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プレイした日:2002年06月02日
参加したPC:エリザベス、ギドバン、グレッグ、ディック、レベッカ


昔々…
Dragon Lake Townにアルフレッド、エリザベス、レイモンドという三人の若者がいた。
彼等は嘗てゴブリン共にさらわれたユニコーンを救出するために名乗りを上げ、見事それを成功させた。
また、鉱山でオーク共に捕まったドワーフ達も救出した。
変人の魔法使いの頼みを聞いて霊廟から古い衣類の破片を持ち帰ったり
古い遺跡の財宝を発見したり
襲われたキャラバンを救出したり
そして、オーク共に占拠されたドワーフの殿堂を開放したりした。
その後三人はカーン、ギドバン、グレック、ディック、レベッカ等と知り合い
湖の小島にある神殿に封印されたブラックドラゴンの復活を阻止する冒険を成し遂げた。
彼等はヒーローとしてTownで間違いなく名声を高めていったのだ。

彼等の実力をTownの評議会は高く評価し歓迎した。
そして、同時に恐れもした。

ある時、評議会は街から一日離れた所にある、オークに占拠された塔を取り返す依頼を彼等に頼んだ。
その依頼の報酬は塔そのもの。塔の所有権である。
北方のオークの軍勢が侵攻してきている現在、街の防衛強化は必須。
そして、塔は防衛線の一端。
評議会は彼等に街の防衛の先陣を任せるつもりだったのだ。
手元に置くには危険な力。だが、その力は街の為に…。それが評議会の考えだった。

塔を取り戻した彼等は、評議会の思惑を知りつつも塔を拠点に冒険を続けた。
さらなる冒険を重ね、多くの名声を得た彼等はいつしか“塔の英雄達”と言われるようになった。

そんなある時、Townから一日離れた場所にあるオークに占拠された北の砦を奪還してほしいとの依頼があった。
何処かで聞いた話であるが、その時塔にいたのはグレッグだけで、しかも彼はマジックアイテム作成で忙しかった。
そこで、たまたまその場に居合わせたクラリオン、シェザリエ、ハプサン、ビトンの四人がその依頼を受けた。
特殊部隊よろしく四人は潜入隠密掃討戦を展開し見事オーク達を撃退する事に成功した。
この時の報酬はお金で砦はTownの管理下のもと放置されることになった。

様々な冒険があった。
しかし、それはまた別のお話である。
話を現在に進めよう...


エリザベスはTownのゴーイン男爵に呼び出されていた。
何でも西の方の湖沼地帯で人が行方不明になる事件が起きているという。
青白い光の目撃例もあり危険なモンスターが関わってると見て塔の人間に依頼したいという訳である。
報酬は1000gp。
しかしここでエリザベスは報酬に北の砦を要求する。
言葉に詰まるゴーイン男爵だが、エリザベスの強気の態度の前に検討することを約束する。

早速情報収集を開始するとどうやらすでに10人前後いなくなっているらしい。
集めた情報から、青白い光の正体はWILL-O'-WISPか何かのUndeadではないかと検討をつけるグレッグ。
Townではこれ以上詳しい情報は得られないとみて西の湖沼地帯の近くの村に向けて出発する。

村までは三日の道のり。
初日は何事もなく過ぎたが、二日目の朝、エンカウントが発生。
明け方、南の空から何かが飛んでくる。
緑色の翼竜の様なモンスター、その上にオークが乗っている。
北荻の偵察部隊だろうと見て取った一行は素早く迎撃態勢を整える。
Sonic FireballSilenceさらにはEnavationまで飛び出して、矢による集中砲火であっという間に撃退する。
その後は何事もなく村に到着した。

村の長老に早速最近起きている事件について尋ねる。
やはり湖沼地帯に謎の青白い光がみえ、村人が5人行方不明になっていると言う。
旅人もあるいは行方不明になっているかも知れないから、実際いなくなった人数はその倍であろう。

行方不明になっているのは湖沼地帯で漁をしている漁師らしい。
目撃したのも同じく漁師だ。
また、昔魔術師が住んでいた古い塔があるという話を聞く。
一行は別の村の村一番の勇敢な漁師サムソンの友人だか親戚だからしい勇敢な漁師に船を操ってもらい湖沼地帯に出向く。

まずは、その塔を調べようとする一行。
はたして小さな島に崩れ去った塔の跡があった。
レベッカが一人上陸して調べに行く。

島や塔の中には誰もいない。
塔の床を調べてみると隠された穴を発見。
床を開けてみると、暗い地下室があるようだった。
中から酷い腐臭が漂ってくる。見てみると人の死体がある。

PC全員塔までやって来て、とりあえずレベッカが地下に下りて調査を続ける。
地下室には全部で四人の死体があった。
衣類や村で聞いた行方不明の人の人相風体から、この死体は村人達の様だった。
死体を調べてみると何やらただれている。
グレックが地下室に下りてAlchemyで調べてみると酸で溶かされたものだと判る。

ここでPC達は死んだ村人達を蘇生させるかどうか悩む。
エリザベスがRaise Deadを使えば蘇らせることは可能だ。
しかし、Material ComponentのDaiamondに500gpかかる。
もし蘇生させれば蘇生した人の借金となる。500gpは村人にとっては一生の借金となる。
いや、一生所か親子三代に渡る借金になりかねない。
さらに、一番ふるい死体は十日ほど前の死体で、蘇生させられない可能性がある。
結局、色々と禍根が残りそうなので蘇生を行うことは止めにする。

一方、塔の周りをTrackしたディックが足跡を発見する。
足跡は塔から離れ島の端で消えていた。
足跡の形状からMedium-Sizeの何者かであることは判明するもそれ以上は不明。

