三倍ダメージ!

「みごとだ…、これでやっと休める…」

満足そうな笑みを浮かべて、彼は滅び去っていくのだった。

目玉の化け物を倒した一行は急いでポータルの接続先を変更する。
とりあえずSt.Cuthbart神のあらせられる世界に繋いでおくことにする。
向こうの世界のポータルとの波長が合わなければ行き来する事は難しいし、とりあえずは一安心。

PC達は六分儀とオウガーメイジや目玉の化け物が持っていた財宝を回収して塔へと帰還するのであった。
#ANKHEGの開けた穴や銅鉱山、ポータルのある墳墓はExpertを雇い入れて本格的に封鎖工事を行うことにした。
#Expertへの報酬は今回の冒険で見つけた50,000cpが支払われる事になった。

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