<<戻る



プレイした日:2002年05月19日
参加したPC:キース、ギドバン、ディック、レベッカ


TOWNの酒場でくつろいでいるディックとレベッカの所に一人の少女がやってくる。
彼女の名はアリエラ。ディックの友人のkord神の僧侶ロベルトの妹である。
なんでも、行方不明になった兄を捜しているという。二人は彼女に協力してロベルトを探すことに。

一方、別の酒場で飲んでいるキースの所には、知り合いの戦士バーリスがやってくる。
ここ数週間の間、街では連続殺人事件が起こっていた。そして、その犯人に賞金がかかったと言う。
一緒に組んで儲けようと持ちかけるバーリスだったが、どっちが早く犯人を捕まえられるか賭けて勝負することに。

一方、街の自警団署に連続殺人事件の容疑者が捕まっていた。
捕まった人物はギドバンである。もちろん冤罪だ。
昨夜、たまたま事件現場に遭遇し、駆けつけた自警団のエリート部隊に怪しい奴という事でつかまったのだ。
被害者は何れも強力な力で殴り殺されているし、なによりハーフオークなのでかなり疑われている。
しかし、結局証拠もないし、身元も保証されたので、無事釈放される。

キースのいる酒場にやってくるギドバン、とその後ろにいる何やらギドバンを尾行している女性。
キースとギドバンが話している間も、二人の方をジッと見ている。いや、主にキースの方に熱い視線をむけている。
と、言うのも尾行している女性に気が付いたキースがBluffで誘惑するもんだからひっかかっちゃたんだが。
どうやら彼女、名前をチェルシーといって自警団の人のよう。
ギドバンをこっそり見張ってしっぽを掴むのが仕事のようだったが、いまや堂々とみはっていたり。

一方、ロベルトの捜索をするディック、レベッカ、アリエラ。
酒場でロベルトが自警団長のゾルエイを見張ってた、という情報を得たり。
彼が仕事に使っていた神殿の部屋で他人の魂を奪う短剣と奪った魂を納める壺に関して書かれた本を発見したり。
さらに、最近起こっている連続殺人事件で色々悩んでいたようだ、とか聞いたり。
自警団長のゾルエイに話を聞きに入ったりもしたのだが。
どうにも行方を示す手がかりはつかめない。
兎も角、ここ数週間の間続いている連続殺人事件に関係ありそうな事だけは判明した。

夜の帳が下りた頃、連続殺人犯を求めて街にくり出すキース、ギドバン、チェルシーの三人組とディック、レベッカの二人組。
酔っぱらいの喧嘩に巻き込まれたりしながら、街を徘徊すると路上に倒れている人影が。
駆け寄る三人組。と、向こうから四人の人影が。どうやらゾルエイ団長直属の精鋭部隊たるエリート自警団部隊だ。
倒れている人はもう死んでいて、やり口から例の連続殺人犯のしわざの様だ。
現場にいたことでまたも怪しまれるギドバン。
だが、一緒にいたチェルシーがずっと行動を共にしていたが怪しいところはなかったと弁護する。
しかし、自警団員と一緒にいれば誰だって怪しいことはすまい…。まぁもとより冤罪だが。
一方二組の方も暫く後に別の現場に遭遇。そして現れるエリート自警団部隊。
不信感を募らせるレベッカは自警団署までエリート自警団部隊を尾行、署の中を調べてみることに。
するとそこには無駄なおしゃべり一つせず部屋で待機しているエリート自警団員たちの姿が。
そのあまりにも不気味な雰囲気にますます不信感を深めるレベッカ。
そうこうする内に彼等の謎の探知能力で見つかってしまう。
しかし、透明化していた彼女の正確な場所までは判らないらしく、急いでその場を離れた。

それぞれ夜の散歩を終えて宿屋にて合流するPC達。
お互い情報交換し、明らかに互いの事件が関連していることから行動を共にすることに。
翌日、ロベルトの行方を掴むため秘密兵器が投入される。Helping Handのスクロールである。
手がくるくると回り出すと、2時間ほどで一方を指し示した。
その2時間の間にPC達の所へ来ていたアリエラとチェルシーを残してHelping Handの導きに従ってロベルトを探す。
そして、手が行き着いた先は神殿の死体安置所だった。
何故か別人の名前と顔の死体を指すHelping Hand。自警団エリート部隊隊員のはずのその男はしかしロベルトだった。
なんと、変装させられていたのだ。しかし、一体何故?

チェルシーに話を聞こうと戻ってみると何故か彼女一人しかいない。
聞けば、ロベルトが迎えに来たと言うではないか。
それはやばいと言う事でまたも投入されるHelping Handスクロール。10分足らずでアリエラの位置をみつけると、急行する。
そこはアリエラの家だった。ノックをすると中から彼女の声。どうやら無事のようだが…。
彼女に続いて家の中に入っていくPC達。はたしてロベルトを名乗る人物は何者なのか?
油断は出来ぬとDetect Evilを使うディック。と、彼等の背後に透明化した邪悪な者がいる!
たちまち走る緊張。そして戦闘の火蓋が切って落とされる。
corn of coldを放ち姿を見せる敵、その姿Orge Mage。こいつこそが連続殺人事件の犯人だ。
そして、やはりと言うべきかロベルトの姿をした者も襲いかかってくる。
だが、この世間を騒がせた恐るべき殺人鬼も技のデパートキースのくり出す多彩なコンボの前に30秒も保たずに沈んでゆく。
ロベルトの姿をした者も倒される。と、その姿が見る見る変わるではないか。正体はDoppelgangerだったのだ。

真実を知り失意するアリエラ。だが、彼女は強く自暴自棄になるようなことはなかった。
そうこうしているうちにやってくる自警団のエリート部隊が四人。
どうやら殺人犯の死体を回収に来たようだ。
まわりに誰もいないと思いこみ、不穏な事を口走る怪しい自警団員達。
だが、そこに飛び出すPC達。もはや疑う余地もなく奴らは敵だ。
戦闘の末、一人を捕らえ尋問するとやはりゾルエイが黒幕らしい。
魂をため込む邪悪な魔法の壺ソウル・ポッドがゾルエイの屋敷にあるとの事で、まずはこれを回収しに行くPC達。
家宅捜査の段取りなんて後回しだ。さすが、PC四人中、三人がCHAOTIC GOODの事だけはある。

二階建ての屋敷の一階部分を隈無く捜査すると、地下への階段発見。
さらに地下室の隠しドアを進んだ先に待ち受ける二匹のマンティコア。
これを撃退しさらに進むと、邪悪な神殿が!そして祭壇の上にソウル・ポッド!
無事に回収し、さらに調査を進めると二階の図書室で邪教の書、書斎で謎の指令書など、悪の証拠をビジバシ発見。
だが、他人の魂を刈り取る魔法の短刀ソウル・スティールは見つからない。
どうやらゾルエイが持っている様だ。自警団署に殴り込みだ!

バーンと扉を開けて団長室に詰め入るPC達。
数々の証拠を突きつけられたゾルエイは死人に口なしと襲いかかってくる。
実は、ロベルトもゾルエイが怪しいと気が付き詰め寄ったのだが、逆に殺されてしまったのだ。
自警団員(その正体はドッペルゲンガー)も乱入して狭い室内での大混戦。
しかし、勝負は割合あっさりとPC達の勝利に終わる。

こうして諸悪の根元を倒したPC達は、事の真相を神殿やTOWNの評議会に報告し帰路につくのであった。

なお、アリエラはディックが後見人となりKordの神殿の修道院に入ることとなった。

<<戻る