とりあえず村に戻りSpeak with Deadで死んだ村人から情報を聞く。
どうやら湖沼地帯で青白い光を目撃し、不思議に思って見に行ったらいきなり殺されたらしい。
結局、湖沼地帯に潜む人を襲っているモノの正体は分からない。

翌日。
一行は未だ見つかっていないもう一人の村人の人相風体を詳しく聞き出しHelping Handを使って探し出すことにする。
目的の村人の息子の操る船に乗って湖沼地帯へと出てゆくPC達。
湖沼地帯では昨日は見なかった蝙蝠達が一行を見ている。
手の導きにより小さな島にたどり着くも、少年の様子がどうもおかしい。
どうやらCharm Personで操られている様だ。
何かの罠!
そして、蝙蝠達は今だPC達を監視するように見ている。

兎に角少年にかけられているCharm Personを解除する。
と、突然Fireballが飛んでくる。
しかし、奇襲を警戒していたグレッグがそれをカウンターして打ち消す。
だがさらにAcid Fireballが一行を襲う。
巻き込まれ、少年が死亡する。
島の中に見えた人影にFireballを撃ち込むが、どうやら行方不明だった村人の様。

声も姿も見えない敵に一方的にやられるPC達。
腹いせに使い魔らしい蝙蝠を攻撃してみたり。
それは敵のAnimal Companionらしく2匹を仕留める。
そこへIce Stormが炸裂し続けざまにChain LightningがPC達を襲う。
敵はImproved Invisibilityを使っている上にHaste状態だ。
しかし、今まではSilent Spellだったが、Chain Lightningだけは呪文の詠唱が聞こえた。
Listenするとどうやら敵は上空100ft.にいる様だ。

怒濤の攻撃でボロボロになったPC達。
とにかく敵の魔法攻撃を防ぐ目的でグレッグがMinor Globe of Invulnerabilityをキャストする。
そしてエリザベスがHealing Circleを使い皆を回復する。

敵はGhost Soudを使い自分の位置をカモフラージュしてからFirballを放つもMinor Globeで無効化される。
その間にグレッグはエリザベスにInvisibility PurgeTrue Seeingをかけてもらい、自身は透明化する。
そして、上空190ft.の位置にいる肩に使い魔の蝙蝠を乗せた敵魔法使いを発見した。
Dispel Magicを直接放ったのではギリギリ届かないと判断したグレッグはエリア指定でこれを放つ。
しかし、これは敵のEndure Elementsを打ち消すにとどまる。

敵魔法使いはレベッカに向けてMelf's Acid Arrowを放つもこれを外す。
ほとんどの呪文を使い果たし、それでもPC達を倒せなかった敵は今日は日が悪いとみて逃走を決める。
逃げる敵に対してSonic Fireballや矢を放ち多少は手傷を負わせるも、結局逃げられてしまう。

#ここでDM、サブDM、ボギーが別部屋にうつり今後の作戦会議。
#プレイヤー達も今後どうするか対応を練る。
#DM達はトロールに変身してPC達の寝込みを襲う作戦を考えるが、PC達は追跡をするもよう。

Flyの呪文で逃げ出した敵魔法使いそのものを追跡するのは不可能だが、彼のコンパニオンの蝙蝠ならどうにかなるはず。
幸いまだ視界内に蝙蝠を発見し、それを追いかけるPC達。
船を操っていた少年が死んでしまったので自分たちで船を操り何とか追跡を行う。
やがて、小さな島にある洞窟に蝙蝠が入っていくのを目撃する。

レベッカが先行偵察に出る。
HideしてMove Silentlyで洞窟に近づくレベッカ。
一方、敵魔法使いも蝙蝠からPC達の接近を知っていた。
HideしてMove Silentlyで洞窟の入り口に様子を見に行く敵魔法使い。
お互い、気が付かぬまま、洞窟入り口でばったりと出会う。

遭遇戦は敵魔法使いが先手を取った。
HasteをSilent Spellで唱えさらにMagic MissileもSilent Spellで撃ってくる。
五本の魔法の矢に撃たれ負傷するレベッカ。
仲間に敵がいたことを叫んで伝えつつ、Heward's Handy HaversackからHaste Potionを取り出して飲む。
さらに続けてQuaal's Feather Token(Whip)を取り出して敵に向けて使う。

現れた魔法の鞭が敵魔法使いを襲うも外れ。
敵は距離をとってからMelf's Acid Arrowを放つ。
しかし、あらかじめかけてあったEndure Elements Acidがそのダメージを軽減する。
このままの展開ではじり貧なレベッカはGrappleして敵魔法使いを取り押さえる作戦に出る。
非力なレベッカだったが、敵も同じく力が弱く、取り押さえることに成功。
何とかPinにまで持っていこうとするもそれは阻止されてしまう。
だが、そこで魔法の鞭がレベッカに加勢するべく襲いかかり、敵魔法使いをGrappleする。
そうして取り押さえるのを鞭にまかせ、レベッカはここぞとばかりに容赦なくSneak Attackを叩き込む。
馬乗りになってパンチをゲシゲシと叩き込み、ノックダウンさせるのであった。

結局、湖沼地帯での事件を起こしていたのはこの魔法使いだった。
彼はNeutral EvilのDruid/Rangerでもあり、彼のFavored enemyはHumanというろくでもない奴だった。
Dancing Lightsで人を誘い込んでは殺していたらしい。
一行はこの男を断罪し、戦闘に巻き込まれて死んでしまった少年を蘇生させてからTownへと帰還するのであった。

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